まるこの「時事和訳ブログ」

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北朝鮮:男性にキム・ジョン‐ウンの髪型が求められる

2014-03-26 | Weblog

 

(写真)北朝鮮の男性は今はキム・ジョン‐ウン指導者と同じ髪型が求められていると報じられています

メディアによれば、国内禁止の髪型のガイドラインが2週間前に首都ピョンヤンで発表され、望まない者もいますが、今は国内全土に及んでいます

「我々の指導者の髪型はとてもユニークだ。もし国民が同じようにしたくても顔も頭の形もそれぞれ異なるので必ず似合うとは限らない。」とある情報筋がラジオ・フリー・アジアに語りました。

一方、今は中国に住んでいる北朝鮮人は、その髪型が中国人の密輸業者に似ていると思われているので国内では人気がないと言います。

「2000年代中頃まで人々はその髪型を中国人密輸業者の髪型と呼んでいた。」と韓国タイムズ紙。

北朝鮮では髪型を国が承認していて、最近まで女性はわずか18のヘアスタイルから男性は10のヘアスタイルから選ぶことが許されていました。以前は北朝鮮の国営テレビが長髪反対運動を開始して「社会主義のライフスタイルにふさわしく髪を切ろう。」と呼びかけました。

17年間北朝鮮を統治していた故キム・ジョン‐イル指導者はふっくらした髪型でしたが背を少しでも高く見せるためだ報じられていました。

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髪型まで国に統制されるなんて!まさか、北朝鮮がキム・ジョン‐ウンだらけになるのでは!?


中国の習近平主席が主要ヨーロッパ諸国を訪問

2014-03-22 | Weblog

(写真)土曜日にアムステルダムのスキポール空港で治安体制を整えるオランダの軍警察

(写真)金曜日にオバマ夫人と2人の娘さんを北京で歓迎した習近平主席

習近平氏が、中国の国家主席としての初のヨーロッパの旅で、オランダに到着しました。

彼と妻のPeng Liyuanさんは、アムステルダムのスキポール空港でウイレム‐アレキサンダー国王の出迎えを受けました。

彼は、フランス・ドイツ・ベルギーとブルッセルのEU本部を訪問します。

貿易を主とするとされる200人強のビジネス集団が彼に随行しています。

150機のエアバス・ジェット機の注文が議題になるものと思われます。

習氏は、西側諸国からウクライナでのロシアの行為に関して強気に出るように圧力がかけられる可能性もあります。

中国は、通常、外交問題ではロシアを支持していますが、先週のウクライナ事変では完全な支持は避けました。

中国は、ウクライナのクリミア地方の併合を非難する国連での決議を棄権しました。

上海にいる記者は、ヨーロッパと中国の関係はしばしば損なわれることがあったと伝えています。

売り言葉に買い言葉の議論で、EUが中国製のソーラーパネルに関税を賭けたことを受けてフランスのワインを標的にしていた問題が金曜日に解決しました。

彼は、来週、ヘーグで行われる核セキュリティ会議(NSS)に合わせて行われるG7会合の前に到着しました。

習氏は、サミット会合の際にウクライナの状況についてオバマ大統領と議論する予定です。

習氏は、「危機に於いては平静と抑制を」としている中国の主張をくり返すようだと記者が伝えています。

習近平氏は、フランスのオランド大統領やドイツのメルケル首相と会い、最後は4月1日のベルギーの予定です。

注目点は、中国の代表団がメルケル首相の案内によるホロコースト記念館の公式訪問をも求めているとドイツ紙が伝えたことです。

ドイツ政府は、中国がそれを日本が過去の軍国主義に対する償いを十分に行っていない不満を強調するためのプロパガンダに利用するのではないかと不安視して断りました。

習近平主席が時間のある時に自由に記念館を訪問すると中国代表団に伝えているとデア・シュピーゲル紙が報じています。

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習近平主席が再び外国訪問を始めたようです。今や、経済的にも軍事的にも大国になりつつある中国は、世界のどの国からも期待されているという自負があるのかもしれません。

この際にも日本の右傾化や軍国主義時代の実態を欧州諸国に訴えるのかもしれません。これ以上の危機を避ける努力もしてほしいものですね。


イスラエルがガザの最も長いトンネルを発表

2014-03-21 | Weblog

 

(写真)10月に見つかったものより長いとイスラエルが言うトンネル

イスラエル軍が、イスラエル側に数百メートル入り込んでいるガザ地区の過激派が掘ったトンネルを見つけたと発表しました。

今までに見つかったトンネルで一番長く、イスラエル市民を攻撃することが意図されていると報道官。

ガザ地区を統治しているハマスの過激派は、トンネルは新しいものではないとして拒否しました。

そのトンネルは、昨年10月にイスラエルが発見した1.7キロに達するトンネルより長い。

過激派は厳重な治安体制が築かれている国境の下のトンネルを使ってイスラエルに潜入しようと何回も試みました。襲撃時にそれを使って二人のイスラエル兵士を殺し、三人目のギラッド・シャリットさんを2006年に誘拐しました。

イスラエルの国防省(IDF)は最近のトンネルがいつどこで見つかったか伝えませんが、起こり得た攻撃を阻止したと伝えました。

「この高度なトンネルはイスラエル領土へ直接侵入して脅威を与えることが目的で、ハマスのテロリストがイスラエル市民に近づき危害を加えることを可能にするものだ。」と報道官。

「このようなトンネルはテロ実行中のテロリストを支援するために造られている。過去において、ガザのテロリストはイスラエル市民への潜入や爆撃や誘拐をするためにこのようなトンネルを使った。」

IDFは、調査中だとしながら、そのトンネルはイスラエルの内部に数百メートル入り込んでいて深さはまちまちだと言いました。

しかし、ハマスの過激派Izz al-Din al-Qassam Brigadesはイスラエルの主張に反論しました。

広報担当は、「敵による軍や情報部の確認は無い。このトンネルは最新の物ではない。」と指摘しました。

「イスラエルが二か月前に暴露したのは古いトンネルでジハードの戦士達が再建したものだ。」

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ガザからイスラエルへのトンネルは何年も前から問題になっていて、閉鎖されては造り、造っては閉鎖されるという繰り返しのようです。初めてトンネルのニュースを知った時は技術的に可能なのかと疑いましたが、武器や兵士や物資などを運ぶことができるほど頑丈ではありそうです。こんな状態では和平交渉は進まないでしょうね。ため息が出ます。


パリの高い汚染を受けて車の禁止令がスタート

2014-03-17 | Weblog

(写真)暖かい日差しを楽しむ人々

汚染レベルがフランス政府に規制を急がせることになった月曜日に多くの警官がパリの交通量を監視します。奇数のナンバープレートの車の運転手だけが運転できます。

火曜日は、規制が続くようなら、偶数ナンバーの車の番です。

パリや周辺地域で大気汚染が5日間安全基準を超えたので政府が規制しました。

大気汚染は、寒い夜と暖かい日の組み合わせで生じます。汚染の拡散を妨げるからです。

その方法は1997年に一度試みられました。パリの空気質監視機関のエアパリフは、空気質の改良に顕著な効果があったと言いますが、その見解を批判する人もいます。

月曜日の5時30分から深夜に走るオートバイも禁止されます。電気自動車やハイブリッド車や3~4人乗りの車は例外です。

規制を無視する人は少額の罰金が科されますが、ナンバープレートが偶数で終わる車の運転手には無料駐車場があります。

すでに運送会社は収入源に苦情を呈している上に、来週始まる予定のパリの市長選のためにも政治的リスクは高いと記者は伝えます。

野党リーダーのコープ氏は、一貫性も説明もないので道路はパニック状態だと不満を訴えました。

金曜日は、人々が車を家に置いて出かけられるように公共交通機関が三日間無料になりました。この方法は月曜日も続くでしょう。

首都の空気汚染は、世界で最も汚染のひどい都市の一つ中国の首都北京に匹敵する記録的な最悪状態だとフランス環境局は伝えます。

金曜日は、汚染レベルが安全基準80の倍にあたる1 立方メートルあたり粒子状物質PM10の180マイクログラムを記録しました。

PM10微粒子は車や暖房システムや重工業から排出されます。

汚染レベルは日曜日に下がったと伝えられましたが、月曜日は再び上がると予測されました。

政府は、運転規制を更に延ばすかどうかを決定する前に汚染基準を再び見直す予定です。

一度大量の雨が降れば1禁止日以上の効果があるだろうと当局は言います。

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大気汚染が北京並みのパリ。政府があの手この手で効果策を練っているようです。大気汚染問題は国境を越えて地球規模に広がるのでしょうね。

私達も気を付けなければ!


サルコジさんとブルーニさんがテープの差止めを求める

2014-03-06 | Weblog

(写真)サルコジ夫妻

前フランス大統領のサルコジさんと妻のブルーニさんが、秘密の記録がオンラインに流された件で法的措置を開始しました。

サルコジさんの弁護士が、発行されることで内容が広がることを避けるために緊急差止め命令を求しました。

彼らは、記録は前側近のビュイソン氏によって夫妻の知らない間に作られたと主張しています。

記録は恥ずべきことではあるが、夫妻はそれほどの被害を受けていないと考えられると記者は伝えます。

サルコジさんは、フランス大統領職にあった2007-12年の間の何時間もの会合や私的な会話をビュイソン氏が記録していたことが明らかになった時、激怒したと語られています。

ビュイソン氏の弁護士は、声明で、テープが作成されたことを認めましたが、それはサルコジ前大統領が彼や政治家との対話の記録の正当性を維持できるように彼を支持して作られたと主張しました。

記録のほとんどが破棄されたので、公になったものは盗まれたものに違いないと弁護士。

記録のいくつかは、水曜日に、風刺雑誌Le Canard EnchaineやウエブサイトAtlanticoに掲載されました。

最初に発表された内容に、役人トップがエリゼ宮の会合にサルコジさんの妻が出席していたことに軽蔑を示したというものがあります。

又、サルコジ婦人はサルコジさんと結婚して収入が無くなったことで不安になり、抗加齢製品の広告で収入を増やすことを希望したことも示唆しています。

サルコジさん自身は、彼の側近達の何人かの能力について否定的だったと示されています。

サルコジさんの最側近の1人は、元大統領はビュイソン氏に裏切られたと感じていると言いました。

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これだけのことですが、大統領を終えてからもネタ探しが続けられ風刺雑誌やオンラインで流されるというところに着眼しました。

差止めなければ、とんでもない内容が暴露されると困るでしょうね。フランスらしいです。海外ニュースの中でもフランスのテレビ局のニュースが最も好きな私はパパラッチ的要素が強いのかな~。(*^_^*)