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有難う メルセデス

2010年06月05日 21時09分35秒 | Weblog
30年来の友人がいる。
彼の略歴は一つの小説になるほど面白く、私との関わりも深いエピソードもある。
石川生まれの彼。
関西で学び、東京で挫折、宮崎に隠れ住んだ。
観光業で糊口をしのぐ。
2010年。
金土日。
平成22年。

そして、口蹄疫。
直接、関係はない。
しかし、優しい彼のこと。
動物の命を奪う、伝染病。
悲しく苦しい思いをしたハズ。
食の為、命を頂く動物でも口蹄疫での電殺はむごい、と思っている。
無差別な殺戮。
土を掘れば、牛が出てくる宮崎の今を悲しんでいる。

命ある生き物には、生存理由がある。
それを疫病で殺傷する。
私達は、どれほどのものか。
動物の支配者か。
と、感傷的な感想をひとくさり。

なぜ湿っぽい?
それは、今日が私の愛車の命日だから。
12年乗ったメルセデスベンツs500の最終日。
大きな車が入らない狭い路地に、会社が移転するため。
やむなく、手放すことになった。
悲しい。

国民金融公庫からお金を借りてドイツから輸入したのは、十年以上前のこと。
それ以来、故障しらず。
事故しらず。
210キロのスピードで追い抜くのは、駄目ですよ。
ってもう、そんな心配も必要ありません。
排気量で四分の一。
判形で二分の一。
ディラーのサービスは2倍。
新しい世界が顔を出している。
今日は。

愛しのヴィッツちゃん!
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