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ハーレーのドラッグレースや日々の出来事?

ECUの書き換えは必要?シャシダイでのチューニングは必要?

2015-07-09 01:49:54 | TC96/103/110
インジェクションのハーレー
マフラーやエアークリーナーを変えたらECUの書き換えはやるべき?
さらにシャーシダイナモ(シャシダイ)でチューニングをした方が良いのか?
どうしてシャシダイに乗せるのか?
今回フルノーマルのヘリテイジのマフラー交換+エアークリナー交換+チューニング依頼がありましたので
シャシダイでのチューニングが必要かそうではないのか?検証して見たいと思います。

使用する車両は・2010年式 TC96 FLSTC(ヘリテイジソフテイル)
車検継続したばかりで・もちろん整備済み
走行距離は3万キロのノーマルなヘリテイジです。

パワーとトルクが現状どれ位なのか計測します。
計測する回転数は 1000RPMから5400RPM/エンジン温度100℃付近に限定(4速全開で計測です。)
使用するシャシダイは MDマスタング
          ・リターダー付き(後輪に負荷を掛けて実走に近い状態で計測出来ます。)
          ・ウェザーステーション(気温・湿度・気圧を読み取り計測誤差を無くします。)
          と最新式のダイノメーターです!!

さて現状は? 49.5馬力 トルク9.4・・・・・・・・(赤がパワー・青トルク)
空燃比のグラフ(オレンジ フロント・緑 リア)
低回転薄くて、中~高回転が滅茶苦茶濃いのと前後のズレが有ります。

次は・このままエアークリーナーをハイフローの物に交換したらどうなるか計測します。

純正を外して アクセル全開でバタフライが全開か確認
ちゃんと全開になってる事を確認できましたので
エアークリーナーの交換します。
使用するのはS&Sのステルスにカバーはエアーストリーム。

計測結果は?

58.9馬力!! トルク10.0
9.4馬力も上がりました!!トルクも上がってます!!が
当たり前ですが、全体的に空燃比は薄い方向へ

次は、マフラーを交換して計測です。

使用するのはクロームワークスの3インチテーパードスリップオン

結果は69.4馬力 トルク10.9!! ストックから比べると20馬力も上がりました。
空燃比はさらに薄い方向へ

次はECUを書き換えます。
スクリーミンイーグルのスーパーチューナーを使って純正ECUに
この車両推奨のMAP・そのままのデータを入れて計測

66.5馬力? トルク10.6
パワーダウンです!?
ここで分かった事が!!書き換えはしなくて良し!!
では無く  空燃比のグラフを見てください(オレンジと緑の線。)
また濃い方向へ
コレは多分ですけどメーカー側の安全策だと思います。
エアクリやマフラーを交換するとガソリンは薄くなります
この時薄すぎたら壊れます・なので濃い方向へふってあるのだと思います。
ここで問題なのはアイドリングから2000回転付近まで(ここから先は特にチューニングせずにエアクリとマフラーを交換してる方。)
排ガス規制などでココは安全マージンが取れませんので
エアクリやマフラーを交換するとかなり薄く危険な状態になってます
低回転時なのですぐに壊れる事はなくてもダメージが蓄積していきます!!
なので書き換えは必要です!!
でも基本データを入れただけだと、これも安全マージンを取っているのでパワーダウン
さらにストックのMAPもそうですが前後の空燃比のズレが問題です。

基本データを入れた時のアイドリングの空燃比
フロント13.7 リアが15.5とかなりズレてます
抜けの良いマフラーを入れると特にズレます
このズレは高回転までずぅ~とズレたままですので
ここでシャシダイ必要です!!
ここからがチューナーの腕です!!が
どの様にチューニングするかは秘密
基本データを作り変える事約10時間

74.9馬力トルク12.1
空年比のグラフは済みません秘密がありますので見せれません。

ストックのグラフと重ねると・・・
パワーもトルクもですが・何よりアイドリングの安定と低速走行時のギクシャクが取れ
スムーズに走れます!!

シャシダイでの書き換え(チューニング)は必要です。
ノーマルの時のグラフを見てもらっても分かる様に
純正エアクリとマフラーでも改善の余地ありです。

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