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フランスの「自家製」レベルの料理が過熱料理に代わる

2013-06-28 | Weblog

 

 (写真)法案はフランス料理の質を守ることを目指している

フランスの議会は、キッチンで原材料から作られる「自家製」であることを示すラベルを貼るようにレストランに強制する法案を承認しました。

メニューに貼られる「自家製」のラベルは、外部から調理済みの料理を買ってきて電子レンジで温めて、作ったばかりの料理として運ぶことを禁じるためのものです。

「自家製」を偽装すると罰金が科されます。

法制化されるまでには、まだ上院を通過しなければなりません。

与党の社会党と野党の中道右派UMPはそれを義務化することを呼びかけました。義務化までは望まないシルビア・ピネル商業観光相の声は聞き入れられないようです。

「我々は透明性と職業の体面を取り戻します。」とレストラン同盟の会長が言いました。

「お客さんは何かが期待できるでしょう。今はレストランのドアを押して入ってきてもキッチンにシェフが本当にいるのかどうか分らないからね。」と彼はロイター通信に語りました。

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フランス料理といえば、伝統的に洗練されているように思えますが、手抜きをするレストランが多いようですね。法制化されれば、メニューに「自家製」というラベルを貼らなければならなくなるので、ごまかせなくなるでしょう。

日本ではどうなっているのでしょうか。


ケビン・ラッド氏がオーストラリアのジュリア・ギラード首相に勝利

2013-06-26 | Weblog

 

   

 (写真左)ケビン・ラッド氏                (写真右)ギラード氏

ラッド氏がギラード首相に代わってオーストラリアの労働党党首になりました。

ギラード首相が召集した労働党の上・下院議員の党首選で、彼は57票を得て45票の首相に勝利しました。

党首交代は、労働党の敗北が予想される9月実施予定の総選挙に先駆けて行われます。

投票後、ギラード首相は党首選の敗北を受けて政界の引退を確約しました。

「次の連邦選挙には立候補しない。」と彼女は言いました。

ギラード首相は、「私は、次の女性もその次の女性もその次の女性も選挙に勝利しやすくなることに絶対の自信をもっているし誇りに思っている。」と付け加えました。

ラッド氏は、ギラード首相より人気があるので、多くが彼の下での選挙を望んでいます。

水曜日の党首選は、ギラード首相が2010年に就任して以来直面した3度目の選挙でした。 彼女は、2010年にラッド氏に代わって首相になりました。

ラッド氏は、3年間彼の支持者と共に彼女を標的にした選挙運動をした結果、雪辱を果たしたと記者が伝えています。

党の指導力が数か月吟味され、ラッド氏の支持者が彼を勝利に導いた劇的な日となりました。

選挙直前に、党の立役者のビル・ショートン氏が、彼を支持することで労働党が有利になるとしてラッド氏の支持に回りました。

多くの国民は、ラッド氏が選挙に勝利するとは思っていないが、例え労働党が敗北しても損失は小さく、野党の期間は短いだろうと記者は伝えます。

今月初めの選挙の結果、ギラード首相の下では3人の閣僚が議席を失うでしょうが、ラッド氏の下でなら議席は維持されると考えられています。

投票の結果、ラッド氏は党首になりますが、首相ではありません。

ギラード首相は、総督にラッド氏が勝利する前に首相を辞める予定であることを文書で伝えなければなりません。

指導者が交代したら内閣の刷新が期待されます。

スワン財務相を含む数人の主要閣僚は、ラッド氏には仕えないと言っています。

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オーストラリア初の女性首相のギラードさんが降板するようです。最初は人気があったギラードさんですが、選挙前に「敗者は政界から去るべき」と述べていたので、もう彼女の顔を見ることはなくなるかもしれません。でも、弁護士であり活動家なのでどこかでお目にかかるかもしれないですね。ラッド氏も、保守連合が強いので、すぐには再登板とはならないようです。

 それにしても、日本に女性首相はまだなのかな~!?


9才の女の子がおもちゃのパスポートで空港の税関を通過

2013-06-22 | Weblog

ユニコーンは幼い子供達とは区別ができる特色のある容貌をしているのに、トルコの税関の職員は少女がおもちゃのパスポートを持って税関を通過した時、区別ができなかったようです。

     

 (写真左)エミリーちゃんは自分で作ったおもちゃのユニコーン・ケーターズのパスポートを使いました。   (写真右)エミリーちゃんが使ったおもちゃのユニコーンのLily

夫婦は、ふわふわした作り物の生き物のようには見えない9才の娘が、彼女が作ったユニコーンのパスポートで、トルコの関税を通過したので驚きました。

エミリーちゃんは、休暇に、自分で作ったピンクのおもちゃのユニコーンのLilyを持って行きました。

一家で1週間の休暇を取るためにAntalya空港の税関を通過する時、慌てた母親のニッキーさんがエミリーちゃんのパスポートの代わりに偶然おもちゃのパスポートを手渡してしまいました。

しかし、後に間違ったことに気付き、さらに税関の職員がユニコーンのパスポートに入国のスタンプを押したのを見てびっくりしました。

 43才のニッキーさんは、「パスポートをしまうまで気が付かなかった。」と言いました。

 「誰かが私達の後を追っかけてくるのではないかと思った時、一瞬パニックになりましたが何事もありませんでした。」

「そのパスポートは明らかに偽物で 、公式のものとは大きさも形も完全に異なるだけでなく表紙には金色の縫いぐるみのクマも付いているのです。」とニッキーさん。

「職員は、スタンプを押す前に、エミリーちゃんに年齢を尋ね、彼女は9才と答えました。」

ニッキーさんがエミリーちゃんのパスポートを提出する代わりに、娘のリリー・ハリスというユニコーンのベア・ファクトリーのパスポートを提出したことが分ったのは外に出てからでした。

「写真のIDはエミリーのではなく、ピンクのユニコーンでした。更に悪いことに、ユニコーンは休暇を共に過ごす訳はないのです。」

「私達はその滑稽な場面を見て、職員がパスポートにスタンプを押したことを笑ってしまいました。」

「でも、すぐに、他の親が容易に子供が税関を通って他国に入ることができると思うのではないと気になりました。」

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外国の空港の税関の職員は日本と違って結構ユーモアがあり楽しいものだという経験を多くしました。だから、ニッキーママが心配しなくても、トルコの税関職員は、親を信じてユニコーンのパスポートに押印したのではないでしょうか。日本では考えられませんが ww


北朝鮮がヒトラーの我が闘争の報道を非難

2013-06-19 | Weblog

 

 (写真)北キム・ジョンウンは、北朝鮮は「我が闘争」から学ぶべきと考えていると報じられました

北朝鮮は、キム・ジョンウンがアドルフ・ヒトラーの「我が闘争」のコピーを誕生日に役人に贈ったとする報道を非難しました。

北朝鮮の脱北者が運営するニュース・ウエブサイトは、1月に高級官僚にその本がプレゼントとして与えられたと伝えました。

北朝鮮は、脱北者を人間の屑と非難して殺すと脅しました。

ナチスの指導者アドルフ・ヒトラーは、投獄中の1924年に「我が闘争」を書きました。

英語で翻訳されているその本は、彼の初期の人生と人種的見方を描いています。

ニュース・ポータルのニュー・フォーカス・インターナショナルが最初に報道し、中国にいる名前を伏せた北朝鮮の役人の言葉を引用しました。

「キム・ジョンウンは、ヒトラーが第一次世界大戦の敗北後、短期間でドイツを再建したことに触れて、我が闘争を真剣に学ぶことを命じ、それを実践するよう求めた。」

政治の責任者である北朝鮮の国民会議の代表幹部は、国営ニュース局KCNAがそれを報じたことに強く反論しました。

「当局は、北朝鮮の発展を極度に遅らせようとする一握りの人間の屑による中傷キャンペーンとして報道を非難する。脱北者は韓国や米国に利用されている。」

彼は、反逆行為をしている卑劣な人間の屑を排除することを決めたと言いました。

韓国と北朝鮮は、1950年から53年の朝鮮戦争の平和条約が締結されていないので交戦中のままです。

両国は、北朝鮮の12月の核実験後、極度の緊張関係にあります。

1950年代以来、20,000人以上の北朝鮮人が脱北したと見積もられています。

しかし、脱北は危険で、北朝鮮に送還された脱北者は強制労働や処刑を含む極刑に直面していると人権活動家は言います。

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北の当局は否定していますが、キム・ジョンウンがヒトラーの「我が闘争」を側近に読ませたいのは本心でしょう。立場の弱い指導者の狼狽ぶりが目に浮かぶようです。

なお、何とかして北の非合法的な立場を暴きたい脱北者や人権活動家の苛立ちも分りますね。


エドワード・スノーデンさんが英国行きを禁じられる

2013-06-14 | Weblog

 

 

(写真)漏洩したことを認めているスノーデンさん

報道によると、英国政府は米国の秘密監視情報を漏えいした元CIA職員に英国へのフライトを認めないように航空会社に警告しました。

AP通信社は、29才のスノーデンさんの搭乗を禁止するように航空会社に伝える書類をタイ空港で見たと報じました。

内務省のレターヘッドに書かれている旅行警告書に、スノーデンさんの英国入国を禁止する可能性大であることが記されています。

内務省は発言を控えています。

AP通信によると、内務省と関連する海外ネットワークが、月曜日に、警告書を発行しました。

書類にはスノーデンさんの写真が貼ってあり、彼の誕生日とパスポートの番号が書かれていると通信社が報じました。

「この者が英国へ行こうとするときは、航空会社は搭乗を禁止すべし」と書かれています。

「もし彼の飛行を許すなら、航空会社はこの者の拘留と移動に関連するコストを支払うことになる」と警告は続きます。

内務省のウエブサイトによると、そのような場合の課金は2,000ポンドになるようです。

バンコク・エアウエイとシンガポール・エアラインとマレーシア・エアラインは、その報告書を受け取ったことを認めましたが、公にはされなかったと、AP通信が報じました。

スノーデンさんは、米国のインターネットや電話会社から情報を得ている米国家安全保障局(NSA)の計画の内部を暴露したガーディアン紙の記事が出る前に香港に行ったことが最近分りました。彼に英国に行く意思があるのかは分りません。

スノーデンさんの行為は、米国で意見が別れています。彼を英雄視する人と反逆罪で裁判にかけるべきだとする人です。

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スノーデンさんのことを最初に知った時、ウイキリークスのジュリアン・アサンジさんを思い出しました。二人に共通しているのは米国の機密情報を漏洩したことでしょう。当然、英米から逮捕される可能性があるので身を隠していますが、アサンジの方は日数も経っているので、映画を作っているとか、母国オーストラリアで選挙に出馬するとか、エクアドルに亡命を希望して英国のエクアドル大使館に居るなどの噂があります。スノーデンの方も、台湾のどこにいるのか不明のようですが、そのうちいろいろな噂が出てくることでしょう。

それにしても、米政府は、他国の人権問題には介入するのに自国には寛大のようです。他国に介入し過ぎているので、常にテロの危機に直面し、情報が必要になる。莫大な量の情報収集と整理にスノーデンのような民間人を多く雇わなければならないことになる。従って漏洩ということも起こりうるのでしょう。