Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

インパクトドライバー永久バッテリー!

2018年10月20日 22時33分26秒 | Weblog

2014年頃

日曜大工をする者にとって、ドリル穿孔やネジ締めの電動ドライバー系は必須アイテムです。
現在、電動ドリルは2台、インパクトドライバー2台を使用中です。
インパクトドライバーはバッテリー式なのですが、難点は使用途中のバッテリーの放電や、寿命です。
バッテリーだけ、別に購入すると、1個で元の本体セット購入価格の半額にもなります。
しかも、この機種は既に在庫無しの製造中止でした。

 

本体は十分使えるのに、バッテリーが無いだけで使えないのは我慢できない
そこで、車のバッテリーを繋ぐことを思いつきました。
実験で、コードでインパクトドライバーの電極に繋ぎ、スイッチオン
ちゃんと動きました。



14.4Vに12Vの電源を繋いでも大丈夫か
そう思いながらも、インパクトドライバーのバッテリーの中身の蓄電池や配線を全部取り出し、電極を半田づけしました。



コンセントを利用したのは、収納ケースに収めるには長いコードはじゃまだからと、取り外し式にしたかったからです。



次に、車のバッテリーの+-を間違えないように繋ぎました。



大丈夫、ちゃんと動くし、力も余計にあります。
実用でも、車のバッテリーはへばることなく、十分使えていました。




実家の親父が一人暮らしとなり、実家での日曜大工のために、車のバッテリー式は実家に置くことにしました。

2017年頃

間を置かず我が家のために、新しいインパクトドライバーを買うことにしました。
ホームセンターでは、今や力の強い24V、18Vが主流になっていました。
でも、先々のことを考えると、電源を車のバッテリーから引ける事が経済的と考えました。
時代遅れ?の12Vが、特別安かったので、これにしました。
素人の日曜大工にはこれで事足ります。
バッテリーの予備も付いていました。




2018年10月

彫刻の穿孔作業で、予備のバッテリーの充電が間に合わない事がありました。
1年経過して、早くも充電能力が落ちてきたのでしょうか
そこで、こちらも車のバッテリーから電源を引けるように改造に取り組みました。2回目のトライです。
2個のバッテリーはまだ健在なので、1代目の改造の様に中身を取り出すわけにはいきません。

この電極と似たようなモノを作り、繋げなければなりません。
似たような形状で、口径のパイプを見つけました。




購入したのは、バッテリーに繋ぐ、クリップです。
規格30アンペアあれば十分です。




問題は、本体電極に接する電極でしたが、無用となった1代目インパクトドライバーの充電器が残っていましたので、それをバラして磨き電極にしました。



家庭用電灯線延長コードのオスコンセントに、半田付けすることにしました。
フラックスを塗り



半田付け。
綺麗に固定が出来ました。



半田ごて置きも、市販品はいろいろありますが、これが一番安くて安定も良いので使っています。



+・-極を付けました。



パイプの縁に切れ目を入れて、ズレ無いようにその凹窪みに電極を挟みました。



その電極が外れないように、内側から押さえる径のちょうど良いビー玉を見つけて、接着剤で固定しました。



クリップと電線との半田づけです。
プラス極完了



マイナス極完了



電源取りだしコードと、本体に接続する電極が繋がりました。



+・-極を絶対間違わないように符号を書き、車のバッテリーに繋ぎました。



元気よく回転しました。
成功です



これで、途中バッテリーがくたばっても、予備のバッテリーが製造中止になっても、車のバッテリー・車さえあれば安心して使い続けられます。

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袋猫彫刻(仕上げ彫り編)

2018年10月15日 21時23分09秒 | Weblog

2018年9~10月

気づけば、半年も過ぎて季節も秋になってしまいました。
気温もやっと適温になり、やる気も加速度的に出てきました。
いよいよ仕上げ彫りに取りかかりました。



そろそろグローブの様な手に爪を付けなければなりません。
モデルのトラ君の再登場です。
何度も噛まれながら、指や爪を観察しました



既に老眼ですが、最近特に小さな作業が極端に辛くなっています。
そこで、妻のハズキルーペを借りて彫ることにしました。
テレビCMを称える訳はありませんが、こりゃ、優れものです



指は前に4本、親指は極端に後ろに付いていると、あらためて知らされます。



写真のように実際の爪は細いですが、細いと欠けやすい~そこでデフォルメ
イグザジェレイト 『exaggerate』的な誇張表現にしました。
実際は半分の厚みでしょう



右手の爪に取りかかりました。
が、またやっちゃいました。
薬指の爪が欠けてしまいました
破片はすぐに見つかりましたが、接着しても爪はたぶん取れると思いました。
トラの日頃の悪さの落とし前として、指を詰めてもらうことにしました。
(切っ先が折れた爪)



猫の指が開くところはあまり意識しませんが、本気で獲物を狙うときには、爪掛けの確率を高めるかの様に、本当に指を広げて爪を立てるんですよ



爪も終わり、表現箇所はだいたい終わりました
今度は、紙袋です。
平面の板ならカンナかけが出来ますが、曲面となればそうはいきません。
槍ガンナやノミで基礎彫りまでしましたが、仕上げとしてノミの刃を90度に立てて、引っ掻くようにし、なめらかな表面にしました。



ツルツルにする必要は無いと思いましたが、80番のサンドペーパーでざらつきだけ落しました。



たかが紙袋ですが、猫が入っている背骨の膨らみの尾根は表しました。
ホントはもっとグジャグジャの袋が常ですが、ドンマイでいいでしょ



爪の仕上げです
『トラ君、ネイルサロンで爪を研ぎましょうね~』と独り言を言いながら、尖らせました。



facebookには途中経過を何度かアップしていましたが、その反応の言葉の中に『画竜点睛を欠いている』という指摘がありました。
「(竜)りょうを(画)えがいて(睛)ひとみを点ず。」という読み方で、物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げの例えで、『欠いている』とは、目(瞳)という最後の仕上げが不十分で、肝心なところが欠けていて、精彩がないと言われた事になります。 



まあ、自分でも分かってました。
瞳とは、『虹彩』と言われる絞りカメラのが、『水晶体』に入る光の量を調整している訳で、『角膜』の下にありますが、実際はなんの凹凸もありません。
彫刻刀の曲刃のRを使って、虹彩の縁取りを彫りました。



薄暗いリビングや玄関に放置した紙袋の中では、瞳孔は膨らんで通りかかる”獲物”を狙っています



確かに『画竜点睛』の仕上げです。



床の上に紙袋に入って、上の獲物の動きを追っているので、仰角30~45度かなと思っていましたが、猫目線で見るとだいたいそんな感じで見上げています
爪には、アドレナリンが行き渡っています




9月中旬には仕上げ彫りを終わっていましたが、休みの度に台風24号、25号と九州・熊本にも接近し、雨ばかり

2018年10月8日(体育の日:寒露)

朝から快晴、湿度45%と最適条件です。
艶出しニスor艶無しニスにするか悩みましたが、艶出しにしました。







半日で完全に乾いたので、玄関に飾ってみました。
気になるのは、妻の反応です。



夕方、ドアベルが鳴り、妻の帰宅です。
ドキドキ
玄関で何か言ってますが、聞き取れません。
再びドアベルが鳴りました
追いかけるように玄関に行くと、案の定、トラが居なくなっています
なんと、無造作に玄関ポーチに出されていました



半年もかかった『袋猫』は、とんだ結末になってしまいました。
まあ、これにめげることなく、また次の作品に向かいます。

『袋猫(中彫り編)』

『袋猫(粗彫り編)』

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袋猫彫刻(中彫り編)

2018年10月13日 20時46分59秒 | Weblog

2018年6~8月

耳が欠けたこともあり、梅雨に入ったらやる気もなくし、ずいぶんと放置していたら、なんと、カビが生えて情けない顔に



そろそろ、耳を付けないと・・・と思いながらも、耳が付けば彫りにくくなる後ろをせっせと彫りました。

木工ボンドをたっぷり塗って、ラチェットバークランプで挟みまた放置。
普通、あふれ出た余分のボンドは布で拭き取りますが、彫刻の場合は乾いて削り取るので、あふれるほど塗っています。



十分乾いたので、作業開始です。



修復した耳に注意しながら、『煩のくど(ボノクド)』を彫ります。



深いところは狭くて、彫りにくい



左手は袋の縁から出ていますが、手が欠けないようにと、縁紙を今まで残していました。
本来の縁まで削っていきます。



上から見たところ。
左手も、シッポも紙袋の縁から出てきました。



袋の中で、体と接する部分の彫りです。
今年の夏は猛暑で、うだる駐車場での作業は自殺行為でした。



主に休日の早朝の作業となりました。
紙袋と体の隙間は、鋭角になっていますが、奥の方なのでなかなか進みません。



ノミの穂先・首の長いのを選んで、奥を彫り進みます。



首の横も彫りにくい。



削り屑はすぐにたまって、彫りにくくします。
そのたびに重たい塊をひっくり返し、綺麗にしてまた彫ります。
ところが、この時とんでもない事をしでかしていました。



ふと右耳を見ると、ちょっとだけ欠けているではありませんか
いつだろ全く気づかなかった



この削り屑の中に、欠けた破片があるのは間違いありません。
作業を中断して探すけど、なかなか見つからない。
切りつめて、小さな耳に彫り直すか
別の木片で、欠けた形を彫り、それを接着するか
そんな葛藤をしながら、この削り屑を10分割にして、怪しい破片を拾っては当ててみて、ダメを繰り返しました。



警察の遺留品現場捜査の様に、10分割したものを一つずつクリアして、30分後やっと見つけました



接着するまで、また数日中断。



ホントは、あまりの暑さで、すっかりやる気をなくしていました。



今回はここまで。
9~10月の仕上げ彫り編も、お楽しみに。

『袋猫彫刻(粗彫り編)』

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袋猫彫刻(粗彫り編)

2018年10月11日 23時04分55秒 | Weblog

2018年3月~5月

2代目トラはやんちゃ者で、紙袋が大好き
こっそり潜んで、通りかかる者に爪をかけるのが大好きです。
いつか、この可愛い仕草を彫ってやろうと思っていました。



材木は、高校時代の友達の連絡で伐採し貰った、直径60cm位もある柿の大木でした。
1月の吹雪の中、やっと一人で軽トラックに積み込み、実家に保管していたモノです。
これは、ほんの一部です。




チョウナで樹皮をはつり、大まかに木肌を出しました。



底面は、チェーンソーのバーを水平に当ててスライドさせたら、平面にすることが出来ます。



やっと、紙袋の四角い素地の準備が出来ました。



モコモコと波打っている木肌なので、ネコの入った紙袋の形に削っていきます。



凹の窪みは、予めチェーンソーで浅い・深いの切り込みを入れてカーブの曲面を出し省力化します。



溝底までガンガン削り取っていきます。



ノミと木槌でバンバンはつっていて、自分の親指を直撃してしまいました。
イターッ



紙とビニルテープで応急の手当てをしました。
関節まで痛み、ズキズキしてます。




暇暇の作業で、ここまで1ヶ月経過しました。



いよいよ、ネコを彫り始めました。
ざっとした輪郭を刳りぬき始めました。



まだまだ先が長いので、早々と手を細めると、欠けてしまう心配がありますので、今は棒状に止めておきます。



樹皮を剥いで乾燥が進むと、1ヶ月でヒビが目立ち始めました。



深いヒビなので、ここで切り落とすことにしました。
なんとかトラは収まる袋になりそうです。



さて、立体的なネコをどう彫り込むか



イメージの助けに、粘土でトラを作りました。



座右の粘土ネコを見ながら、奥行きを彫り込んでいきます。



鉛筆で描いては削って無くなり、を繰り返しながら、だんだんと彫り出します。



ざっと目を縁取り、鼻、口も猫らしくしました。



ネコと袋の隙間空間は深いので、ドリルで省力化。




そこにノミを入れて、だんだんと深めていきます。

 

少しずつ深めていきますが、深くなればなるほど、ノミの動く角度は狭くなります。



耳の後ろにノミを打ち込んだ時でしょうか
気づいたときには、欠けていました。



二つくらいの欠片を屑の中に見つけました。



欠片を大事に保管して、かえって彫りやすくなった耳の裏を深めました。
すぐに接着するよりも、今のうちに奥へ彫り込むことにしました。




シッポの方にも彫り進みました。



気分転換に、袋にも手を付けます。
大工道具の歴史では最も古くから使われてきた、手作りの『槍がんな』です。



これからの本格的な細部の彫りを前に、ある日は研ぎの一日になりました。



今回はここまで。
6~8月の中彫り編も、お楽しみに。

『袋猫(中彫り編)』

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ナタの柄を作りました!

2018年10月09日 21時56分48秒 | Weblog

2018年10月

僕の周りには仕掛品(作りかけ)が多い
例えばこれは、昔、ワラやトウモロコシ等の牛の餌を短くカットしていた、カッターの刃。
これをナタの刃にしようと柄に取り付けるためにと、厚さ6mmの板金をはめるためにディスクグランダーで コの字型 にカットしたのは1年以上も前の事



そのために家庭用溶接機を買ったり、結局使い物にならなくて処分。
それから、バッテリー溶接機を完成させるにも数ヶ月かかり、やっと溶接が完了



溶接したものの、適当な柄が見つからないので、また放置
9月になって2回の3連休で、偶然薪のストックの中から枝振りの良い樫の木を見つけました
さっそく電気カンナで柄を削り出しました。



イメージはこんな感じです。
ナタと柄の角度を、いろいろ考えました
刃先と取り付け軸と手元で結ばれる直角三角形が、
刃先と軸と手元=軸角 60~70度
軸と手元と刃先=手元角 20~30度
手元と刃先と軸=刃角 90度 
の三角形が一番効率よく打ち込めるとしました



柄に厚さ6mmの板金が通る穴を線引きし、ドリルで穿孔しました。
ミスした穴が2カ所あります。
この様に、わずか5~6cmの厚さの棒でも、見えない出口の向こう側に綺麗に貫通させるのは難しいことです。



ノミで、縁割れ防止に、数ミリ切り込みを入れます。



5mmの彫刻用ノミで、6ミリのほぞ穴をくり抜いていきます。



穿孔できました。
ケバケバのバリは気にしません。



さっそく、打ち込んでみました。



先の角度を念頭に、打ち込む長さを決めました。
キッチリ入って、このままでも抜けない感じです。



やはり、ピンが必要です。
6mmのドリルで柄と共に板金まで一緒に穿孔しました。



2カ所以上の穿孔の場合、2カ所目が振動でズレることがあります。
見えませんが、最初の穴には6mmのネジを裏からねじ込んで固定しています。



2カ所とも、綺麗にそろって穿孔できました。



6mmの真鍮棒を打ち込み、リベット頭づくり部分を考えて、2mm程長くカットします。



金床の上で、真鍮棒の頭を叩き、リベットの頭を両側に作ります。
これで、ピンが抜けることは絶対ありません。
万が一ピンを抜くときには、一方の頭を削り、ポンチで叩き出せば抜くことが出来ます。



完成といえば完成ですが、折角ですので、マイフィットグリップを作ります。
利き手の右手で握り、柄を包んでいる指の縁をトレースします。



手型がとれました。



ナイフで、大まかに凹くぼみを彫ります。



グラインダーで凹くぼみをなめらかに仕上げます。
熱で焦げますが、焦げ色も味にします。



柄を包む360度の凹くぼみをがつきました。



テニスラケットのグリップもテーピング等で、自分のフィットの型を作りますが、アレと同じ事です。



♪ ジャストフィット
山仕事で、刃物のケガで多いのは、力任せの振り下ろしで、遠心力負けによる『抜け』で刃物が手を離れて飛び去り、自分の足や周囲の者を切ってしまうことです。
ですから、グリップのジャストフィットには拘ります



完成です
約40年眠っていた、カッターの刃が、ナタに生まれ変わりました。



刃のカバーを付け。



刃のカバーにヒモを付けて完成です。
こんなナタは、世の中に、一つしかありません
自己満



さあ、今年もこれで頑張るぞ


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カケヤを作り直しました!

2018年10月08日 22時42分50秒 | Weblog

2018年9月~

今年の夏は異常に暑かったのですが、2020年オリンピックの年に燃やす、巻きストーブの薪伐採や薪割りをボチボチと続けていました。

カケヤとは、杭を打ち込む木製の大きな木槌ですが、薪割りでも使います。斧の割れ目に、くさびを打ち込み、カケヤで叩き込み割ります。
『矢(くさび)の、(掛ける(作用を及ぼす))=カケヤ』。

昨年作ったカケヤ(椿材)が、2個とも疲労により割れてしまいました。



カケヤがないと薪割りは進みません。
薪のために貰った、イチョウと思われる玉切り丸太を材料に、作り直す事にしました。



エンジンチェーンソーは近所迷惑のため、電動チェーンソーの出番です。



4辺をカットし、ざっとした矩形のハンマーの頭にしました。



週末の実家で、エンジンチェーンソーで、爆音を気にすることなく、平面にしました。



電気カンナで、一応のツルツル面にしました。



商品では無いので、まあだいたいの仕上げです。
各辺:22cm×長さ:30cm 1個
各辺:24cm×長さ:32cm 1個 を作りました。



省力化のために、電気ドリルで穿孔します。
しかし、ドリルって垂直に入れるのは本当に難しいんです。



ドリルで一方から24cmも貫通できなく、丸い穴なので、ノミと木槌で裏表側から四角に開けます。
この木槌(サルスベリ)も手作りです。



今回の穿孔の難しいところは、柄の先と手前では大きさが違うことです。
同じ大きさの四角い穴なら抜けやすいため、先が大きく、手前が若干(約5mm)小さくなっています。
つまり、穴をどちらかを小さく掘れば抜けにくくなりますが、これを24cm角材に穴を通すのは難しいんです。



トンネル掘りは、両側から掘り進められますが、山の地下で穴を合流させるのは高度な測量技術が必要と聞きます。
曲げ尺で表裏から正確に□四角を描いても、ドリルやノミが曲がって入ったらずれてしまいます。
表側、裏側の両方から彫り進め、なんとか綺麗に貫通しました。



さっそく柄を通してみますが、一度では入りません。



抜いてみると、色鉛筆の赤が着きますので、そこがキツイところです。



そこをノミで削ります。



何度か繰り返すと、だんだん入っていきます。



これくらいで良いかな
最初から緩いと、どうしようもありませんので、キツイ位がちょうどいい




カケヤの作用面は、縁が欠けやすいので、L字金具で絞りを付けました。



商品では、こんな大きなモノは見かけません。
樫製ではありませんが、壊れたらまた作ります。
ちなみに、この大きさなら市販品で幾らくらいするのでしょうか
各辺:22cm×長さ:30cm 1個 10,000円
各辺:24cm×長さ:32cm 1個 12,000円 かな
取らぬ狸の皮算用でした。
さあ、オリンピック目指して、薪割り頑張るぞ





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長崎県 ハラサンギョウ(産業廃棄物等処理業)視察

2018年10月01日 22時03分54秒 | Weblog

2018年9月28日

僕たちの生活は、陽と陰、動脈と静脈、表と裏の関係に囲まれています。
スーパーでパックに入った鮮やかな肉を手に取るのは誰でも好きでしょう。
この様に普段は当たり前に、表の綺麗な世界・美味しく清潔な世界を享受しているのですが、実は裏方的に3K的な業があるから清潔で健康な環境が成り立っています。


今回は、長崎県川棚町にあるハラサンギョウ(産業廃棄物・一般廃棄物消却処理場・化成製造事業)の視察に来ました。



綺麗な事務所の横には、動物の霊を祀った神社がありました。



事務棟、2階の会議室に通され、説明を受けDVD視聴をしました。
ハラサンギョウの受け入れる廃棄物の大部分は、下水処理場の汚泥です。
他に、牛・豚・鶏など家畜が食用と加工される時に出る、不可食残渣と言われる、内蔵・血液・脂肪・皮・骨などです。



ハラサンギョウは、受け入れるこれら廃棄物の約99.9975%を飼料・肥料・建設資材、あるいは油は自社工場の稼働エネルギーとして再利用をしている優秀な工場で、循環型リサイクルに取り組んでいます。
化成工場部門では、飼料・肥料・ペットフードの原料を製造し、関連メーカーに出荷しています。



質疑応答をした後、いよいよ工場視察です。
タンパク質の異臭が立ちこめるため、不織布の防除衣を羽織り、ヘルメットかぶります。



工場の入り口です。死んだ家畜の持ち込みの場合、脳や骨髄を採取して、BSE検査(クロイツフェルトヤコブ病:狂牛病)が行われます。





取扱量の一番多いと聞いた、下水処理場の汚泥の搬入と遭遇しました。
生活廃水を出さない人は居ないから(洗濯もウンコをしない人)、誰一人自分には関係ないとは言えません。
汚泥ピットにダンプが持ち込みます。



投入ホッパーで、流動床敷き焼却炉へ投入され、800℃以上で焼却されます。
焼却灰はさらに1,400℃で液状に溶かし冷却固形化、最終的には石状の溶融スラグとして、アスファルトの砂利や建設資材として利用されています。



さて、動物の分類を初めて知らされました。
事故死や病死での家畜や、獣害駆除で殺されたイノシシ等の個体状態一般廃棄物として扱われます。

一方、屠畜場(トチクジョウ)で解体された、不可食の内蔵等。あるいはイノシシを解体して出た不可食の内蔵等の既に個体の形を無くしたモノは、産業廃棄物として扱われます。※豚も牛も食べられるのは体重の半分以下。

ちょっと悲惨な映像ですが、畜産業で無病や事故死、経済動物的からの老廃処分は避けられません。
知りたくも、見たくも無い部分ですが、こうやってどこか(業者)が処分することで清潔な生活環境が維持されているのです。



業界用語:カンカンと呼ばれる鉄製のボックスに、牛や豚が積まれています。





イノシシのウリボウです。
実は今回の視察目的は、害獣駆除により殺したシカ・イノシシ等の適正な処理方法の検討のためでした。
年間
何万頭も殺処分されていますが、ジビエ料理等食べられる個体は18%くらいで、個体を解体すると、さらに半分は不可食部ですので、駆除した害獣の91%は埋設、焼却処分されていることになります。



カンカンは、ローダーで運ばれ、原料ホッパーに投入され、細断されます。



ミンチ状に砕かれたモノは、ラメラポンプで処理工程に運ばれます。



これはクッカーと呼ばれるモノで、150℃の蒸気で1~2時間加熱し、水分が飛ばされます。
その蒸気は、クーリングタワーで水になり、浄化槽で処理されます。




次に、パーコレーターで、固形分と油分に分離されます。
固形分は圧搾機でさらに油分が搾られ、固形分は粉砕器で粉状にし、振動篩いでタンパクミール製品となります。
油(油脂・骨油)は、飼料の原料や、工場の燃焼油に使用されています。




立ち込める匂いと操業音がうるさい中、一生懸命聞き取りました。



営業的に可食部分を取り除いた、バラバラの鶏や豚等の産業廃棄物の処理工場です。
鶏の足や皮が見えます。



内臓、皮、頭です。



処理の流れはほぼ同じです。





固形分が粉砕され、粉状になったモノが貯まる貯蔵瓶です



振動篩いにかけられた後、フレコンバックに詰められ、関連工場に出荷されます。



初めての工場視察は、いろいろ勉強することが多く、非常に参考になりました。

昼食は、肉類はちょっと食べる意欲が落ちましたが、おおむら夢ファーム・シュシュ でバイキングで満腹。
ここは、大村海軍カレーが人気商品だそうです。

 


午後は諫早市へ移動。
貝津町にある、長崎県農林技術開発センターで、《鳥獣被害対策の捕獲・利活用を支援する新技術の確立》の視察です。




研究員のお二人から、長崎県の取り組みを聴きました。
・公共の研究機関で、イノシシ研究は10人位しかいない。
・長崎県は、年間3.5万頭のイノシシを捕獲しており、全国1位。
・狩猟免許所有者はH27年度で、網ワナ=2,571人 銃=726人    
   合計3,297人
・しかし、440人はなんの実績もない、タンス免許状態。
・捕獲隊は500チームあるが、捕獲のテクニックや質を高める、人の育成が課題。




・2012年度に狩猟免許所有者を対象に、捕獲従事作業で負担に感じている作業のアンケートを行った。
・有効回答 1,311件 Q:捕獲従事作業で負担に感じていることのトップは、止め刺し(技術)、止め刺し(精神的)、いわゆるトドメを刺す合わせて51% だった。
・そこでナイフを使わない、『電気止め刺し器の実証開発』に取り組んだ。



・バイクのバッテリーを使い、イノシシの心臓付近を狙い刺すと、19秒で失神、71秒で死亡させることが出来た。
・現在、スマート捕獲とスマートジビエ技術の確立に取り組んでいる。
・スマート捕獲は、運搬車両へのウィンチ装着、アシストスーツによる搬出負担軽減。
・スマートジビエ技術の確立は、狩猟後の感染症簡易検査キット。
・ICTを使った、個体情報のトレーサビリティ(捕獲場所・体長体重・解体精肉情報・消費者反応情報)を一貫して行える、ジビエツールのソフト開発に取り組んでいる。


以上です。
いかがだったでしょうか?
見たくも、知りたくもないところですが、知らないところで恩恵にあずかっている立場と、その様な業界・会社の頑張りに感謝しなければならないと思いました。


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