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オーストラリアが香港からの5千万ドル相当の麻薬を押収

2012-07-31 | Weblog

(写真)押収について話す国境保護サービス最高執行責任者と副警察長官

オーストラリアの警察が10億ドル以上の価値の麻薬を押収し、香港を拠点にしている麻薬組織を解体しました。

4人の香港人と3人のオーストラリアの住民も、月曜日に、シドニーで逮捕されました。

306キロのメタンフェタミンの結晶を含む半トン以上の252キロのヘロインで〝ice″として知られている麻薬が押収されました。

押収品は最大規模の''ice''と、第3規模のヘロインだと警察は言います。

麻薬は時価5億ドルと見積もられているとオーストラリアの連邦警察(AFP)が声明で語りました。

1年の調査を経て捜索と逮捕に至りました。

「この押収がオーストラリアの通りで行われていたら数えきれない程の生命が影響を受けていただろう。」と副長官がオーストラリアのメディアに語りました。

調査は続くので、もっと多くの逮捕者が出るだろうと言いました。

麻薬集団の調査は、米国麻薬取締局から内報を受けて2011年8月に始まったと警察。麻薬は、7月19日に、テラコッタ製ポットの積荷の中で見つかりました。

容疑者は、麻薬の輸入と所有の件で、シドニーで裁判を受けることになるでしょう。

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麻薬との闘いはどの国でも困難です。巧みに隠される麻薬との闘いですから。


オリンピックの柔道:サウジアラビアの柔道選手がヒジャブ論争で撤退する?

2012-07-30 | Weblog

サウジアラビアの女性柔道選手の父親は、娘が試合中にヒジャブを付けることを許されないのならオリンピックを撤退することになるだろうと言っています。

16才のシャヘルカニさんは、金曜日に、78キロ以上の部門で試合をすることになっています。

サウジの役人は、今月初めに、女性選手はイスラム法に従わなければならないと言いました。

しかし、国際柔道連盟代表は、スポーツは安全のために禁止しているのだからスカーフを付けずに試合をしなければならないと言いました。

先週:「サウジアラビアの選手は、柔道の精神で闘い、ヒジャブを付けないという柔道の原則を守らなければなりません。」

彼女の父親はサウジアラビアのアル‐ワタン紙に、「委員会がヒジャブを外すように主張するなら娘は8月3日の試合には出ないだろう。」と語りました。

オリンピック委員会とサウジの役員は解決策を見つけるために柔道の委員代表と話し合っていますが、父親はその件に関して国際オリンピック委員会から何も聞いていないと新聞社に語りました。

シャヘルカニさんと800メートル選手のサラ・アッターさんが、サウジアラビア代表の女性選手です。

サウジアラビアではスポーツに女性が参加する伝統がないので、役員は資格の基準に合う選手を選ぶのに苦労したようです。

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先日、柔道委員会がヒジャブを禁止した記事を読んで、どうするのだろうと気になっていましたが、まだ、解決していないようです。ヒジャブをかぶって柔道をするなど考えただけで危険ですよね。サウジアラビアはどういう結論を出すのか金曜日には分りますね。


日本の女性の平均寿命が香港の次になる

2012-07-27 | Weblog

(写真)2011年3月の地震と津波が平均寿命の数字を押し下げました

 日本の女性は、25年ぶりに世界の平均寿命のランキングトップの座を香港に譲りました。

理由は2011年3月に日本を襲った地震と津波のためと日本の年間報告書が伝えました。

日本女性の期待寿命は2010年の86.30才から2011年の85.90才に下がりました。

香港の昨年の公式寿命は86.70才でした。

日本は、4分の1世紀の間、女性の寿命ランキングのトップでした。健康的な伝統食事に一部起因するようです。

マグニチュード9の地震と津波により20,000人以上が死亡したり行方不明になり平均寿命が短くなりました。

しかし、地震や津波がなくても日本人女性の寿命は香港より短くなっていただろうと報告書は伝えます。

女性の自殺や病気や他の自然死の数が増えたことも原因にあげられると報告書は伝えます。

日本人男性の平均寿命も2010年の79.55才から昨年の79.44才へ下がりました。

日本の共同通信によると、男性は世界平均寿命ランキングで2010年の4位から昨年は8位に下がりました。

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日本人女性が世界ランキングでトップを占めるのは長寿だけでしょう。それも香港に譲ったのでトップが消えました。少子高齢化の時代に長寿を誇っている場合じゃないので、それはそれでいいでしょう。


11才の少年がマンチェスター空港でパスポート無しでイタリア行きに搭乗

2012-07-25 | Weblog

(写真)少年が乗ったJet2.com

11才の少年がパスポートもチケットも搭乗券も持たずに一人でマンチェスターからローマまで飛行しました。

少年は、火曜日の午後、ターミナル1で家族に交じってセキュリティー・スクリーンを通りました。

彼は、Jet2.comが上空に差し掛かって乗客が不審に思い発見されました。

マンチェスター空港の報道官は、多くの航空会社のスタッフが仕事を一時中断していたと言いました。運輸長官は「それがとても気になっていた」と言いました。

空港の報道官は、少年はセキュリティ・チェックを通過したが必要書類の提示を求められなかったと言いました。

少年は1番近くにあるローマ行きの飛行機に直行しました。また、彼は搭乗の際の人数確認の時はいませんでした。

報道官:「セキュリティや搭乗ゲートで必要書類が正しく検査されなかったことは確かです。少年は完全なボディ・チェックを通過したので、乗客や飛行機の安全が損なわれることはなかった。」

フリーニング運輸長官:「我々は治安侵害を非常に重視している。マンチェスター空港や航空会社を緊急に見直し、起こったことを正確に調査しています。」

Jet2.comの報道官:「火曜日に11才の少年は必要な書類を持たずにではありますが、マンチェスター空港のセキュリティをクリアしました。それからローマ行きの飛行機に乗りました。」

「この件に対する調査班を立ち上げました。関わったスタッフは係争中の結果を保留させられています。」

「少年は無事家族のもとに戻されました。」

少年は家から逃げていたと思われています。

飛行機がローマのFiumicino空港に着陸した時、彼は機内に残っていました。そして火曜日の夕方飛行機が引き返す時マンチェスターに連れ戻されました。

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オリンピックの直前にこんなことが起こって関係者はさぞかし困惑したことでしょうね。時と場所を考えないストライキは歓迎できません。別のニュースによると、組合側は直前になって雇用が確保されたのでストを中止すると言っていましたが、政府側は何も約束していないと言ったとか。組合もさすがにオリンピックに配慮したようですね。でも、別の組合がオリンピック中にストをすると宣言したようですが、やはり決行はできないでしょうね。

とてもイギリス的です。


エジプトの危機: 水道相が組閣を求められる

2012-07-24 | Weblog

(写真)政治的不安が続き国は危機の瀬戸際にあります

エジプトのマハメド・ムルシ大統領が、水道相のクアンディル氏を首相に任命して、組閣を求めたと国営テレビが伝えています。

ムルシ氏が内閣のポストをどのように割り振るかに関して多くの憶測がありました。

軍は公式的に6月30日にムルシ大統領に政権を移譲しましたが、いくつかの重要な特権は維持しています。

7月10日に、最高憲法裁判所(SCC)は、イスラム教徒が多数の下院をムルシ氏が引き継ぐ決定を延期しました。

法律を作成する過程に欠陥があるとして今年初めに行われた議会選挙を先月無効にした決定が、政治的行き詰まりを顕著化しました。

クアンディル氏は、昨年軍により首相に任命されたアル‐ガンゾウリ暫定政府の一員でした。

「現在の状態を運営できる人を選ぶために多くの研究と議論を重ねてこの愛国的で独立した形の任命を決めました。クアンディル氏はどの政党とも連携しません。」とムルシ政権の報道官が言いました。

クアンディル氏は、エジプトの外ではほとんど知られていません。彼は水道工学の公共部門の専門技術者として働いてきました。

彼は50才でエジプトでは最も若い首相と報じられています。

ムルシ氏は、イスラム同胞団出身ですが、女性やキリスト教徒も代表として含む政府を約束しています。

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エジプトでは大統領と首相が決まったようですが、軍や裁判所の権限がまだまだ強くムルシ大統領の政治活動は困難を極めそうです。彼が約束するように女性やキリスト教を含む民主的な組閣ができるといいですが・・・