昔あった事を時系列的にかく歴史小説は、退屈で面白味がないが、「多分こうであっただろう」事を、作家の創作・想像で、味付けをしていくと、楽しい「娯楽時代小説」になる。
商王に一族を壊滅された少年・望は、仲間達と一緒に商国を倒す事を誓う。父の遺言を守り、北の国「孤竹」に行く。そこで、剣術と文字を得る。剣で降りしきる雪を払う修業は、剣豪小説のようだ(笑)
望は成長し、旅をし見分を深めるが、しだいに仲間たちと離ればなれになっていく。
【上巻終了時の望の仲間たち】
彪(ひょう)、呉(ご)、詠(えい)・・・・孤竹で行方不明になる
継(けい)・・・・・・商の王宮で、九公のむすめの侍女となる。
班(はん)・・・・・・情報収集にため、商都に住む。継とのつなぎ。
員(いん)・・・・・・敵・仍(じょう)を討つため、鄭で別れる
望(ぼう)・・・・・・干まで行くが、そこで妻を得る。
果たして・・・、きっともっと多くの仲間を得て、商と戦うのだろう。
娯楽時代小説は面白い
最近の「本と雑誌」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事