まるこの「時事和訳ブログ」

英文記事を訳したり雑感を書いたりします
まるこの「写真ブログ」にもどうぞ
@リンク先へはブックマークからどうぞ

東京都知事がオリンピックに関するコメントで謝罪

2013-04-30 | Weblog

 

(写真)発言が不適切だったと謝罪する猪瀬氏

東京都知事が、2020年のオリンピック開催のライバル候補地イスタンブールについて彼が語った内容について謝罪しました。

東京オリンピック委員会代表の猪瀬知事はニューヨークでインタビューを受けて発言しました。

彼は、イスタンブールの施設は危機的でイスラム国家は互いに戦っていると言いました。

猪瀬氏は発言が不適切だったと言いました。

「私の発言がイスラム国家の人々に誤解を与える可能性があるのでお詫びします。これに関して明確に謝罪します。」と彼は記者会見で語りました。

猪瀬氏は、2012年12月の総選挙に出馬するため昨年末に辞職した臆せずものをいう石原慎太郎氏の後継者です。

「スポーツ選手にとって、どちらが相応しい場所か? いまだに施設を建設中の国と非常に洗練された施設を持つ国を比べてみてください。」と語った彼の言葉が先週発行のニューヨークタイムズの記事に引用されました。

彼はこうも言いました:「イスラム諸国で唯一共有しているものはアッラーで、彼らは相互に戦っている。彼らには階級がある。」

彼の発言によって、候補地がライバルについて発言することを禁じている国際オリンピック委員会(IOC)の規則に反するのではないかと東京委員会は危惧しています。

トルコのスポーツ相は、その発言を不公平で落胆させるものだと語ったとロイター通信が報じました。

猪瀬氏は、これからはIOCの規則を厳守しながら運動をしていくと言いました。

投票は9月7日に行われます。イスタンブールと東京だけでなくマドリードも立候補しています。

       **************

このニュースは日本でもちょっとした話題になっていますね。彼の発言内容はイスラム国家に対して非常に失礼なものですが、イスタンブールを利するものになる可能性はありますね。はたして今後の運動で、イスタンブールはこの発言を利用するでしょうか、また、IOCに影響を与えるのでしょうか。 


Reims(ランス)でガス爆発後にビルが崩壊して2人が死亡

2013-04-28 | Weblog

      

 

(写真)1960年代から70年代に建てられたと報じられているビル

 フランス北部のReims(ランス)市でアパートの一部が爆発して崩壊した後少なくとも2人が死亡したと公式発表されました。

ハザン市長が、4階建てのビルはガス漏れが原因ではないかとBMFテレビに語りました。

緊急部隊によれば、少なくとも10人が負傷し、そのうち多くは子供でした。

写真はビルの端の部分が崩壊したところです。

多くの犠牲者がいるが詳細な情報は発表されていないと消防隊員は言います。

ハザン市長は、爆発は非常に強くて他のビルの窓も粉々に壊れたと語りました。

2人の犠牲者はまだ瓦礫の下にいると言いました。

ビルは1960年代から70年代に建てられたと報じられていて、およそ12軒のアパートが影響を受けました。

ビルは数年前に修復されました。

4月初めには近くのWitry-les-Reimsのアパートでガス爆発が起こって一家4人が死亡しました。

          ************

最近、バングラディッシュでビルの崩壊が伝えられて驚きましたが、フランスでも!?

古くなったビルは修復しても完全ではないようです。我が家もぼつぼつ40年近くになるので崩壊を心配しなければならないようです。(+_+)


社説:閣僚の靖国参拝は無神経

2013-04-27 | Weblog

副首相兼財務大臣の麻生太郎氏を含む閣僚が、戦死者共に戦犯も祀られている春季例大祭期間中に靖国神社を参拝した。

安倍首相は榊を供えたが参拝はしなかった。政界が、日本人も外国人も不快感なく戦死者を慰霊できるようにするためになすべき事の結論を出せないままの参拝だった。

これを受けて、日本の植民支配を受けた韓国は今月末の予定だった外務大臣の日本訪問を中止した。

日本と米国と中国と韓国は、弾道ミサイルの発射など挑発的な行動を取る北朝鮮に対して密接な協力体制が必要だ。韓国政府は、日本の閣僚の靖国参拝を外交問題にして先行きを不安定にしている。

それでも、内閣第二の地位の麻生氏が率先して問題の多い参拝をしたことや安倍首相がそれを受け入れたと言う事実は非常に残念だ。これで、日本政府は北朝鮮の挑発行為に対して中国と韓国の協力関係を困難にし、最終的には日本の国益を損なうことになるだろう。

安倍氏は、前任の小泉首相の参拝により関係が悪化した中国との外交修復に努め、2006年と2007年の任期中は首相としての訪問を控えた。当時、安倍首相は「参拝をするかしないかは言わない。」と言った。

麻生氏も、外相と首相時代は参拝をしなかった。安倍氏も麻生氏も自制したのだ。

しかし、首相は、前の首相の任期中に参拝しなかったことを「痛恨の極みだった。」と明白に後悔した。それは、首相が任期中の参拝を望んでいること示唆していると解釈できる。

安倍政権を支持する保守派は、安倍氏が終戦の8月15日より神社の秋季例大祭に首相として参拝することを重視している。

もし安倍氏の榊の奉納や参拝が夏の参院選で保守派の支持を取り付けて在任中の首相訪問への道を整えることが目的なら、受け入れられない。

首相や閣僚の参拝に対する国民の賛否は分れている。主に二つの理由からだ。

首相や閣僚の参拝は、政教分離を規定している憲法20条に矛盾する可能性があり、A級戦犯が合祀されている神社の訪問は中国や戦時の日本による被害国によって日本の侵略行為を正当化するものと解釈される可能性がある。

安倍首相は、日本が東京裁判での戦犯判決を受け入れた歴史的事実を認める意思を示す一方で、裁判で連合国が下した判決に疑問を呈した。「戦犯は戦勝国側の裁判で有罪確定された。」と首相は言う。

安倍氏は、一般戦死者とA級戦犯を別にすることにも戦争犠牲者を追悼する非宗教的な国営記念館の建設の提案にも消極的だと思われる。

首相や閣僚の靖国神社参拝をどう考えているのかこの問題に関する議論をどう解決するかについて首相は自分自身の言葉で国民に説明すべきだ。彼は、国民に明確な説明をすることなく既成事実を作ってはいけない。

      ******************

毎日新聞の4月23日の社説記事です。安倍首相は支持率の高さに酔っていて言ってはいけないことにも言及しています。参拝をしなかったことが唯一の救いでしょう。その後、米政府は安倍さんに近隣諸国を刺激するようなことをするなと注意したようで、威勢のいい言葉も少々トーンダウンしているようです。アメリカに注意されなくても考えれば分ることだと思うのですが…

それに、政府はなぜ非宗教的な国営記念館の建設を考えないのでしょうか。A級戦犯を外せば、近隣諸国の怒りも鎮まり、天皇も堂々と参拝できるでしょうし、国民の違和感も解消できるのではないかと思うのですが。政府は指導力を持って靖国神社を説得すべきではないでしょうか。


米軍撤退後イラクで初の選挙

2013-04-21 | Weblog

 

(写真)投票する人

イラクでは、2011年に米軍が撤退して以来、初の地方選挙の投票が行われています。

イラク軍は、2003年の侵攻以来、初めて選挙の治安に当たりました。

選挙の準備期間中にあちこちで暴動が起きたので、シーア派主導の政府はスンニ派が優勢の2か所の地域の投票を延期しました。

ロイター通信によれば、選挙事務所は投票率を50%と発表しました。数日は結果が出ないだろうと伝えています。

投票は、サダムフセイン崩壊後10年のイラクの政治的安定を試すものだと記者は伝えます。

ほぼ1400万人のイラク人が地方議会の378の議席を争う8,000人以上の候補者に投票しました。投票割合は2009年の選挙によく似ています。

過去1週間で、主にシーア派地域を標的にした爆発で多くの人が殺されました。

投票所も攻撃されました。

主にスンニ派の14人の候補者が殺害されました。

しかし、投票日は攻撃が少なかったと報じられました。投票所の近くで迫撃砲や小型爆弾が爆発して少なくとも4人が怪我をしました。

マリキ首相は、政治プロセスに抵抗する者に臆することなく投票するように国民に訴えました。

「イラクの未来に不安を感じる人々や暴力や独裁者の再現を怖れる人々に、投票することで立ち向かおうと言いたい。」

投票者の何人かは、投票日にも治安状況にまだ大きな不安があると言いました。

「治安は最も重要な問題です。そのために多くの人が努力すべき。そうでなければ、命が危ない。」と早くバグダッド中心の投票所にやってきた学生が言いました。

投票者は首都の投票所に入る前に2回検査を受けました。治安軍が大勢で巡回していました。

        ********************

イラクはまだまだ危ないようです。命がけで投票をした人も多かったようです。 選挙の前に暴力で多数の死者が出るとは、イラクの民主化は道遠しですね。

 


Tsarnaev兄弟はどんな人物?

2013-04-20 | Weblog

ロシア南部の紛争が絶えないコーカサスから避難してきたチェチェン人の息子です。

家族は、2001年にロシア南西部のダゲスタン共和国から米国に移動したと考えられています。

2人は、ハーバード大学があるマサチューセッツ州のケンブリッジ町に住んでいました。

19才のDzhokharは、学問を極めるために奨学金を得ていました。父親によると、彼は脳外科医になりたかったそうです。

26才のTamerlanは、アマチュア・ボクサーで競技の訓練をするために大学を休んでいたと報じられていました。宗教に熱心で飲酒も喫煙もしないと言っていました。

            **************

詳しい情報はこれから発表されると思いますが、大まかな情報記事を見つけました。

多くの人を恐怖に陥れたボストンマラソンでした。オバマ大統領は、「テロに屈することなく来年も実施する」と力強く語っていましたが、これからは、こういう個人的なテロも要注意になりイベント実施に影響を及ぼしそうですね。