71/365 2023.3.12 sun

3XV　片肺

調子が悪いとの事で入庫したTZR250R　3XV-1　です

事前のお話ですとクラッチの滑りか一次圧縮漏れの可能性もありましたが
どうやら片肺のようです
動画を見て頂けるとわかりますが
左はちゃんと燃焼しているので煙がモクモク出ますが
右は未燃焼ガスが霧化状で出てきちゃってます　生ガスです

原因は様々ですがまずは点火系でプラグを点検
火花はバチバチ散っておりました　

キャブレターも分解してみたところ　
まずまず問題無さそうです



リードバルブも少し怪しいのですが
これが片肺の直接の原因にはならないでしょうねぇ
（真ん中のバルブが少し浮いてます）
どちらにしても交換します



交換してみました　
全てホルダーに密着しているのが
わかると思います

ですが　案の定改善せず。。。

多少薄くなるとかならわかるけど
これで片肺にはならないでしょうなぁ

キャブもオーバーフローなどしている様子は無かったのですが
再度確認してみます
というのも　一度確認したときにニードルバルブが純正では
無かったのでそこも詰めていきたいと思います

オーバーフローによる片肺って結構多いのであります
ましてや下向いてますからねぇ

上流であるタンク内はサビ無し　
給油口からコックの所が見えるのですが新品並みに綺麗でした
燃料ホース内にあるフィルタも汚れや破れ無しでした

で　再度バラして見たところキャブをインマニから引き抜いたところで
ガソリンがポタポタと・・・　傾けてないのに漏れるか？

で　決定的なのが　チャンバーを外してひっくり返したら
ガソリンがおちょこ2杯分くらい出てきました

外にガソリンを排出するほどダダ漏れでは無いけど　
振動（？）や当たりの影響で微量に過剰供給していた可能性も大いにあります

以前にあった症例ですが
KLX250SRで始動は問題無くて　アイドリングはするけど
車体を少しだけ傾けるとエンストするという症状がありました
原因はニードルバルブでした

キャブレターを分解洗浄した際に
ニードルバルブの受け側を円柱状のミニバフなどで磨くのですが
ミニバフの金属の軸が受け側の穴に当たってしまったようで
少しだけ傷が入っていたようです
（拡大鏡を使わないとわからないくらいです）
プラグが濡れ過ぎだったので気が付いた事例です
そうです　犯人はあたくしですm(__)m　
これも過剰供給したためです

で　交換後KLXは完全復活しました　繊細ですよねぇ

ということで　長くなりましたが　ニードルバルブセットを純正に交換して
再度様子を見たいと思います～
またご紹介いたします



では　また明日

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

※ご来店の際はマスクの着用及び手指の消毒のご協力をお願い致します。


※ご商談・修理・車検・カスタムのご相談以外のご来店は、感染拡大防止のため
　ご遠慮いただく場合がございます。


☆☆☆ROOSTERのイメージビデオを作って頂きました→コチラ☆☆☆


◇　車検費用が大変お得になりました　◇
　　今まで⇒　33000円（税抜）
　　2018.4.1より　⇒　20000円（税抜）　（※2回目以降ご利用のお客様）
　　初回のお客様は　25000円（税抜）となります。
　 ※　車両番号ではなくお客様名で管理しています。
　　　 改造申請・構造変更・各種変更登録・各修理代は別途頂戴致します。


◇　店舗前にいつでも駐車可能です（中古バイクが並んでいる敷地内）


◇　インスタグラム→　コチラ　　@rooster_sendai
_______________________________________________________________
〒981-0932　仙台市青葉区木町13-3　エルステ佐幸1F
TEL　022-346-9819　　Mail:info@rooster-sdc.com
OPEN　10：00～19：00　　CLOSE　毎週水・木曜日（臨時休業有）
(※木曜日は作業のみ）