緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

アロマセラピストにとって想像力って何だ

2008-03-08 10:00:00 | アロマテラピーとは
セラピストの仕事を語る上でのひとつのキーワードと
して「共感」があります。
アロマセラピストの仕事というのは、ただ身体にオイルを塗って
肩凝りのケアをするだけのものではありません。
サロンに来ることによって、その方が、よりその人自身で
いられるようにお手伝いするのがセラピストの役目です。
施術そのものは、そのためのいろいろな方法の
ひとつに過ぎないという見方すらできるのです。
ですから、施術前後の会話も、お茶も、
心からリラックスしていただくための大事なツール。

Tea

お客様の話を聞きながら、その心持ちに寄り添って共感すること、
これはとても大切なことであると、学校でも何度も言われるわけです。
その共感を支えるのは、多分、想像する力。
じゃその「想像力って何だ?」が今日の疑問。


■ 気持ちを共有することは不可能です
体験できることには限りがあります。
例えば、47歳、既婚、出産経験無しの私には、
おそらく妊娠や子育てにまつわるしんどさも喜びも、
本当のところは理解できないかもしれません。
反対に、私のような者が、老いて行く親を見る時に
感じる心もとなさを、子を持つ人には想像できないかも
しれません。
またさらに、配偶者も兄弟を持たず、たったひとりで親を
見送らねばならない人の心情も、私には体験することはできません。
あたりまえですが、どんな感情もその体験をした人だけの特別なもの。
全く同じ境遇をすごし、同じ体験をし、
同じ気持ちを共有することは不可能です。

■ 言葉だけの共感は見抜かれる
他人の中にある感情をどのように想像し共感すればよいのか。
これはなかなかに難しい。
セラピストがクライアントを受け入れるという姿勢をとって
いたとしても、それが「そうですねー。それは大変でしたねー」
と言葉だけの反応であったとすれば、
クライアントは、そのセラピストが自分に本当に「共感」して
くれているのかどうか、セラピストの言葉や態度、
さらに施術する手の感触から、
おそらく見抜くに違いありません。
人間はものすごく優秀なセンサーを持っているのです。

■ 私の女医受診体験
20代の頃、初めて産婦人科というものにかかった私は、
女医先生のところを探して受診しました。
当時の私には男性に診てもらうことに抵抗があったのですね。
ところが、その女医先生に診てもらった私は
ずいぶん「へこんで」帰って来た記憶があります。

その女医先生は非常にさばさばした方で、言葉に飾りがなく、
まだ若かった私にはデリカシーが足りなく感じられたのだと思います。
今思えば、別にきついことを言われたわけではなく、
その先生は何も悪くないのですが。

女医先生だから優しくしてもらえるだろうというのは
こちらの勝手な思い込みです。
女だからって女の気持ちが全て想像できるわけじゃないし、
男だからって女の気持ちが全くわからないというわけじゃない
(気持ちを理解することと、どういう態度をとるかというのは
また別の問題ではありますが)。

世の中には、医学部、国家試験という難関を突破し、
厳しい医学界を生き抜く女医は、そこらの男性より
よっぽど男らしいなどというセクハラまがいを言う人もいますが、
それはあまりにも失礼な話。
要は性別ではなく、個人差ですものね。

(次回へつづく)

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