ブランウインのイラスト入りルバイヤートが挿入されたギビングス社とフォリス社のデザインはどうであったでしょうか。まず、最初に1906年発行のギビングス社版を見てみましょう。オーナメントはグリーン一色で表現されています。オーナメントもブランウインの作です。全体のビジュアルもブラウインが担当しました。
タイトル
続いてフィッツジェラルド初版本の詩が掲載された本文。これは第1歌 . . . 本文を読む
「英語青年」1965年1月号
「英語青年」の新春特集で寿岳文章がルバイヤートの訳詩比べを行いしました。蛎瀬彦蔵以下取り上げた翻訳者数は10人。一寸面白いアイデアですが、数がやや物足りないですね。『四行詩集彷徨』ではこの考えを頂戴して30人50冊の訳詩比べを展開しております。勿論、全冊の書影と書誌データも掲載してあります。誌上での鑑賞会をお楽しみください。 . . . 本文を読む
『愛恋英詩抄』
1949年4月20日、『愛恋英詩抄』が新月社から発行されました。
帯の解説曰く
「英文学の粋と云われる英詩について、その当初五百年間の代表的詩宗、並びに有名な若干の米詩人の、「愛恋」を主題とした不滅の傑作を選び系譜的に分類排列を試みた、豪華清新な詞華集である。」
ということです。
重訳者は京都大学英文学科出身の左右田實。シェイクスピア、バイロンらに混じってフィッツジェラルド . . . 本文を読む
ニューヨークのトーマス Y. クロウエル社(THOMAS Y. CROWELL & CO.)から出されたプレゼント用にルバイヤートを紹介します。以前に紹介したものと同様に、華麗な総革装訂、三方金です。
革表紙は様々な模がエンボス加工を施され浮き出しています。150×100ミリ、288頁。フィッツジェラルド第4版101篇が掲載され、初版から第4版までの篇数対照表が添付されています。 . . . 本文を読む
ポガニーのルバイヤートの挿絵を紹介します。 左:カラー挿絵 右:モノクロ原画
分かりにくいかもしれませんが下に ポガニーの直筆のサインがしてあります。
「RUBAIYAT 1930年」を紹介する際に表紙のみを掲載したので、「実際のポガニーのイラストを知りたい」とのご要望に答え、今回ポガニーのイラストを掲載してみまし . . . 本文を読む
19世紀後半、アメリカ、ニューヨークのトーマス Y. クロウエル社(THOMAS Y. CROWELL & CO.)から華麗な総革装訂、三方金で幾種類かのルバイヤートが発行されました。
今回取り上げるのは、その中の一冊です。革の表紙は花々が浮き彫りされたエンボス加工が施され、葉や花には緑や赤で色刷りされています。女性向のデザインから、愛する人へのへのプレゼント用に考案されたルバイヤート . . . 本文を読む
フランク・ブラウィン(Frank Brangwyn)が、フィッツジェラルドの初版本75篇に対応して15点のイラストを描いたルバイヤートを紹介しましょう。T.N.Foulis社発行、270×215ミリ、70頁。 . . . 本文を読む
ギルバート・ジェイムス(GILBERT JAMES)のカラーイラストが16点挿入されたルバイヤートです。1909年にロンドンのアダム&チャールズ・ブラック社(Adam and Charles Black)から発行されました。255×195ミリ、202頁、白クロス装訂。 . . . 本文を読む
ウイリー・ポガニー(Williy Pogany)がデザインしたルバイヤート。1930年ジョージハラップ社製の(George C.Harrap AND Co.Ltd.)総革本です。260×200ミリ、173頁、天金。750部限定で、ポガニーのサインと限定番号594番が入っています。フィッツジェラルドの初版本75篇をポガニー作の華麗なオーナメントが包みます。
ポガニーと云えば、ルバイヤートのカラーイ . . . 本文を読む