ある時、バナナの葉に包んで売られている不思議なものに目がとまる。
バナナの葉で包んで焼いてあるらしいこの食べ物。
串で刺さった札を見てみると
なまず 豚 蜂 魚の卵 雷魚 豚の脳みそ
など、書いてある。
ん?
豚の脳みそ?
最初は意味が分からなかったのだが、
よくよく見てもいくら読んでも 豚の脳みそ。
売っているおじさんは 「アロイ!」(おいしいよ!)と
自信たっぷりにうなずく。
だから、買ってみる、食べてみよう。
魚の卵と、豚の脳みそを買って帰る。
魚の卵を食べてみると、焼きたらことそっくりで白ごはんがほしくなる日本人好みの味。
さて、豚の脳みそは・・・
おそるおそるバナナの葉を開いてみると緑っぽい黄色っぽいぐちゃぐちゃしたものが。
脳みそ以外にカレーや香辛料やハーブなどが入ってこういう色形になっているようだ。
たぶん、白っぽい部分が脳みそ。
いただきます。
味はタイのゲーン(カレー)味で、歯ごたえはプルプル。
うん、ホント、アロイ。
おじさんの言う通り。
豚の脳みそ、アロイ。