まるこの「時事和訳ブログ」

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ダマスカス近郊で市民の死傷者が増えている

2015-04-06 | Weblog

政府軍とイスラム国家や他の過激集団の戦闘が激しくなるにつれ、シリアの首都ダマスカス近郊で市民の死傷者が増えている。

イスラム国家は、別の武装集団が支配していたダマスカス近郊のパレスチナ難民キャンプの90%を支配下におさめた。

アサド大統領のシリア政府軍は週末ヘリコプターやジェット戦闘機を駆使して強力な樽爆弾を使ってキャンプを猛攻した。

キャンプにはパレスチナ難民が3,500人の子供を含む15,000人いる。キャンプの医療施設では空爆による多くの負傷者を治療しなければならないのに、犠牲者の数を推測することさえ困難だ。

又、キャンプに残されている難民は深刻な食糧不足に陥っている。イスラム国家がキャンプ地に攻撃を始めて以来、水や食料や薬が届かなくなっている。

政府軍の空爆によりイスラム国家の戦闘員はキャンプ地から撤退を余儀なくされている者もいる。しかし、アルカイダ系のヌスラ前線はまだキャンプ地に留まっている。

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アサド大統領が反政府軍にイスラム過激派が入り込んでいると世界に警告を発していたのは大分前の事でした。確か、イスラム国家の存在が明らかになる前でした。4年目に入るシリア内戦は放っておくと泥沼化が目に余る状態になるでしょう。

世界がシリア反政府軍を支持することの正当生が問われる時ではないでしょうか。

アサド政権を倒す方法は暴力行使をする反政府軍を支持するよりも対話や制裁など他にもあるのではないかと思いますが・・・


Charlie Hebdo(チャーリー・ヘブド):「テロに屈しない」

2015-01-14 | Weblog

フランスのCharlie Hebdo氏はテロに屈することなく発行を続けると誓いました。

編集長のゲラード・ビアド氏と2人の編集者がパリの襲撃事件以来初めて火曜日に記者会見しました。

先週水曜日に二人のイスラム教徒がパリのCharlie Hebdo社に押し入り12人を殺害しました。

ビアド氏は、「最新版は苦痛と喜びの作品になる。こんなに早く発行できることを喜んでいる。」

表紙には「私はチャーリー」と書かれた紙を掲げて涙ぐんでいる預言者ムハンマドの風刺画が描かれています。表紙を描いたRenald Luzier氏はこれこそが自分が描きたかったものだと言っています。

「これは最終版ではない。チャーリーの精神はまだまだ生き続ける。」

預言者ムハンマドを描くことに対する意見は分かれています。イスラム教の教えに反するもので冒涜に等しいという意見もあります。

水曜日の風刺漫画は、アラビア語を含む五つの言語に翻訳され25か国で売られる予定です。

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フランスでは風刺は一般的だと言われていますが、それは国内でのことにしてほしいものです。ムハンマドは昔から風刺画に描かれていたとも言われていますが、少なくともアラブ人にとっては崇拝すべき象徴。これは単なる悪戯ではなく、宗教戦争や人種戦争に発展する要素を持っていると思います。「自由と平等と人権」を重んじるフランス人であるのなら、表現の自由の持つ本来の意図を考慮すべき。

もっとも、過激な左翼思想が基盤の新聞社と言われているので、編集者はそんな思慮を持ち合わせてはいないようです。残念です。


中国が北朝鮮に自制を求める

2014-11-20 | Weblog

 

中国が北朝鮮に自制を求めています。

平和的に朝鮮半島の非核化と対話を行なえば問題解決になると中国政府報道官が促しました。

彼は、緊張緩和のために対話を行うよう北朝鮮に関する六カ国会議をできるだけ早く再開することを六ヵ国に求めました。

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最近、国連の人権問題会議が朝鮮の非人道的行為を国家の責任として国の最高指導者を国際裁判に付託することを賛成多数で可決しました。それに対して北朝鮮は「アメリカが体制破壊をしようとしている」として核実験を行うと発表したことを受けてのこの記事です。(この事案には強制力はありません)

中国から見放されたと感じた北朝鮮は、最近、同じく欧州に見放されているロシアと関係改善を急いでいるようです。もう北は中国のいうことを聞かないかもしれませんが、中国は、一応、朝鮮半島の非核化への責任を感じているのでしょうか。北朝鮮に自制を求め、六カ国会議を急がせているようです。しかし、北朝鮮は挑発行為を続けるでしょうね。


ウクライナ紛争: 西側諸国がロシアの支援物資運搬を非難

2014-08-23 | Weblog

米国は、ウクライナ政府と共に許可なしにウクライナ東部にタンクローリーで支援物資を運ぶロシアの動きを非難している。

米国防省報道官はそれを新たな動きを示すものとしている。

ロシアは、ウクライナ政府の許可を得て支援物資を運んでいると主張している。

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その後、長い車列はすごすごと(?)ロシアに戻ったという報道もあります。ロシアの言うようにウクライナ東部の市民を真摯に支援するものなのか、親ロシア軍を支援するものなのか車列の中味を掴む方法はないのでしょうか。

それにしてもウクライナは許可していないと言い、ロシアは許可を得たと言う。ニュースが錯乱しているようです。時々刻々と変わる動きについていけません。


スーダンの死刑囚メリアム・イブラヒムさんが再逮捕される

2014-06-24 | Weblog

情報筋によると、月曜日に釈放された元死刑囚のスーダン人の女性がハルツーム空港で家族と共に逮捕された。

イブラヒムさんは、5月に、イスラム教を遺棄したとして絞首刑を言い渡され、国内外の怒りを呼んだ。

およそ40人の治安要員によってイブラヒムさんは夫のダニエル・ワニさんと二人の息子と共に拘束されたと情報筋。

一家でアメリカに行くつもりだったと夫のワニさん。

イブラヒムさんは、控訴裁判所が死刑判決を無効としたことを受けて釈放されていた。

彼女は、2月に、判決を受けて間もなく獄中で男の子を出産した。

イスラム教徒の父の元に生まれた27才のイブラヒムさんは2011年にクリスチャンのワニさんと結婚した。

スーダンの人口のほとんどがイスラム教徒で、1980年以来イスラム法が実施されている。

イブラヒムさんは正当なクリスチャンとして育てられたにもかかわらず、当局は彼女をイスラム教徒とみなしている。

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イスラム教は理解に苦しみます。イブラヒムさんは何故再逮捕されたのでしょうか、裁判所の判決を無視されて…??