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白石加代子の百物語-怖いです。

2006-02-16 21:04:33 | 演劇・舞台
白石加代子さんの「百物語」シリーズの特別編観てきました。
今回は百物語の中で好評の3編
浅田次郎  「うらぼんえ」
阿刀田高  「干魚と漏電」
和田 誠   「おさる日記」

「うらぼんえ」は本で読んだことがあるが、すうーっと物語の世界に入り込める。低い箱を二列に並べただけの簡潔な舞台だけど、語りにぐいぐい引き込まれる。おじいさんのときの腰を低くしたがに股の歩き方、義兄嫁のしぐさなんかもいい。迎え火に模した赤い光とか、照明がうまく使われている。客席の非常誘導灯も消していて真っ暗なのも舞台に集中できる要因かもしれない。
第一部の「うらぼんえ」のときは喪服(着物)姿だけれど、休憩を挟んでの第二部はうって変わってかわいらしいピンクの花柄のスモックのようなワンピースに布の帽子。帽子というか、ちょうど赤頭巾ちゃんのおばあさんがかぶっているようなゴムが入っていて顔の回りにフリルが出るようなもの。ワンピースはローラアシュレイのものらしい。
で「干魚と漏電」が傑作。こういう、おばあ様って居そう。なんだかとってもユーモラスに話が進むのだけれども、最後の最後で、ぎゃあぁぁーーという落ちが待っている。恐るべし、白石加代子さん。

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