晴れた!
でも、風は冷たい。
そめいよしのは葉桜となって
八重桜が咲きだした。
公園には、タンポポ!
今日は、14キロジョグ
「蒙古来たる」を読み終えた
海音寺潮五郎 著 「蒙古来たる 上/下」 文春文庫
最初は、この小説の”主人公は誰だ!”と思った。
各章毎に、主となる人物が変わって、物語が進んでいく!
舌の回らない大男の、イスマイルだったり、獅子島小一郎だったり・・・
話が進むと、各章の主人公達は、しだいに悪玉善玉に分けられて、
ひょっとしたら、主人公は河野通有?
歴史小説って、その時代をバックに作家の主観で想像たくましく、
面白おかしく書いて行くのだと思うが、この小説は、面白い!!!!
朝廷の相続問題から、蒙古への対応、苦悩する執権・北条時宗。
小一郎と多子の恋、摩耶の悲しい恋
西園寺実兼や北条義直らの信じられない悪だくみ。
中国に潜入したり、物語は、ハラハラ・ドキドキ
読み終えると、元寇ってこんなだったのかと思わせる。
蒙古との戦の為に疲弊し、恩賞問題で御家人からの不平を買い、
やがて滅亡の道をたどる鎌倉幕府を示唆しながら
小一郎と多子の恋をハッピーエンドで終わらせる。
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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runrun_k
ゆり ハッセー
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