のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

刺される・・・

2014-07-16 | 2014年夏

我が家の果実の熟れどきは、皮肉にもカラスが知らせてくれます。
最近、いつものカラスの親子が何時にも増してうるさいなあ~と感じたていたら、
家の北側にあるいちじくをあさっていました・・・



普通の紫になる品種ではないようです。
皮が黄色くなってきたこの位が食べどきなのでしょう。



こんな風になってしまった無花果が沢山ありました><

とりあえず、ネットを被せてみましたが、真上がスッカスカ
週末にきちんとしないと全滅しそうです。

全滅といえば、とうもろこしもカラスの被害に!
6株植えた苗から1~2本なっていますが、
ほとんどやられました><

学校でやぎを育てているので、エサとして活用しようと思います・・・・


そんなこんなで気分も沈んでいる所に
果樹園コーナーに咲いている巨大アジサイの花が目に入り、
剪定しないと~と高枝きりばさみを持ってきて、
はさみを3回入れたその時に、手袋をした手の甲から激痛が走りました。

手袋は手のひらがゴムで甲の部分は通気性のあるタイプのものです。
雷に打たれたような?ビリビリとした強い痛みで思わず声を上げ、
はさみも放り投げてしまいました。

手はジンジンとしびれてきます。
とりあえず、流水をかけ、絞り出すようにしばらく水に当てましたが
腫れてくるのがわかったので、4軒隣にある皮膚科に飛び込みました。

イラガの繭が果樹園には沢山あったので、それか
傍に足長蜂より一回り小さな蜂がいたので、それか・・・
毒消しの注射を打ち、副腎皮質ホルモンの薬とアレルギー薬、軟膏を処方されて帰りました。

ちょっと大げさだったかしらと思ったのですが、
腫れはすぐに引いたので医者にいってよかったと思うようにしています。
でも、まだ手の痛みとしびれが残っています。

イラガを食べに蜂が来ていたのかも知れませんね。
しばらく木の下には入れそうにないです><

さて、きゅうりですが陰になっているところにへちま級のものが
下がっていました。



直径は6cm、長さは40cmです^^;
炒め物で食べました。




スイカも気がつけばこんなに大きく。
でも食べどきが分かりません。
これもネットが必要でしょうか?

皆様もこの時期の害虫とカラスには十分お気をつけを。

八方尾根の花 -2-

2014-07-15 | お散歩


ケルン

八方尾根には沢山のケルンがあります。
遭難防止のためのものですが、きちんとコンクリートで固めてあって立派。
分かりやすくていいですね。


ムシトリスミレ

名前の通りなのですが、普通のスミレの花のようにしか見えません。
でもスミレ科ではなく、タヌキモの仲間。立派な食虫植物です。

問題は、葉の方らしいです。
そういえば、この黄緑色の葉は他とちょっと違いますね。
表面には粘液のついた腺毛があり、小さな昆虫を捕らえ
養分とするそうです。

初めて見ました!


ウスユキソウですが、八方尾根には、ミネウスユキソウと
固有種であるハッポウウスユキソウと2種類咲いているそうです。
葉が斜め上に伸び、葉が細いのがハッポウ。そうでないのがミネとのことですが・・・



八方池直下に咲いていた大株のウスユキソウ

黄色く丸い部分が小さな花の集まりで、白い部分は葉です。
白い綿毛を被っていて全体が花びらのように見えます。
花の上と違って、こちらはなんとなくゴージャス感がありますね。

もしかしたら上のほうは、ハッポウウスユキソウかしら?



ハクサンシャクナゲ

シャクナゲの木はよく見るけれど、ほとんど花は見たことがありませんでした。
白い花が咲いていた!ラッキーです。


ショウジョウバカマ


ハッポウタカネセンブリ

とっても小さな花なのですが、ホトトギスみたいな
斑点と透明感のある青い花です。



キンコウカ?


後方の鋭い山々は、唐松岳から白馬鑓ヶ岳に向かう上級コースの不帰ノ嶮(かえらずのけん)
右からⅠ峰、Ⅱ峰、Ⅲ峰


五竜岳から唐松岳、そして八方尾根と下ったことはありますが、
私はここは無理です。



八方池

すっかり雨模様になってきましたが、八方池に無事に着きました。
天気が良ければ、池に逆さまにうつる山々が美しく、
とてもにぎわうところなのに~
山もガスが出てきて見えなくなってきました(泣)

雨の中おにぎりだけをほおばっているうちに
子供達の手も冷たくなり、風も出てきて
ちょっと緊張が走ってきました。



タカネバラ

ロープが張られて立ち入り禁止の所にタカネバラが~^^
満開です。
風が強いのか這うように咲いています。
まるで、北海道の海岸で咲いている背の低いハマナスと一緒!



あちこちにあります。
望遠レンズを持ってきているのですが、
この雨でザックから出そうにありません^^;








トリミングしてみました。
なんとなく、赤シベタイプのような・・・
葉がオオタカネと全然違いますね。
こちらの方が、カライトソウみたいな感じの葉?で
繭のような形です。



岳樺でしょうか? まだ葉が出てくる前です。



チングルマ


ウラジロヨウラク


ニッコウキスゲ


低体温で動けなくなる前に下山開始です。
あっここにもタカネバラ!



相方は末っ子のサポート。
一目散に降りてきました^^;




ロープウェイの所まで戻りました。



カメラもびしょびしょで、レンズが曇ます。



オオタカネバラ

今度はオオタカネを満喫したかったけれど、
全身びしょぬれ状態なので、断念して帰ります。



霧の中のオオタカネがとても気高くて素晴らしかったです。


今回の山行きで分かったこと。

靴もレインウエアも経年劣化で使えない~
ザックの背の部分もウレタンが劣化してボロボロです。

もうちょっと本格的な山道だともう買い換えないと行けませんね。
子供達の装備も再考です。
山の魅力って不思議ですよね。下山の時には次どこに行こうかと
もう考えてます(笑)

八方尾根の花 -1-

2014-07-14 | お散歩



子連れトレッキング、続いています。
今回もお気楽なコース。

ゴンドラとリフトで容易に上まで行けて
アルペン気分が味わえるコース。
北アルプス唐松岳から伸びる八方尾根を下から八方池まで歩いてみました。



リフトを降りると、白馬三山が大迫力で迫ってきますが、
天気は残念ながら下り坂です。




でも目的の一つだったオオタカネバラが咲いていました^^

どこにあるのかと探す必要があるかと思ったのですが、
木道沿いに守られるように咲いていました。大株です。
北海道でみた自生のオオタカネとやっぱり似ています。




細長い赤い萼筒に長い花柄。非常に繊細なイメージ



もっとゆっくり周囲を回りたいのですが、
ポツポツと雨が降ってきて天気が悪くなる予想なので、
やっぱり先を急ごうとのことで、後回しです・・・・




周囲にはニッコウキスゲも咲いています。



ハクサンタイゲキ

ユーフォルビアの仲間ですね。
和名だとトウダイグサ科
ニッコウキスゲやワタスゲが咲く湿地に咲くんですね。



ミヤマアズマギク

一方登山道の方には、薄いピンク色の可愛らしいアズマギク



ミヤマアズマギクとユキワリソウ

ユキワリソウはコザクラの仲間ですが、薄いピンクで
花びらもとても小さく、なんとも可愛らしい花でした。



オオカラマツ?

先端が白いカラマツソウではないようです



シロバナハナニガナ



タテヤマウツボグサ

色が濃く、大ぶりな花なのでとても存在感がありました。



ヨツバシオガマ

これも半寄生植物で貴重な花です。



ワタスゲ



ワタスゲ群落の中にコバイケイソウの葉が沢山

登山道はトレッキングコースになっているので、
木道や石がよく整備され歩きやすいです。
途中雪渓がわずかに残っているところもありました。



ミヤマダイモンジソウ

お見事「大」の文字!


久々の高山植物の連続に目が離せません^^
疲れも感じず、ゆっくり登って行きます。






つづく

青い花

2014-07-10 | 2014年夏


ボリジ

台風と梅雨前線で各地で被害が出ていますね。
皆様のところはいかがでしょうか?

こちらも一昨日の夜は雷雨が激しくて、
家中の家電製品のコンセントを抜いて回りました。

そのうちに消防車のサイレンが鳴り響き、
翌日、話を聞いて見ると、近くに落雷があったようで
ボヤになったとのことでした。

豪雨はいつ狙われるか分かりません。
早く台風が過ぎ去ってくれるといいですね。

さて、雨が降ったりやんだりの毎日ですが、我が家の庭では
青い花が見ごろを迎えています。

何の花が咲くのかな~と楽しみにしていたものが咲きました。



アガパンサス?



まだ咲き始めですが、ムシムシとした中、とても涼しげな雰囲気を作ってくれています。




桔梗も我が家だけでなく、あちこちで咲いていて、
この時期に咲くものなんだと分かりました。




春に買った苗を植えておいたデルフィニウムの花も。
でも・・・しょぼ~いです^^

秋に種をまいてちゃんと育てれば大きく花が咲くのかしら~?
しょぼすぎて笑ってしまいました。



こちらは、まだ間に合うかな?と思い、まいたミニひまわり。
なぜか巨大に育っていて可愛げがありません。

やっぱり暑さに強い植物が優勢のようですね^^


上高地 -2-

2014-07-08 | お散歩



徳沢に宿をとり、一晩過ごしました。
夜中、目が覚めると目の前の漆黒の森の中から、
「ヒュー」・・・・・・「ピェー」・・・・「ヒュー」・・・・と
口笛を吹いたような鳴き声が一定の間隔で聞こえてきます。
しかも、一つは低く、一つは高く。
交互にずっと鳴くのです。
静かで、もの悲しい鳴き声・・・とても不思議な夜でした。

翌日は涸沢方面、行けるところまで行きたかったのですが、
上の子の体調が悪くて、ゆっくり戻ることにしました。



マムシがいたるところに咲いています。



ショウマの仲間もきれいな花穂を伸ばしています。




梓川の流れ。帰りの方向と逆の槍方面の谷です。
ああ、行きたいなあ~^^ と後ろ髪を引かれつつ・・・




切り株の鉢植え。自然が作るものは美しいですね。




途中、湧水の泉が所々に。




沢からは冷気が降りてきて非常に気持ちがいいです。




梓川対岸にある明神池



初めて寄ってみましたが、なんとも美しいところです。
その昔、上高地を世に知らしめたW・ウェストンの山案内人、上條嘉門次は
この池の横に山小屋を建て、今も嘉門次小屋として残っていますが、
こんな素敵な所に毎日暮らしていたなんて。

でも、サルとか熊とか沢山いるんです。




明神を後にして、河童橋まで戻ります。



途中、岳沢に合流




大きな岩魚が沢山泳いでいました。




歩道にあるとても立派なイチイの木。
これで樹齢どれくらいなのかな~



サンカヨウの株も沢山ありました。
花は終わって青い実がついています。




あっ! ここにもマムシ君




昨日より天気が悪く、ぽつぽつと雨が降ってきました。
夏山シーズン到来までもう少しのようです。



河童橋を何度も振り返りつつ、後にしました。
ゆっくりと回った上高地散策。
久々にとても楽しかったです。


さて、真夜中の森で聞いた不思議な鳴き声が忘れられず、
調べた結果、正体はヌエだと分かりました。

ヌエの正体は・・・・?  ^^