イランがヨーロッパ数か国への石油輸出を削減

 

土曜日のファーズ紙の報道によれば、イランの石油相がイランは〝いくつかの″ヨーロッパの国に石油の輸出を削減すると言ったそうです。

「いくつかの欧州の国への石油輸出が削減されることは確実で、その後、他の欧州諸国についても決定する」とクセミ氏が記者会見で語った言葉をファーズ紙が引用しました。

クセミ氏は国名を特定しませんでしたが、これは7月1日以来EUの27か国がイランからの原油輸入を止めたことに対する報復措置です。

オバマ大統領は、昨年末、イランの中央銀行と取引をしている全ての機関が米国の金融システムから封鎖される新たな制裁の法制化に署名しました。

もしそれが完全に実施されれば、国際社会はその制裁によりイランの石油を買うことができなくなります。

2011年度の第三四半期は、EUのイランとの原油取引は25%を占めました。しかし、専門家は、もしイランがヨーロッパへの石油輸出を削減しても、世界の石油市場は極度に混乱することはないだろうと言います。

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イランは世界の制裁に対抗措置を取ろうとしているようですが、輸出を削減すると自分の首を絞めることになるでしょう。米国が銀行間の取引を禁止すると、ますます困窮に陥るでしょう。

イランは、追い詰められても核爆弾の製造は続けるのでしょうか。IAEAの査察が曖昧にみえるのはイランが完全に受け入れていないから？　日本の立場は？