緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

セラピストと守秘義務

2008-01-19 10:00:00 | アロマテラピーとは
私は自分のことをよくブログに書きます。
というか自分のことばかりですね、ほとんど。
なぜサロンでのエピソードや症例が少ないのか
について今日は少し書きたいと思います。

■ 雑談も個人情報です
こういう仕事をしていると意図せずして
個人的な情報を耳にしてしまうことが多々あります。
直に接するお客様の身体の状態そのものが
何より最も個人的な情報ですし、
カウンセリングや施術後の雑談の中でのちょっとした
エピソードもその方の大事な個人的体験のひとつです。
セラピストが仕事上で得た情報を簡単に公表しては
ならないというのはあたりまえのモラルですが、
胸打つ話であったり、一般の人にも役立つような話題だと、
善意のうちにそれを色々な人に話したり、
ブログやその他のメディアに公開したくなるのも人情。
これは本当に気をつけなければいけないことだと思っています。
善意だからよけいやっかいなのです。

■ 原則非公開
私も、良い話を聞くと「これは書きたい、誰かに知らせたい」と
思ってしまうことがしばしばあります。
セラピスト同士でも「こんなお客様がいらっしゃいました」
「あんなお客様がいらっしゃいました」というのは、
情報交換として有用なことが多いので、最もよくある会話なのです。
ですが最低限、公表して良いかを本人に確認できたもの
だけを扱うよう心がけています。
もちろんこれは私の勝手な基準ですが。


Bakedapple
《Cafe Mame-Hicoの焼きりんご》


たとえ誰のことか特定できないような内容でも、
また、公表された事実を本人が知る可能性がなかったとしても、
そこは「本人に確認が取れたもののみ」という、
私が勝手に作ったルールに従います。
どうしても確認が取れない時は、話そのものを再構成して
一般化するようにしています。

自分がクライアントだとしたら、自分のエピソードを、
それがよい話であれ悪い話であれ簡単に公にして欲しくはないし、
できれば、セラピストに感想すら持って欲しくないと思うからです。

■ セラピー中は特殊な状態
アロマテラピーサロンでセラピストとクライアントとが
向き合う状況はある種特殊なものです。
よき社会人であろうとする理性の、そのまた奥にあるもの
を扱うのがアロマテラピーのトリートメント。
ですから、思わぬ感情の発露があったり、意図せず言葉が
口をついて出てきたりするのはサロンでよく起こることです。

それを、よけいな感想や批評を持たずして、
ただ透明な空気や水のように受け止めること。
クライアント自身が勝手に変化していくのを
ただ見守るのがセラピストの役目です。

そのときも、ただ壁を作って無になるのではなく、
受け止めながら透明でいる。
それには、実は強い意志と柔らかな感情が必要です。
自分をコントロールしながら、かつ努めてオープンでいるように
しなければなりません。
そのようにセラピストが心を解放していれば、
時にはクライアントの話に「感動」を覚えることもあります。
しかし、それはあくまで
「クライアントとの個人的なできごと」だと考えた方がよい
だろうと思っています。
感動の時間を抜け出して、冷静な社会人に戻ったクライアント
本人の了承無くしては、公にすべきではないと思うのです。

■ 自分の話ばかりですみません
何だか固い話になりましたが、
個人情報の問題は本当にすごく難しいところです。
ブログではなるべく慎重でありたいと思う結果、
一番害のない自分の話ばかりになってしまいます。
読む人はつまらないかもしれないですが...。

ちょっと言い訳でした!



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1 コメント

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初めまして (balance)
2008-02-22 17:05:08
初めまして
静岡で 緑香庵さんに負けないであろう極小自宅サロンをしている山本と申します

まだまだ発展途上の私ですがセラピストはお客さまに耳を傾け、体と心の毒を吐き出してもらう事がサロンの目的だと思っていますので凄く共感しました  そして久しぶりに込み上げる物を感じるブログを見ました  感謝

またお邪魔させてくださいね

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