乃南アサ 著 「禁猟区」 新潮社
最初は、乃南アサさんの小説にしては、「面白みのない・・」と思った。
監察官に追われる警察官の話。
乃南アサさんの小説というと、音道貴子シリーズにみられるように、警察官の心の機微に関するものが多いのだが、これは過ちを犯してしまった警察官を監察官が追う!
第一話 禁猟区
ホスト狂いした女性警察官が犯罪に手を染める。
いまいち、面白くない。
第二話 免疫力
健康食品を善意で紹介したはずが、やくざに利用され
知らぬ間に悪にかたんしてしまう。
第三話 秋霖
あっ、これは以前読んだことがある
小説新潮の2009年11月号? たぶんそれで読んだ!
手柄をたてられない、いこじな老警察官の哀れ。
第四話 見つめないで
乃南アサさんの小説に出てくる女性というと、音道貴子がとてもいい。
ムショ帰りの芭子や綾香もいい。
今回は、監察に勤める沼尻いくみ。
警察官にストーカーされる。
やはり、乃南アサは面白い。
お気に入り度:★★★★☆
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