車が替わって6ヶ月になる。
前は全長5.2メートルあったから何処へ行くのも駐車場が心配であった。
ところが、今は4メートルもない。
まったく気にしなくて出かけられる。
小さくていい、のだ。
また、年とともに運転を殆んどしなくなった。
血糖値を下げる為に12~3キロ位ならば歩くようにしているので、さらに車の必要が少なくなったね。
けれども、車をほって置くとバッテリーが上がるので、メンテナンスの為に週 . . . 本文を読む
尾花の筏である。
鰻の聖地、南千住は昔よりだいぶ近くなったので、また訪問した。
筏、おみやで頼む。
春より、少し大ぶりだ。
嬉しい。
店では鰻丼の中を頼んだが、やはり筏が一番だ。
出来上がるまで一時間近くかかるため、つなぎに、鰻ざく、鯉こく、柳川鍋、焼き鳥、茶碗蒸しと麦酒2本にお銚子を10本。
余り酔わぬ。
昔、千住のスナックでボトル入れてそのままだが、まだあるかな。
今回も家で鰻丼にして食った . . . 本文を読む
白山上の天丼の名店「天安」が閉店してもう7年がたった。
「いらっしゃいまし」とぶっきらぼうにお客をあしらう丸刈りのオヤジ。
海老とかき揚、特大穴子を胡麻油で揚げた江戸前の上丼(上天丼)は、本当に美味しかった。
兄妹であろうかよく似た強面の顔の女性が天丼のたれをかけ、パートのお姉さんが給仕する。
いつ行っても変わらぬ味とサービス。
ある時、子供連れの夫婦が入ってきたら「お子さんはお断りしてるんですよ . . . 本文を読む
東京都渋谷区立松涛美術館で「デザインとイラストレーションのモダーンズ」と副題が付いた「大正イマジュリィの世界」が開かれている。
竹久夢二を中心とした1920年代に活躍した挿絵画家達の変遷を紹介した催しで、画家の中には京都のさくら井屋の謎の絵師だった「小林かいち」も入っているようだ。
耳慣れない「イマジュリィ」とは「イメージ図像を意味するフランス語」というが、イラストレーションは英語だ。
TBSの「 . . . 本文を読む
「こけし」って御存知?
木端を削り人型(ひとがた)に模した玩具。
それも頭と胴体のみ。
手も足もない。
素朴な民芸品だ。
武骨な工人が絵筆で顏や形を着彩し仕上げる。
昭和も前半生まれなら東北地方の温泉場で、誰しも一度はお土産品として買ったハズだ。
新潟や群馬、栃木、茨城にはなくて、山形、福島、秋田、宮城、岩手、青森の東北六県のみが産地である。
アイヌの置き土産が私の珍説。
「こけし」で商売する古 . . . 本文を読む
随分と時間がたったが、「江戸の通貨はノスタルジー その4」の続き。
悲惨な火事。
木と紙で出来た日本の家屋は、よく燃える。
結果、大火に成りやすい。
一家全滅や家族離散の悲劇は個人ごとに千差万別。
数限りなくあったハズだ。
命の数だけ惨劇があったことは、間違いはない。
しかし、経済的な側面から見れば冷徹な様であるが、火事は逼塞した経済状況を好転させる足がかり的な側面を持っていた事は否めない。
. . . 本文を読む
地球上には、様々な国が存在している。
悲惨な戦争を何回も経てようやく国際連合という組織を形作った。
共通の認識は人権である。
すべての人間が生まれながらにして持つ人権である。
しかし、人権を弾圧して国民を支配している独裁国家が存在しているのも悲しい事実だ。
そんな国家と取引する必要が、果たしてあるのか?
人間解放の為に、立ち上がる必要はないのか?
残念ながら、我国の近隣諸国は、すべて見下げ果てた . . . 本文を読む
東京神田小川町の古書会館で開かれている古書展。
中々珍なる物に出会わない。
掘り出し物にもめぐり合いがない。
最近は誠に寂しい限りであった。
が、久々のヒット!!である。
『泰平年表』写本を安価で入手に成功したのだ。
高いので有名な某古書店から、菱屋伊助の版本と犬養毅旧蔵の写本2冊を17万円で購入したのは随分昔のこと。
その後、版本は上本から並本、下本まで5冊入手したが、写本は中々手に入らなかった . . . 本文を読む
小川亮作訳の岩波書店版『ルバイヤート』は、毎年刷りを重ねて第68刷である。もうすぐ69だ。
実に、目出度い。
『ルバイヤート』 オマル・ハイヤーム 小川亮作訳
岩波書店 紙カバー 第68刷 480円(税別)
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