四行詩集日乗

夜鴉亭好RUBAIYATルバイヤート限定本浮世絵草双紙
艶本読本詩集無節操無分別無目的展開
備忘録粗忽書影日記帖也

裏地にも凝ります

2008年06月26日 12時02分01秒 | Weblog
『四行詩集彷徨』特装版の函用裏地です。ベルベットのような肌触りの良い感触です。在庫は「グリーン」しかなかったのですが、奇特な人の提供により「レッド」を使用できるかもしれません。 . . . 本文を読む
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特装本の裏張り

2008年06月19日 21時36分02秒 | Weblog
特装本の箱の裏張りの布をあれこれ悩みます。 いわくありげな手が錯綜する「Aクロス」社の一風景18/6/2008 . . . 本文を読む
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Rubaiyat挿絵本の変遷 Edmund H.Garrett

2008年06月16日 22時27分49秒 | Weblog
1898年、ネイサン・ハスケル-ドール(Nathan Haskell Dole)の『RUBAIYAT OF OMAR KHAYYAM』(L.C.PAGE AND COMPANY)の中で、ギルバート・ジェイムスの他にもう一人の画家がイラストを提供しています。彼の名はエドマンド・ヘンリー・ギャレット(Edmund Henry Garrett、1853-1929)。ジェイムスと同じく6枚のイラストを描い . . . 本文を読む
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Rubaiyat挿絵本の変遷 Gilbert James

2008年06月15日 00時33分44秒 | Weblog
ギルバート・ジェイムス(Gilbert James)が最初にルバイヤートのイラストを提供したのは1898年、ルバイヤートカルトの一人、ネイサン・ハスケル-ドール(Nathan Haskell Dole)が著した『RUBAIYAT OF OMAR KHAYYAM』(L.C.PAGE AND COMPANY)の中でです。 彼は全部で6枚のイラストを提供しました。今回はその中の2枚をここに紹介します。最 . . . 本文を読む
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板倉鞆音訳、リンゲルナッツ著『運河の岸邊』(第一書房)

2008年06月12日 19時41分53秒 | Weblog
フィッツジェラルドのアメリカ版第1号の『ルバイヤート』は500部限定で1878年に出版されましたが、表紙に使用するクロースを1種類で揃えられなかった為、ブルークロース、レッドクロース装の2種類の装訂が存在します。これと同様のエピソードは、森鴎外や三木露風の著作でも有名ですが、第一書房から出版された板倉鞆音の処女訳詩集、ヨアヒム・リンゲルナッツ(Joachim Ringelnatz)著『運河の岸 . . . 本文を読む
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銀杏

2008年06月09日 00時02分51秒 | Weblog
本の溝をつけるために使用する「銀杏」と呼ばれる道具です。       銀杏でこの様に溝をつけていきます . . . 本文を読む
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タイトルの背革張り終了

2008年06月07日 00時12分13秒 | Weblog
『四行詩集彷徨』特装本のタイトルの背革張りがやっと終了しました。 まず、やや厚手の黒革に金文字で四行詩集彷徨とタイトルを印刷し、長方形に切りそろえます。薄い革は糊付けするときに伸びてしまい寸法が狂うので要注意です。裏打ちした赤布に、カットされた黒革よりやや大きめの空押しを行います。使用する金型は以前に紹介しましたね。そして、黒革を張ります。 黒革にタイトル文字を金箔押し印刷 . . . 本文を読む
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ルバイヤート挿絵本の変遷 エドマンド・デュラック その2

2008年06月04日 23時18分55秒 | Weblog
1912年、ホッダー・アンド・スタウトン社(Hodder And Stoughton)からエドマンド・デュラックのルバイヤート挿絵本が数種類形を変えて増刷されました。 このブルークロスの装訂本は、210×150ミリ、189頁の小型サイズです。掲載されたイラストはルバイヤートの I、XI、XII、XV、XX、XL、XLIV、XLVI、 LV、LVII、LX、LXVIII、LXXII、L . . . 本文を読む
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ルバイヤート挿絵本の変遷 アデレード・ハンスコム その2

2008年06月02日 15時57分11秒 | Weblog
1905年アデレード・ハンスコムのダッジ・パブリッシング社(Dodge Publising Company)初版ルバイヤートの口絵です。全裸のネイティブ・アメリカンの女性にポーズを付けさせて撮影しています。フォトグラビアの手法により細かい陰影がうまく再現され、ぼかしの具合も絵画のように自然に表現されているのが解ります。28点すべてがセピア色の色調で統一されています。 1905年ダッジ・パ . . . 本文を読む
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ルバイヤート挿絵本の変遷 アデレード・ハンスコム その1

2008年06月01日 03時14分00秒 | Weblog
今回紹介するのは、米国女流写真家の草分け、アメリカの写真史には必ず名前が記されるアデレード・ハンスコム(Adelaide Hanscom 1875年-1931年)です。 彼女もルバイヤートの魅力に惹かれ、ネイティブ・アメリカンの友人達をモデルに四行詩のイメージをファインダーの中に定着させました。イラストではなく写真を使ったところが他の挿絵画家とは異なるユニークな点でしょう。ただし、単なる写真 . . . 本文を読む
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