緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

白玉(しろたま)がグルーヴする

2008-01-22 10:00:00 | 「緑香庵」的なもの
今年はいろいろ体験するぞー、ということで。
まずは「岩盤浴」に行って来ました。
同じ癒し業界(?)でありながら、いままで未体験でした。
今更ですが、とてもいいですね。
身体が芯からぽかぽかです。
代謝がよくなって、入浴直後よりも数時間後に結果が出てくるようで、
その日むくみがちだった顔のラインもすっきりしました。
リズミカルボディセラピーでいうC期(排卵から月経前迄)には、
身体をあたため排泄を促すという意味でぴったりですね。
これからは積極的に利用してみようと思います。

さて今回は白玉(しろたま)がグルーヴするという話。

■ 白玉(しろたま)がグルーヴする?
あんみつに入ってる白玉(しらたま)じゃないですよ。
白玉(しろたま)です。
楽器を演奏する人たちが言う言葉で「白玉がグルーヴ」する
というのがあります。
「白玉」とは、全音符などの長ーい音を言います。
「グルーヴする」とは、これまたやっかいで曖昧な言い回しなのですが、
ある種のノリであったりウネリのようなものを表すようです。

白玉自体はただ楽器の余韻で音が伸びているだけなので
白玉そのものが途中で「グルーヴ」しようがないはずなのですが、
本当に良い演奏は「白玉がグルーヴする」というワケです。
わかるようなわからないような。
まあ、このことの真偽自体はいいのです、どうでも。
似たようなことがほかにもたくさんあるなあ、というのが
私の考えたこと。

■ 年末年始につらつら考えた
例えば、フェイクするのが得意なボーカリストが、
ぐっと我慢して譜面通りに歌っている時に現れる何か。

コメディアンがあらゆるおかしなことをやり尽くし
言い尽くしたはてに、ただ立っているという場面で現れる何か。

強力なエネルギーを内包したまま、でもそこにただすっとある、
シンプルな一本の棒のようなもの。

一度メーターが振り切った末に、
(力をセーブしてではなく)無駄がふるい落とされた、
元々のそのものの形。

年末から年始にかけて。芝居、映画、お笑いなど
アートやエンタテインメントを見る機会が多く、
泣いたり笑ったり、心動かされる瞬間もたくさんありました。
そんな中で「これって白玉グルーヴってやつ?」
そんなことを考えたことが何度かあったのです。

音楽も笑いも、人の心に滑り込んでくるものには
共通のものがあるように感じます。


■ ボディワークにおける白玉グルーヴ
さて、私のやっていること、ボディワークにおける
「白玉グルーヴ」とは何なのでしょうか。

それを知るためには多分、一度はメーターが振り切るくらい
エネルギーをもってボディワーク修行に邁進しなければ
ならないのでしょう。

まだまだ私のレベルでは想像もつきませんが、
いい年をしてまだ知らないことがあるというのは幸せなことです。
能の世界では70歳からが本物、40、50歳は「ひよっこ」だそうです。
このことを肝に命じて、
現場に出る努力を続けていかなくちゃと思っています。

Streetneco
《少しでも暖かい場所に》


■ 心が動くと「予想外」が起きる
昨年末から年始にかけては、
例年通り吉田美奈子さんのクリスマスライヴへも行き、
さらにお笑い好きには外せないM-1(漫才の)と
ドリームマッチもあり、ほかにもいろいろ。
まっこと「幸せなやっちゃなあ」と
はたからも言われ放題の休暇でありました。

そんなエンタメ三昧の中、
若い人たち(20代・30代)の強烈なエネルギーの爆発に圧倒され、
一方ですでに芸風を確立した、それなりの年齢の人たちの
不屈の現場魂(変な言葉?)にも触れて、
陳腐ですが「私もがんばらなきゃなあ」と思った次第です。

心が動いた時というのは大事です。
というより、何かが起こるとすれば心が動いたとき
しかないのです、経験上。
「予想を超える」化学反応は、心が動いてる時にしかおこりません。
そういう時は自分のコントロールを超えて能力が発揮されたり、
物事が運んでいったりするものです。
だから心がちゃんと動くように日々油をよく注して
おかなくちゃいけないんですね。

「予想外」な状況はもちろんコントロールを超えているので、
行く先を決めることも出来なければ再現性もありません。
うまい方向に行くとも限りませんが。
でも、「予想外」あっての人生。

今回の、突拍子もない「白玉グルーヴ」のアイデアも、
そんな「予想外」の考えでした。


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