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二月大歌舞伎-歌舞伎座を支える人々

2010-02-28 19:04:46 | 中村屋・歌舞伎
二月大歌舞伎、二月半ばの穏やかな日に行って来ました。


今回1階最前列1,2番というとってもうれしい席だったので、普段見えてなかったところが見えました。また、4月までで歌舞伎座が建替えになるとのことで、来ているお客さんもこれで最後かと、開演前にはあちこちで記念写真を撮っていました。


黒御簾の中
まさに黒御簾のすぐ前だったので、迫力ある太鼓の音は響くし、あと中の様子が、なんとなく漏れてきます。御簾越しに舞台を見ていてタイミングを計る人がいるらしく、「はい」という掛け声のあとに三味線が鳴ったりします。
赤子の鳴き声、鶯の声
「ぢいさんばあさん」のときに、上手の幕のすぐ内側に座っている人が、なにやらたまに口に手を当てています。注意して見ていると、笛か何かを持っているのでしょうか、玉三郎さんの抱いている赤ちゃんの泣き声を出しているようです。あと、鶯の鳴き声のときもその方が出しているようでした。
浅葱幕の仕掛け
「俊寛」のときでしょうか、幕が開くと浅葱幕で、それがさっと落ちました。最前列から仕掛けが良く見えました。突起が沢山出ている棒が上に渡され、その突起のところに、浅葱幕の上にある紐が掛かっています。その棒の端の突起に別の紐が掛かっていて、それを引っ張る係りの人がぐいっと引いて棒を回し、浅葱幕の上端を棒から一気にはずす仕掛けです。江戸時代から同じなのでしょうか。結局は人力でやっているのだなと感心しました。
大道具さん
「爪王」のあと、花道に敷き詰めてあった数枚の二畳くらいの大きさの床を舞台に片付けるときに、幕をそこだけ少し上に上げて運び込んでいたのですが、そのときに、ちらっと次の舞台の準備をしている様子が見えました。次は「俊寛」なので舞台も大作りです。大勢が立ち働いているのが見えました。結構若い人が多いような気がしました。
歌舞伎の幕
例の、黒、茶色、緑色の縦じまの幕です。遠くから見ていたときは、ぺらぺらの薄い生地の幕だと思い込んでいました。ところが、そばで見ると、なんと帆布のようなしっかりした生地でした。ちょっと触ってみようと思っていましたが、チャンスを逃しました。残念。
すっぽん
上がってくる少し前に、「じじじじじ」というモーター音が聞こえます。ただ下がっていくときは気がつかない。ふと気がつくと、既に下がっていて、ぽっかり空いています。
写真集
歌舞伎座の写真集。もちろん買ってきました。
十七代目勘三郎展示
二階で展示中でした。

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