錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

石窯の熱効率改善対策

2016-10-20 18:20:26 | 石窯
構想数年、製作日数6か月(中断を含む)総材料費「たくさん」を費やして完成した錆鉄人「自慢」の石窯






何度見ても「カッコイイ!」と自画自賛しているのですが・・・

まだ数回しかピザを焼いていません。

その原因は、
準備から食べられるまでにすっごく時間が掛かって天女が大変なものですから
愛妻家の錆鉄人としては、さいさいピザを焼こうと言いにくいのです。

というのは、いつもの洗脳ですが・・・
点火してからピザを焼ける温度になるまで
1時間以上もやぶ蚊に血を吸われながら火の世話をしなくてはならないので錆鉄人的にも大変なのです。

一番の問題点は石窯の熱効率が悪いのか
それだけ苦労して薪を焚いても石窯の温度が十分に上がらず、
何とか焼ける温度になっても薪が杉の割り木なので火持ちが悪い為にすぐに熾火がなくなってしまい
1回しかピザを焼く事が出来ない点です。

という事で、錆鉄人は熱力学と流体力学を駆使して
構造的な問題を解明したのでありました。

(熱力学と流体力学とか、言葉しか覚えていません。なにせ40年以上も前に学んだきりですから・・・)

錆鉄人の石窯は、
構造的には下で薪を焚いた熱が、釜の後ろの開口部から上段に流れ、
カマボコ屋根のレンガを温めて、屋根の前に設置した煙突から排出されるようになっています。



焼いている時も煙突から熱が流出しないように煙突取り付け部で遮蔽出来る工夫をしましたが、
それ以前にカマボコ屋根の表面からの放熱も大きいものと思われます。
この放熱対策として、錆鉄人が参考にした人のレンガは
表面に耐火モルタルを塗り、さらに普通レンガでその上を覆い二重化した結果、
保温性能が上がって焼き具合が良くなったと述べられていますが、
錆鉄人的には高い台形レンガを使って、苦労して、カッコよく仕上げたカマボコ屋根を埋める決心がつきません。


という事で、熱力学と流体力学の知識はなくとも
何とかしたいと考えた結果、
石窯の温度を上げる間、煙突からドンドコと熱が逃げるのが大きな問題点だと結論。
(って、誰でも分かりますが・・・)




薪を燃やしている間は、上の遮蔽板で蓋をして煙突全開で炊いてきたのですが、
焚き初めは上昇気流を作って燃えやすいように煙突を全開にしても、
それ以降は煙突を閉鎖して、遮蔽板から煙を出す事にしようと考えました。
この場合、カマボコ屋根の前部が煤けてしまいますが、それよりも釜の温度上昇が重要です。

という事で、作ったのがコレ
(今度は取っ手も自作です)



遮蔽板の下から煙を抜くようにして、
熱をカマボコ屋根の温度上昇に有効利用しようという考えです。
煙の出が悪い場合は、この三角の排出部を大きくすればよいだけです。
これで熱効率は3割アップぜよ!
(って、なんの根拠もありませんが・・・)

うーん、今度いつピザを焼こうかな・・・


もう一つ秘策を考えましたが、
まだ作っていないのでいずれ紹介します。


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