ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

タイのそうめん   カノムジーン  

2011年09月15日 18時33分48秒 | タイ料理
日本の夏と言えばそうめん。
そうめん流し。
なんと、タイにもそうめんがある。
タイのそうめんは「カノムジ-ン」という。


「カノム」は「お菓子」
「ジ-ン」は「中国」 という意味だから、直訳すると
「中国のお菓子」となるのだが、なぜこんな名前なのかとかつて
派遣前訓練を受けたとき、語学のウィキ先生に聞いたけど、
先生も知らないという。
ま、そんな名前なんだからそんな名前なのだ。 理由はわからん。


日本のそうめんは小麦粉を原料として食塩水を混ぜて練り、細く引き延ばして乾燥させる手延べそうめん。
タイのそうめんは米粉と水を混ぜて発酵させたものを穴の開いた型に入れ、
押し出しながら同時に熱湯で茹であげる麺だ。
だから、タイのそうめん「カノムジ-ン」には日本のそうめんのようなこしはなく、やわらかい。

だけど、これがおいしい。
タイにそうめんがあることに驚いたが、そうめんの消費量にさらに驚く。
いろんな料理によりそってしょっちゅう登場する。
よく食べるのだ、そうめんを。
    

ハーブやもやしなどの生野菜と一緒に食べたり、ドレッシングをかけたり、たれやカレーをかけたり、
まぜまぜして食べることが多い。
が、あまりに好きすぎて、そのままパクパクと食べることだってある。

そうめんにかけるたれは地域によって味が変わり、南部だと魚の内臓が入ったタレ、
中部だとココナッツミルクの甘いタレ、北部だと豚肉や血の塊、トマトが入ったタレが名物。
タイ人はカノムジーンがとても好き。
29バーツ(86円)という値段でカノムジンと野菜が食べ放題の店もある。
    


タイの有名料理グリーンカレーの食べ方は、カノムジーンにかけるのが一番美味しいと私は思う。
ソムタムにカノムジーンを混ぜて一緒に食べるのもおいしくてはまっている。
というように、食べ方も広がる 相性の幅広いカノムジ-ン。


近所を歩いても、カノムジーンを売る店は多い。
春巻き屋さんでも、そばにあるのがカノムジーン。ソムタム屋さんでも一緒にいかが?カノムジーン。
     



タイに来るまで、そうめんは日本ならではのものだとくらいに思っていた。
タイに来てびっくり。 タイは世界一そうめんの消費量が多い国なんじゃないか、と思うほど。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。