フランスのCharlie Hebdo氏はテロに屈することなく発行を続けると誓いました。
編集長のゲラード・ビアド氏と2人の編集者がパリの襲撃事件以来初めて火曜日に記者会見しました。
先週水曜日に二人のイスラム教徒がパリのCharlie Hebdo社に押し入り12人を殺害しました。
ビアド氏は、「最新版は苦痛と喜びの作品になる。こんなに早く発行できることを喜んでいる。」
表紙には「私はチャーリー」と書かれた紙を掲げて涙ぐんでいる預言者ムハンマドの風刺画が描かれています。表紙を描いたRenald Luzier氏はこれこそが自分が描きたかったものだと言っています。
「これは最終版ではない。チャーリーの精神はまだまだ生き続ける。」
預言者ムハンマドを描くことに対する意見は分かれています。イスラム教の教えに反するもので冒涜に等しいという意見もあります。
水曜日の風刺漫画は、アラビア語を含む五つの言語に翻訳され25か国で売られる予定です。
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フランスでは風刺は一般的だと言われていますが、それは国内でのことにしてほしいものです。ムハンマドは昔から風刺画に描かれていたとも言われていますが、少なくともアラブ人にとっては崇拝すべき象徴。これは単なる悪戯ではなく、宗教戦争や人種戦争に発展する要素を持っていると思います。「自由と平等と人権」を重んじるフランス人であるのなら、表現の自由の持つ本来の意図を考慮すべき。
もっとも、過激な左翼思想が基盤の新聞社と言われているので、編集者はそんな思慮を持ち合わせてはいないようです。残念です。