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フェイスブックのザッカ―バーグさんが東京で野田首相と会う

2012-03-30 | Weblog


 (写真)2012年3月29日に、フェイスブックのCEOマーク・ザッカ―バーグさん(左)が、東京の首相官邸で日本の首相と会い、首相の事務室のフェイスブックのページを写すモニターの前で野田首相と会談しました。ザックバーグさんは、日本の津波に刺激を受け、被災地の人々を助けるために彼のソーシャル・メディアの更なる効果的な方法を模索していると語りました。

ザッカ―バーグさんの野田首相の突然の訪問は、彼のフェイスブックが世界で3番目の経済国でやや遅めのブームの時に行われました。

最近まで、社会的ネットワークのサイトは日本で活用されにくい問題がありました。フェイスブックがいかに遅れたか、なぜこんなに最近になってしまったかの疑問の中、日本で最も傑出した技術企業家の孫正義氏が、今週サービスを利用し始めたとツイートしました。

「まだフェイスブックの初心者だから、いろいろ教えてください」とソフトバンクのCEOは、木曜日に、彼の160万人の仲間にツイートしました。

ニールセン・ネットレイトによると、2010年9月のフェイスブックには日本でおよそ200万のサイト訪問者がありました。利用頻度の高いユーザーの何人かは、以前、海外で学んだり働いたりしたことのある日本人で、米国や世界各地の友人に連絡を取るためにフェイスブックを始めました。

1年と少しで、サイト訪問者の数は6倍でトップの1200万に急増しました。

2011年の初めに日本で放映された映画〝ソーシャル・ネットワーク″はフェイスブックの人気を高めました。地方のTVショーや新聞が米国の映画やフェイスブックの人気を伝えましたが、野田首相が映画のことを取り上げたとき、彼は事実とはだいぶ違うと言いました。

それから3月11日の3重の災害が起きました。地震や津波が遠距離通信ネットワークを破壊した時、ツイッターやフェイスブックのようなソーシャル‐ネットワーク・サービスがその穴を埋めました。

「3月11日の災害で多くの人々がソーシャル‐ネットワーク・サービスに興味を持ちました。今までそのサービスを知らなかった人々さえです。」と、ニールセン・ネット・レイティングの上級アナリストの中村さんは、ウオール・ストリート・ジャーナルのジャパン・リアル・タイム・ブログに書きました。

フェイスブックの日本人利用者の数は、ツイッターがおよそ1年早く経験した同じ速さで増えました。両方とも今は日本人のインターネット・ユーザーの間で独特の存在であることが分かったと中村さんは言いました。

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フェイスブックのECOが日本に来ているようです。野田首相と会談して何を語ったのでしょうか。

 日本人はフェイスブックに初めから興味を持っていたわけではなく、海外で経験した人などの影響を受けたようです。サイトには写真や本名を載せるので、まず友達や知人が登録しているかどうか確認してから参加する人も多いようです。今までは、日本製の2003年立ち上げのMixiやGreeや Mobageを利用していたようです。

 多くの人がフェイスブックでツイートしているようですが、私は、自分の顔や本名を掲載することは怖いので絶対に利用しません。(^_^;)

↓CEOが現実とはだいぶ違うと言った映画「ソーシャルネットワーク」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF_(%E6%98%A0%E7%94%BB)


日本が2010年以来3人を死刑執行する

2012-03-29 | Weblog

 

(写真)2011年は、行われませんでした

日本は、2010年7月以来初めて死刑囚を絞首刑に処しました。

報告書によると、別々の刑務所で絞首刑に処せられた囚人達は複数の殺人で有罪判決が言い渡されていました。

日本は死刑制度を有する数少ない先進国のひとつです。死刑罪は多数の殺人に適応されます。

多くの日本人は死刑制度を支持していますが、人権団体は日本の死刑囚の監房はひどいと言います。

「今日、3人が処刑されました。私は、法律に規定されている通りに法務大臣としての義務を果たしました。」と小川法務大臣が言いました。

現在、100人以上の死刑囚がいます。その中には、1995年の東京地下鉄サリン事件を指示した麻原彰晃も含まれています。2011年は、死刑執行は行われませんでした。

日本の2011年の公式数字として80%以上が死刑を支持しています。

しかし、アムネスティ・インターナショナルのような人権団体は、死刑廃止を求めていいます。死刑囚は誰からも訪問されず、運動の機会もなく、ほとんどの時間を独房の中で座って過ごすことが強要されていると言います。

数十年も閉じ込められたまま、処刑の時を前もって知らされることがないので、彼らは毎日が最後だと恐れているとBBCの記者は報じました。

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小川法相は就任時からそういう雰囲気でしたが、ラジオで3人の執行のニュースを聞いて複雑な気持ちになりました。

一般市民も参加する裁判員制度が始まって市民の裁判の結果を尊重する方策の一つとする解説がありましたが、国民の意が死刑を支持する方向に傾いているということでしょうか。


アイルランドの首相がアイルランドと中国は驚くほど似ていると語る

2012-03-25 | Weblog

 

(写真)中国の習近平氏とケニー氏

 アイルランドの首相は、アイルランド共和国と中国は驚くほどビジネス・カルチャーが似ていると言いました。

中国での4日間の貿易交渉の最初の日に、ケニー首相は両国の経済は企業と刷新が中心になっていると語りました。

彼は、中国の温家宝首相に会う前に上海のビジネス・リーダーに会う予定です。

ケニー首相は、中国の投資をアイルランドに呼び込むことを目的にしています。

彼は、中国とアイルランドの両国は技術の刷新に根差した知識を基礎にした経済なので、両国の会社は協力できる要素があると言いました。

彼の中国訪問は、中国の次期リーダーと期待されている習近平氏の3日間のアイルランド訪問の1か月後に行われています。

国際通貨基金(IMF)によれば、中国は世界で2番目の経済国で、アイルランドは42番目です。

2010年11月に、アイルランドは850億ユーロ(1120億ドル)をIMFと欧州連合から緊急に借りる必要がありました。膨大な負債と多額な借入金の対処に苦労しました。

これは世界金融危機に続くアイルランドの不動産市場崩壊の結果です。

ケニー首相は、ユーロ圏のソブリン債務危機の拡大を阻止しようとする中国の努力を称賛しました。

「ソブリン債務危機を解決しようとしているヨーロッパの努力を中国が積極的に支援する意図に深く感謝しています。」と彼は言いました。

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ヨーロッパ経済は危機に陥っています。欧州の首脳たちが今一番頼りにしているのは中国のようです。アメリカも危機、日本も同様。遠方からの中国詣ではもう少し続くでしょうね。


ブラジルの警察がサンパウロで〝金髪の誘拐団″を追跡

2012-03-24 | Weblog

(写真)警察に特定された6人の容疑者

ブラジルの警察は、サンパウロで誘拐や強盗を繰り返しているほとんどが金髪の若い女性を探していると言います。

犯人はショッピングセンターで裕福な女性を狙っている、とサンパウロの誘拐撲滅警察隊は言います。

犠牲者は車に誘導され、銃を突きつけられてカードが盗まれます。その間にギャングは犠牲者のクレジットカードを使ってぜいたく品を買います。

警察は、"ブロンド・ギャング"は若くて教育を受けた中間層の女性達だと言いました。

サンパウロの誘拐撲滅隊長のアルヴェスさんは、「一人か二人はいくつかの言語を話し、何人かは海外で教育を受けている。」と言いました。

「彼女達は、実際かわいい女の子たちで、身なりもいい、」と彼は言いました。

ギャングは、自分達に似ている女性を標的にする傾向があります。そうすれば、犠牲者のカードを使う時にごまかせるからです。

彼女達は、3年間このような事を行ってきて、少なくとも50人が犠牲になりました。

警察は、ギャングを分断することから始めて、男を含む3人を逮捕したと言いました。

犠牲者を数時間捕まえて、その間に彼らの銀行通帳やクレジットカードを使う、いわゆる、"急行誘拐"はラテン・アメリカでは一般的な犯罪です。

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可愛くて教養のある中産階級のブロンド・ギャング!6人揃えば怖いものなしということでしょうか。急行誘拐と訳しましたが、犠牲者を捕まえておく役割とカードを使う役割を分担し、それを大急ぎでするということでのようです。警察はそれを分断することで逮捕しやすくしようとしているようです。ラテン・アメリカではこれが茶飯事とは驚きですね。


中国が死刑囚からの臓器提供を止める

2012-03-23 | Weblog

  

(写真)中国の臓器移植の大半は死刑囚監房の囚人から

 中国は、5年以内に処刑囚から臓器を取り出すことを止めると国営メディアが報じました。

政府役人は、代わりに臓器移植の新たな提供制度をつくると言います。

国営メディアの推定によると、中国の臓器移植の3分の2は囚人からのものです。

人権団体は、死刑囚監房の囚人は臓器を提供することを強制されていると言います。政府は否定しています。

中国は、長い間、臓器提供を死刑囚に頼るのを減らすと言っているが、必要な臓器の量は設定された時間枠での移植実施を困難にしていると記者は伝えます。

健康省の公式数字によると、およそ150万人が移植を必要としているのに、年間10,000人しか実施されていないと国営新華社通信は伝えます。

健康省の副大臣が、いくつかの地域では国民からの臓器移植の試みがなされていると語ったと新華社通信が伝えました。

「死刑囚からの臓器提供を廃止する計画は、政府の決意を意味する。」と彼は言いました。

常に感染率が高く移植された人々の長期の生存率に影響を与えるので、囚人からの臓器提供は理想的ではないと彼は付け加えました。

人権団体は、中国は年に数千人の囚人を処刑すると推定しています。

北京のBBC記者によると、公式数字は国家秘密になっているといいます。

人々は無傷のまま埋葬されることを望む文化的信念のために多くの人が臓器を提供したがらない理由などがあって、中国では臓器提供者が少ないと彼は付け加えました。

このことが闇取引の原因になっています。政府は、5年前に臓器売買を禁止しましたが、まだ行われています。

中国赤十字社も、故人の臓器提供者の遺族を経済的に支援して不法な臓器売買を抑制するガイドラインが作られるだろうと言いました。

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無傷なまま埋蔵されることを望む国民性の故に、中国では臓器提供者が少ないようです。対応策として死刑囚から没収しているというのは問題ですね。

日本も提供者が少なく、アジアから高いお金を出して提供を受ける人が多いと非難されたことがあります。それを受けて法的には改善されたことになっていると思いますが、現実はどうなのでしょうか。