ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ピータン

2011年09月24日 09時31分02秒 | タイ料理

お店でよく見かける、激ピンクの卵。
常温で売られているこの激ピンク卵、一体何だろうとずっと思っていた。
これは、タイのピータン。
ไข่เยี่ยวม้า  カイ・イアウ・マー
       


中華料理でその名は知っていたピータン。
高価なイメージがあるが、タイでは1パック6個入りで50バーツ。(150円)
    


皮蛋(ピータン)は、アヒルの卵を強いアルカリ性の条件で熟成させてつくる。
高級品には白身の表面にアミノ酸の結晶による松の枝のような紋様がつく。
ん?確かに、殻をむくとなんだかきれいな模様が。 これのことか?
    


ピータンについて調べてみると
 ・アンモニアや硫化水素を含むため独特の匂いと刺激的な味を持つ中国食品。
 ・匂いが苦手な人は、皮をむいてしばらく空気にさらして匂いが減った頃食べるとよい。
 ・記録によると、明代初期にアヒルの卵を灰の中に埋めて忘れてしまい、二ヵ月後に
  発見された卵が熟成していたことから偶然に製法が発見されたらしい。
 ・石灰や木炭を混ぜた粘土を卵殻に塗りつけ、さらにその上から籾殻をまぶした物を、
  土中ないし甕の中にいれ、2~3ヶ月程冷暗所に貯蔵する。
  殻の表面に塗りつけた石灰などのアルカリ成分が徐々に殻の内部に浸透し、卵の成分がタンパク変性を起こして固化する。
 ・白身部分は黒色のゼリー状、黄身部分は翡翠色になる。


奇跡的な製法による、黒い透き通った卵、ピータン。
すごいじゃないか。
だけど、ネットを見ているとピータンに対しての否定的意見は多く、
「グロい」 「くさい」 「気持ち悪い」 など。
ひどい! 
食べてみたけど、濃厚な半熟の黄身と、ゼリーのような白身(いやもはや黒身?)
かなりおいしかったぞ!
     


ソムタムにピータンを入れたり、料理に添えられたり、
こんな、ピータンの唐揚げもあり。
     


見た目だけで判断している人が多いんじゃないのー!

私はこのピータン、
見かけの激ピンクはちょっとびびっちゃうけど
中の黒さも最初はびびっちゃうけど、
味は胸を張って応援します!

ピータン アロイ!
  

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