イナメナス(In Amenas)の石油関連施設が攻撃を受けて、少なくとも1人が死亡、数人の外国人が誘拐されたとアルジェリアの治安職員が言います。
イスラム・マグレブ(AQIM)諸国・アルカイダと同盟関係にあるイスラム過激派が攻撃を実施したと発表しました。
彼らは、6人を誘拐したと言いますが、国籍は不明です。
ノルウエー人とアルジェリア人と共同経営をしている石油関連施設が攻撃されたと石油大手BP社は言います。
英国の海外事務所は、英国人はテロ活動が行われている地域で働いていたことを確認しています。しかし、広報担当者は英国人スタッフが誘拐されたかどうかは語っていません。
日本のメディアによれば、JGC株式会社のイナメナス(In Amenas)石油関連施設の日本人請負会社は日本人労働者が誘拐されたと言っています。
先に発表された報道によると、5人の日本人とフランス人が誘拐されたとありますが、西側外交官はフランスメディアのAFPに英国人とノルウエー人の労働者も含まれていると語りました。
アルジェリア軍が人質回復の作戦を開始しました。
イナメナス(In Amenas)石油施設は、BPとアルジェリア国営石油会社ソナトラック社とノルウエーエネルギー会社スタットオイル社と共同経営されています。
攻撃は、フランスの地上軍がアルジェリア南部の国境の国マリのイスラム過激派を掃討する準備をしている中で行われました。
アルジェリアは、マリの標的を攻撃するためにフランスの航空機に自国の空域を利用することを認めています。
ハレド・アブル・アッバス旅団と自称する過激派は、攻撃のためにマリ北部からやってきたと言いました。
その地域のイスラム過激派は、ここ数年、主にマリで多くの外国人を誘拐しています。現在、8人のフランス人が誘拐されています。
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日本でも、今日の夕方から、このニュースが伝えられています。遠い国の事件なので欧州のニュースの方が正確かと思いましたが、まだ詳細は分らないようです。
日本の会社は、天然ガスの処理プラントの「日揮」で、イナメナスで17人が働いているそうです。過激派のテロ活動が活発な地域で、政権はテロと闘っていますが国土が広くて有効な手当てが打てていません。フランスがマリ北部のテロリストを制圧したことを受けてフランス人に警告を発していたそうです。
「日揮」は危険な所で仕事をしているのですね。