秋晴れの一日佃島眺望す 昔の面影今いずこ 懐旧の想い深まる日
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「神田古本まつり」が、今年も開催されました。神田神保町古書店街は、大勢の人で溢れ、駅から上がって三省堂まで行くのに普段の倍はかかります。今はもう無くなってしまった鈴らん通りの「寿々喜屋」もこの時だけは、超満員だったのを思い出します。私はいつも「おろし蕎麦の揚げ玉抜き」。もう一度食べたいなあ。「寿々喜屋」閉店に際し、どんぶりらったのも懐かしい思い出です。おばちゃんにも会いたいなあ。
今は、西神田にあ . . . 本文を読む
交通事故に会いました。
とある日本橋界隈の横断歩道を歩いている際に、右折してきた軽自動車とぶつかり転倒しました。二回転して右側から肘をつくように倒れました。救急車が来る間、雨降る横断歩道に横たわったまま、しばらく動けませんでした。回りにいた人たちが親切に駆け寄ってくれ、助かりました。
軽い脳振とうと右手擦過傷で救急車で病院に運ばれました。足と腰も打ったようですが、病院でのレントゲンとCTスキャ . . . 本文を読む
漆黒の闇 海から響くサイレン
永遠に終わらぬ 煉獄のはざま
誕生からさだまっていた運命
死した月日を嗤らい舞う灰
至福の一時は永遠の絶望となり
かたちなきものたちも
かたちあるものとなるか
わたしは今ここにいる
(よ)
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エンボス加工され手彩色を施された怪美版『新富町多与里』30部本
紐でくくられた紅いビロード製パンティーは着脱可能 その下は……
裏表紙には型押しされたピカソ風抽象的な女性の姿
水曜荘と青園荘、共同作業の中では一番の出来栄え
『新富町多与里』は、斎藤昌三の「書物展望」編集後記を抜粋したもので、第八番目の随筆集です。芋小屋山房主人・森山太郎が300部限定で1950年(昭和25年)1月1日 . . . 本文を読む
日本古書通信社の「日本古書通信」上で武井武雄大先生の「書鬼論」に反旗をひるがえしたのが酒井徳男です。事の発端は「日本古書通信」1956年(昭和31年)4月号に武井武雄が「限定本と私刊本」という一文を掲載したことでありました。
その中で武井武雄は、限定本の生まれる理由について「本の美術という立前から、隅々にまで行き届いた造本作品は大量出版では到底望み得ない場合」と語り「手摺のような工程を経るものな . . . 本文を読む