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グーグルが北朝鮮の地図の範囲を広げる

2013-01-29 | Weblog

 

(写真)グーグルは、グーグルマップ上に北朝鮮のより詳しい情報を加えました

グーグルは、人気のあるウエブサイのグーグルマップ上でこれまで最も空白が多かった北朝鮮に地図の情報を載せました。

情報は、一般の人々が主に衛星画像か地域の情報を使って情報を寄稿することができるグーグルのマップ・メーカーのツールで編集されました。

ユーザーは、今、悪名高い労働収容所を含む多くの歴史的な場所や建物を拡大して見ることができます。

排他的な北朝鮮の国の地図情報は、まだ広く利用できません。

2008年に創設されたマップ・メーカーの情報は、イラクやアフガニスタンのような多くの国をグーグルマップに掲載してきました。

「この努力が実って、マップ・メーカーは、数年間そして今日、北朝鮮の新しい地図を準備し、グーグルマップで見えるようにした。」とグーグルマップのマイソア上級管理者が言いました。

「その結果、世界の人々は今までよりもはるかに多くの情報と詳細を提供する北朝鮮の地図にアクセスできます。」

グーグルのシュミット代表取締役会長が北朝鮮に人道的な訪問をした後にこの動きになりました。

北朝鮮の場合、地方の情報ではなく衛星画像が主な情報源でした。ほとんどの北朝鮮人はインターネットにアクセスできません。

大半は韓国人が北朝鮮の地図を見ることができるように情報を提供したとグーグルは言います。

「世界中の多くの人が北朝鮮に関心を寄せているが、この地図は先祖との関係や今も北に住んでいる韓国の人々にとって特に重要なのです。」

しかし、寄稿者の少なくとも1人はオーストラリア人で、韓国語が話せません。

「北朝鮮に行きたかったのに、まだ地図が無かった。それで地図を作ったら、少なくとも北朝鮮の国を旅することがいかに簡単か分かった。」とシドニーの金融取引会社のリスク管理者のオイエンさんがBBC に語りました。

彼は、情報を得るために衛星画像を使ったと説明して、「衛星画像は北朝鮮全体をカバーするのに十分だが、情報の質や内容はまちまちだ」と言いました。

「基本的な地図としては十分だが、信頼できる通りの名前段階のナビを得るには時間がかかるでしょう。」

しかし、より詳細な地図を作る際の最大の障害は、全ての物に名前をつけるのに十分な地方の情報を得ることだと彼は言いました。

「制限地区があるので、すぐに利用できる地方の情報が朝鮮民主主義人民共和国の外に多くは無いことを肝に銘じておくべきです。」

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そういえば、つい最近グーグルのシュミット代表取締役会長が北朝鮮に行きました。こういう目的があったのですね。写真の地図の右と左の情報は随分違います。北朝鮮の外部からのマップ・メーカーによる情報提供で北朝鮮の国内の地図が詳細になっていく過程がおもしろいですね。当然ながら韓国人の情報提供が多いようです。 記事にあるオーストラリア人のように自分でマップ・メーカーを使って地図作りをすることもできるのですね。

それにしても、北朝鮮は閉ざされた国であるだけに海外の注目の的になっていて、外部からの情報によって国内地図が詳細化されているなんて滑稽ですね。指導者はこのことを知っているのでしょうか。又、どう思っているのでしょうか。