四行詩集日乗

夜鴉亭好RUBAIYATルバイヤート限定本浮世絵草双紙
艶本読本詩集無節操無分別無目的展開
備忘録粗忽書影日記帖也

入道雲の夏は来ぬ

2012年08月08日 12時34分09秒 | Weblog
卯の花の匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて 忍音もらす夏は来ぬ さみだれのそそぐ山田に 早乙女が裳裾ぬらして 玉苗植うる夏は来ぬ 橘の薫るのきばの 窓近く蛍飛びかい おこたり諌むる夏は来ぬ 楝ちる川べの宿の 門遠く水鶏声して 夕月すずしき夏は来ぬ 五月やみ蛍飛びかい 水鶏鳴き卯の花咲きて 早苗植えわたす夏は来ぬ . . . 本文を読む
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根岸の里の侘住居

2012年08月07日 11時48分25秒 | Weblog
根岸は古い地名である。 室町時代にはその名を知られていた。 海岸線が上野台地の崖下まであったその昔。 木の根のように岸辺がつづいていた土地を根岸と名付けた、という。 俳句や落語好きには根岸は名所であろう。 正岡子規や林屋正蔵が住んでいた、から。 また、昭和の爆笑王。 林屋三平も根岸の住人。 ここで、一句。 梅が香や根岸の里の侘住居 私が詠んだ句ではない。 八代目の入船亭扇橋の作だ。 御存知の . . . 本文を読む
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今年は豊年満作じゃ

2012年08月06日 13時42分00秒 | Weblog
瑞穂の国の原風景。 今年は豊年間違いなし。 青々と茂る稲穂が美しい。 米が上手い越後平野。 酒も又旨い。 魚も尚旨い。 日本に生まれて良かったなぁ。 れ!!のある風景。 昔は道の脇。 崖の下を蒸気機関車が走っていた。 この少し先には機関車の向きを変える回転板があった。 廃線になって久しい。 四十年近くなるだろう。 杭も朽ち。 線路際まで近隣住民が好き勝手に耕作しておる。 それでも鉄路は今もあ . . . 本文を読む
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