旦那がバイクで出かけるならばこっちも出かけてやるってんで、“コイビト”ならぬ“コビト”を連れてお出かけ。
──っつっても、行く所は買い物くらいですが。
女のストレス解消には“買い物”が一番ですから、それまで“どうしようかなー”と迷っていたものを買うことにしました。
肩の部分が破れ、尚且つボタンを止めてもすぐ外れるくらい穴が広がったパジャマや、下着が透けて見えるハーフパンツとか、ゴムの入れ替えができずヨレヨレになったものの、付属のヒモを結べば何とか履ける旦那のハーフパンツとか…。
いやまぁ、“どうしようかなー”と悩む前に買え…と言われそうなものですが、家計を預かる主婦としては、生活費が赤字にならないように買おうと思うから悩むんですよ、えぇ。
でもまぁ、ストレスとは、そんな気持ちも吹っ飛ばすもんですから、一気に買いました。
そしてついでに…と買い換えたのが、車に乗せている“地図”。
13年も前のもので、実際には道があるのに地図には載ってなかったり、建設中だったり…と状況も変わってきたので、前々から“そろそろ新しいのを買わなきゃなー”と言っていたものです。
ただ、1冊2500円位するので迷ってたんですよ。
ま、それもこれを機に変えちゃえーとなったんですが(笑)
しかも、2010年という“いい区切り”なのか、地図の帯にも“よし、今年は買い換えよう”なんて書いてあったもんだから、笑えるやら気持ちが乗せられるやら
ナビを買えばいいのに…と言われるのは百も承知。
でも、洋式トイレで育った子が和式トイレではできないとか、携帯電話しか知らず公衆電話が使えないとか…そういう風にはなってほしくないなぁ…と思うと、考えちゃうんですよね。
物心付いた時から既にナビを使っていると、地図を読めない子になるんじゃないか…って。
どんなに優しくったって、
虫が触れない…~
電気の配線が分からない…~
地図が読めない…~
──という男を目にすると、女は落胆するものですもん。
万が一ナビがアテにならなくなった時でも、地図を読めるか否か…そこが大きな分かれ道。
無人島で、虫がダメ…とか言われたらどうよ?
いやいや…それ以前に、家でゴキブリが出てきて退治できない男ってどうよ?
結局、“いざとなった時に頼りになる”という男に、女は惹かれるんです。
裏を返せば、いざという時に頼りにならないと分かったら百年の恋も一瞬に冷める。
きっと、野生の動物と同じで、より強いオスのDNAを残そうとする本能があるからじゃないでしょうかね?
──なんて、話が大分それてしまいましたが
付けない理由はもうひとつ。
旦那 「だったらポータブルナビにして、大福が物心付く前に外せばいいじゃん」
私 「いや、その時には私が“外さんといてー”ってなるんだって。あまりの便利さに」
旦那 「そっちかいっ」
そう。
ビデオ録画派…とか言いながら、結局、一度地デジのブルーレイ録画をしたら、そのあまりにも簡単な操作にアナログでしか映らない三重テレビ以外はブルーレイ録画している私です。
地図が読めなくなったら…と危惧しながらも、一度ナビを取り付けちゃうと外したくなくなって、その気持ちに負けちゃいそうなので、だったら最初から付けない…というのが半分くらいの本音でもあったり(笑)
いやいや、難しいものですな。
便利さをどう使うかというのは。