Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

大人のおもちゃ第2弾、ハッドキ!

2012年08月15日 22時31分30秒 | Weblog

2012年7月22日

その会社は、農業漁業の厳しい労働を軽減したいという思いから、山岡孫吉により、1912年・明治45年 山岡発動機工作所として創業開始。

ガス発動機と吸引式ガス発動機を販売~大正10に年に商標を『ヤンマー』とし、横型石油発動機を完成したという。
ちなみにヤン坊マー坊天気予報は、僕と同じく昭和34年の提供開始。

創業からちょうど、100年目に当たる今年、グランメッセにて最新式の農機展示会があった



機械好きなので、とりあえず行ってみようか~で足止めされたのは、玄関前広場の『クラシックエンジン実演中!』のテントだった

オヤジたちがデフコン始動の『シュッポン・シュッポン、シュッ・ポン・ポン・ポン~』の音に引き寄せられて、大勢集まっていた




アチコチで『懐かしか~。太かな~。』の声が聞こえる
これが、まさに『大人のオモチャや』というか、じいちゃんが多い。
『じいちゃんのオモチャや
それもそのはず、展示の発動機はどれも昭和初期~じいちゃんが青年時代に活躍したものばかり。




水冷式のタンク口には卵がのせられ、ゆで卵中
でも、なんか油臭そう
子どもの頃は、面白がってその辺の葉っぱを茹でていたものだ




型式までは調査しなかったが、今回はどれもヤンマーに限った展示品だった。
『当たり前ヤンマ




コレコレ中にクランクシャフトがあるカバーを開けると、シャフトの水平運動が、回転運動に替えられているクランクの様子がリアルに分かる



デカイ





吸気・排気の弁の動きを見ているのも飽きない~
その昔、小学生の頃、我が家の発動機に魅せられて機械に興味を持ったのも、この理解しやすい動きの仕組みだった



馬力と言っても、どれも5~16馬力くらい
その時の回転数が1分間に600回転で5馬力程度
だいたいの排気量は1000cc程度だった。
今のガソリンエンジンと比べると、15分の1位かな

 

さて、グランメッセの中に入ると、たくさんの最新式農機類が展示販売されていたが、そこにもやっぱり創業に至った発動機の紹介があった





右の広告の様に、当時は河川から水田の水稲に水をくみ上げる揚水機(ヨウスイキ)としての利用が多かったようです
確かに、子どもの頃は干ばつになると、川のアチコチでバーチカルポンプを動かしているハッドキが見られ、下校途中見て帰っていました

また、稲刈り前には小学校のグラウンドに『籾すり機』が並べられて、単位で共同購入してある籾すり機が何十台も並べられ、性能検査が行われていました。
子どもたちは『うちの父ちゃんが来ている』とか言って、はしゃいでいました。その頃も、こんな発動機が活躍していました。
昭和40年代の頃です。

 

機械遺産ってあるのを知ってビックリ
そもそもディーゼルエンジンは、1892年、ドイツのルドルフ・ディーゼルさんにより発明されたもので、ピストンシリンダーが縦型のデカイもの。
それが海を渡ってわずか30年後の1921年には、小型の『横型石油発動機』が山岡発動機工作所(同年:ヤンマー)により発表された
そんな開発者の感動の秘話が映像で流されていました


 

や~、暑いときに開発者たちの熱い情熱を感じました
~素晴らしき開発者たち
いや~見応えありました

これは、大人のオモチャ第1弾 の紹介
http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/fdf2ad39d9811421fca9e634e4e5beb1

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龍掴大波宝珠之図③

2012年08月06日 00時34分18秒 | Weblog

2012年7月16日

世間は海の日で休みか~こちらは産みの苦しみを続けている~

だんだんと、細部の調整になってきて、出る屑も少なくなってきた


 


 

いよいよ彫刻刀を置くことにした
さて、仕上げの磨きの行程~
植物のトクサのギザギザで磨いて見ることにした。
ちゃんと磨け、サンドペーパーの500番くらいの仕上がりを得た。


 

龍の、鼻の穴にも突っ込んで綺麗に



サンドペーパー150番の後、トクサで磨いた





表面がなめらかになると、なんだか雰囲気が違ってくるから面白い





磨きも、力を入れすぎると、このとおり、ポロッと欠けた



数カ所の欠けたヶ所を、木工ボンドで接着



7月22日
磨きも、接着補修も固まった~いよいよ完成するぞ~
鼻の穴や狭い溝に入り込んだ、磨き屑を自転車の空気入れの風圧で掃き出す




全体的には刷毛で埃を払った~





同日、午後
風もなく、天気もまずまず、チャンス到来
塗料は油性木工用の無色にした


 

面積が小さいので、サッ・サッと塗り上げた



細部の塗り残しは無いか無しよっしゃ~完成








夕方には完全に乾燥して、ルンルン気分で室内に招き入れた~
妻いわく『わーっ気色悪りい~私が蛇が大嫌いて知ってて、
龍を彫るとね~家に絶対置かんでよ

小さな声で『蛇じゃなく、龍だし~それが感想かいおまえなんか、龍に喰って貰えガブッガブッ、ぷっ




光の当たり具合で、ホウノキの色が変化します~
なかなか良い眺めですが、苦労の作品が捨てられると大変だから、実家に置くことにします

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龍掴大波宝珠之図②

2012年08月04日 11時18分34秒 | Weblog

2012年7月1日

日曜日はゆっくり寝ていたいのもあるけど、目が覚めてしまう

さて、彫りの作業は、気まぐれと言えば気まぐれ的に、波から角、爪へと、アチコチのヶ所に飛んでしまう
でも、
目となれば、ハマリという気持ちのテンションが必要となる
こんな小さな目であれば、微細な神経集中が必要となる
故に、朝一が失敗が少ない

眉間にシワ寄せて、遠くに漂う宝珠を狙う鋭い目を彫りたいのだ



目が一段落したら、またあちこちに手を入れる。



鱗にはまだ手を着けていないが、体を曲げた圧縮部分は密になり、伸びた方は粗か間延びの形になるのかななどと思いながら下書き



夜になれば、部屋に持ち込んで、寝る前に眺める
オカシイ所を見つける、あら探しの時間だ



7月8日

だいたい一週間おきの作業
これは、浮き彫りの底面の平彫り
カンナがかけられるなら楽な作業だが、狭い空間の底を平らに削り出すのは難しい
1円玉くらいの大きさをノミで削り、その隣で同じように削り、接線をだんだんつなげて同じ高さに削り、広い平面に仕上げる。
楽をしようと、浮き彫り部分を支点にして、変にこねたりすると、負担がかかった材がポキッと折れてしまう




この日も室内の食卓での作業のため、削り屑は掃除機で吸い込みながら行った



龍の髭は浮き彫りにしないと仕方ないが、髭の丸みを出すために、髭の太さで、くびれを入れることにした



目の前の焼酎を、飲み飲み~という訳にはいかない

 

7月14日

宝珠の彫りだしと、波の細部のヒダの彫りだし

 

後ろ足の踵辺りに生える、棘の彫りだし(本当に棘があるのか



遠くの富士山と、遠くの波 なかなか距離感があって良いと思う



蛇腹の彫りだし~なあ~んか、蛇の生臭さが臭ってきそう



宝珠を指さす指のアップ~この後、爪を研ぐ~ポキッと行きそう



問題の鱗(ウロコ)~どうしようかと、さんざん悩んだが、やはり、リアルを追求した
とりあえず、1枚、1枚をウロコ状にに菱形を並べるが、どうもしっくり来ない




そこで、1枚ごとのウロコに凹を彫って、立体の厚みを出すことにした



ひたすら、1枚、1枚







ひたすら彫るも、結局、この菱形は後で全部やり直す事になる



食後の夜も、テーブルの上で彫り続ける



やり直したのは、この扇形に変えたこと。この方がなんとなくリアル感があって、菱形から扇型にやり直した



枝分かれした一番細い角が、ポキッと折れた
接着するまで無くさないように、別にして取っておく






とりあえず、夜な夜なの反省会



就寝前に、夜な夜な、羊ではなく鱗の数を数えてみた 大小、半形合わせて、なんと410枚もあった。きついわけだ



 

完成までもう少し~続きは後日アップします

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龍掴大波宝珠之図①

2012年08月01日 00時45分35秒 | Weblog

2012年6月2日

単身赴任が終わるとともに、すっかり遠のいていた彫刻。
自宅に落ち着いてからずっと、五木村の大工・上村工務店の上村栄光さんからもらった、せっかくの”朴の木(ホウノキ)”に、何を彫ろうかと考えてはいた
辰年だから、龍にするか~とは、なんとなく考えていたが、ややこしい彫刻になる心配も先にあった

板の大きさは、31cm×70の面長の変形。
これに、どの様に龍を浮かばせるか

 

いろいろな構図を試し書きし、龍が大波に浮かぶ宝珠(ホウジュ)を掴むとするところに落ち着いてきた

宝珠とは、正式には如意宝珠(にょいほうじゅ:チンターマニ)で、仏教において様々な霊験を表すとされる宝の珠のことで、神社の手すり柱や、橋の欄干に乗っている桃みたいなアレです。

神奈川沖波裏の構図を参考に、富士山も波間に浮かばせました。
龍は、すでに1個の宝珠を左足に掴んでいるのに、大波に浮かぶ宝珠を、さらに狙っている”ちょっと欲深い”図としました。

紙に描いたものを、鉛筆で板に模写します
鉛筆の線はすぐに削り取るので、ざっとで良いのです。


 

デッサンの課程での宝珠は、右手や左手にあったりしましたが、『もうひとつ欲しい~アレも取るぞ』と左指先で波間の宝珠を指ささせるため、左足に1個掴ませることにしました。



2012年6月10日

さて、今日はいよいよ入刀です。
良く研いだノミで大波を彫っていきます。
この波の彫り方は、以前の作品で試していました。

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/896ab3537c60f273b226ff4f12cd9f33




龍の際に沿って垂直にノミを入れて、先割れ防止をして、浮き彫り状態にしていきます



左足で、宝珠を掴んでいる所です。ざっと宝珠(タマ)を彫り出します。



蛇の腹みたいな、”蛇腹”です



2012年6月16~17日

今年の梅雨は長雨の大雨です。
駐車場の車を出し、そこにシートを敷いての彫りです。



背鰭と体のねじれを考えて、△の形をだんだんと変えます。



角は鹿の角を参考にしましたが、ポキッと折れるために、浮き彫りになってしまいます。




これは何かと言うと、龍の曲がった腹の部分が、波にポチャッと着いて波飛沫を上げている所です(距離感を出したつもり)




龍の右後ろ足ですが、腹の向こう側になります。
(いろいろ調べましたが、龍はだいたい4本足でした




面取りには、ノミではつるよりも、チョウナではつる方が早いです。
ちなみにこのチョウナも手作りです。(以前、ブログで紹介済み)


http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/bbb5591431a220133464ac8b5fcbb220



窪んだ平面はノミでないと彫れません。




2012年6月24日

結婚式やなんやらでやっとの日曜彫刻
また大雨で、駐車場の中にも流れ込んできますが、気にしている時間はありません。
波は大胆に彫ります。
異常な形の波に見えますが、サーファーが喜ぶハワイの北沿岸の大波は、360度の粘性があるようなドームが実際あります
その大波に翻弄される宝珠が揺れています


 

津波の番組で勉強できましたが、波は運動エネルギーの伝わりです。
シーツを旗めかすように、水の位置はその場にあり、エネルギーが伝わって水面が変形させられ、とうとう慣性の法則を突き破るエネルギーが勝ったときに水面は大きな変形(大波)をして、ちぎれ、重力により崩されます
その運動エネルギーが伝わる助走的な所が、このなだらかに見える部分です。でも、まさしくここがバネに矯められるエネルギーの軋轢が聞こえて来そうな所です。
その恐ろしくも、なめらかで綺麗な波の走りを、ヤリガンナでシュル・シュルと削り出します。
ちなみにこのヤリガンナも手作りです。(以前、ブログで紹介済み)


http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/dd6bc6a24ccc549ff02771942cd02e60




さて、延ばし延ばしにしていた龍の顔に手を着けないわけにはいきません
以前の立体的な龍と違い、今度のは浮き彫り的です。
でも、立体感は出さねばなりません。

http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/0b3a5407b04250d958f9a1fd9617af48


 

ともかく龍には髭が描かれています。これが面倒でもあります



それに、鼻が大きい~まあ、架空の龍ですので、どうでも良いのですが、小さな鼻の龍は”なんかオカシイ~”と、縁のない人にも既に刷り込まれているのが現実です。

 

筋肉龍龍の左手で、指先は波に揺れる宝珠を指しています 





2012年6月30日

阿蘇や大分では、人的災害も出ているというのに、申し訳ない思いで早朝から没頭
ノミやゲンノウを振るうことも少なくなったので、屋内の食卓の上での作業とした(妻に叱られるの覚悟



以前から気になっていた、富士山の位置
ホウノ木の木の色が白く変わるのを富士山の山頂付近と考えていたが、右の波頭とのバランスが悪く遠近感がオカシイ
そこで、波頭の下に覗くような位置に下ろす事にした





そして、たなびく薄い雲を浮かばせ、遠くの富士山らしくした(つもり)



尻餅を着いての波飛沫に丸みを付けるのは、細長い彫刻刀の出番



続きは後日アップします

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