のーざんぷらんつ

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燕岳 -2-

2016-08-15 | お散歩



燕岳の続きです。稜線上の燕山荘につきました。
創設は大正10年。今も残る本館の建物は昭和12年の作りだそうです。




館内はとても清潔。トイレも水洗の洋式で臭いもほとんどありません。
さすが、人気のある山小屋ですね。

私たちの夕飯は16:15から。
寝不足がたたり、少し昼寝をしました^^




このままではいかん、いかん、散策~
と外に出かけてみると、霧が一面かかっていました。




霧の中に浮かぶトリカブトがなんて幻想的なんでしょう~




小屋の脇には、トウヤクリンドウ




初夏の花は終わり、もう秋の花ですね~





稜線上の砂場のガレ場には、ありました。
高山植物の女王と言われるコマクサ


ここは、砂場が多いのでコマクサが沢山咲いています。




でも、きっと大事に守られているに違いありません。
ちょっとでも人間が踏み荒らしたら、きっとこんなにないはずだから。




比較的小さい株が多かったです。
花が咲くまで7~8年というのでこんなに小さくでも10年くらいは経っていそうです。




一株だけ白い花のものを見つけました。
ピンクのカタクリ群落で一つ白いのを見つけた時と同じです^^




燕岳は花崗岩で出来てるので独特な岩が多いです。
これも、なんだか亀に見える~




なんだろ?イワツメクサかな?







大きなコマクサの株を見つけました。




オオバキスミレ


一通り散策したあとは、お楽しみの夕食です!




すごいですね。ハンバーグに生野菜のサラダまで。
昔は、登山者にお米を持ってきてもらい、量に応じて宿泊代金を変えていた時代があったそうです。
今は、ヘリの時代。

お腹ペコペコだったので、とても美味しく頂きました!





そうこうしていると、名物オーナーによるアルプホルンの演奏が!
(すいません、ブレブレで)
こういうちょっとしたサービスがとてもいい思い出に残ります。

実は、昔は穂高岳の山荘に毎年行ってましたが、そこもここと同じように
食後に山岳ビデオを見させてもらったり、太陽のロビーで
趣味の本を広げ、オーナーや山岳警備隊の皆さんとおしゃべりしました。
昔の楽しい思い出が思い出されます。


そして、また宿の周辺を散策していると、珍しいお客様に会えました。




ライチョウの親子です。
今年は、まだ2回しか姿を見ていないとオーナーから話があったばかり。
登山者の心無い行いで、山頂にライチョウの天敵であるカラスが現れたりすることもあったとか。




本当に珍しいことのようです。無事に巣立ってくれるといいです。





霧はまだ晴れませんが、宿の光が幻想的に浮かび上がって素敵です。




夜中になったら満点の星が見られるでしょうか?
早めに就寝です。

つづく










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