今日は、『初級エアロ』
少しステップを変えられると、いつ迄たってもチャランポランで上達しません。
今年の名古屋フィルハーモニーの定期演奏会のテーマは、『文豪クラシック』とかいって、文豪の名作に係る曲を演奏するらしい。
五月は、バイロンの詩劇”マンフレッド”から、チャイコフスキーの『マンフレッド交響曲』を演奏するらしい。
バイロン 作 小川和夫 訳 「マンフレッド」 岩波文庫
3幕10場の劇。 読んでも、私には、さっぱり理解できません
あらすじは、
眠れぬ夜を過ごす高アルプスの城主マンフレッドは、精霊たちを呼び出します。「忘却を、自己忘却をくれ!」
「それは我らの技量の及ばぬところ。だが----おまえは死ぬ事はできる。」と断られてしまいます。
マンフレッドは、断崖の上に立ち、死のうとするができず、羚羊の狩人に助けられたり、魔女を呼び出し「殺してくれ」と頼んだり。
ペルシャの邪神アリマニーズが、亡き恋人アスターティの亡霊を呼び出してくれるが、アスターティは、何も答えてくれません。
いったいなんだ、私にはさっぱり分かりません。
マンフレッドの苦悩の元が意味不明。
僧院長が現れ、マンフレッドを救おうとします。
そこに精霊たちが現れ、精霊たちの世界に連れていこうとします。 如何いう意味や
マンフレッドは、強く断ります。そして、僧院長にみもまれながら死んでいきます。
(幕)
解説を読んで、やっと少し理解できたような・・???
バイロン(1788年 - 1824年、イギリス)は、異母姉と不倫をしていたらしい。強い痛手を受けて、イタリアにいった。
その時通った、アルプスの印象と、どうにもならない思いがこの作品になったらしい。
主題は、『自我の意識を呪わしく感じながら、最後までこの自我のみを盾としてすべての権威に屈服しようとしない近代人の英雄的姿である』と書いてあった。第二の主題は、『不倫の愛とそれにともなう罪の意識』
なんだ、なんだ、それで精霊たちと行き来をし助けを求めるのか?
そのくせ、精霊たちが何かを言うと、結局は拒否してしまう。強い自我のなせる業?
最後に、僧侶が出てくるところは、ヨーロッパ的というか、キリスト教的といおうか・・・
この本のお気に入り度:★★★☆☆
チャイコフスキーの『マンフレッド交響曲』、シューマンの『マンフレッド序曲』もYouTubeで聴いてみました。
やはり暗くて、私の好みじゃない。
音楽も、小説も、分かりやすくって、耳に心に快いものが良い!
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