笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「信州ギター」のはなし

2013年06月26日 01時35分58秒 | テレビ
6月はテレビネタ(しかもNHKばっか)のオンパレードですね(^_^;)

NHKBSの「イッピン」という一流の国産品(職人)を紹介する番組(?)に大好きな俳優の山本耕史くんご出演、ということで眺めていたのですが、今回のテーマは「長野県は世界に冠たるギター製造国(出荷数世界一!)」。へぇ~、知らなかった。

小学生のころに「長野県は日本のスイスと呼ばれていて時計の製造が盛ん」なんて習ったなぁ、なんて思い出しながら見ていたのですが、今では「ギター王国」なんですって!
で、山本クンを案内するギター工場の担当者がいきなり金髪(^^)「お、いいねぇ」。
ちなみにこの方、ツェッペリンのファンなんだとか。

長野県のギター製造の歴史は1960年頃から始まって、当時はエレキギターを作っていたんだけど、格安の海外製品に押されて考え方を変え、80年代から品質重視の最高級品生産に絞ることによって、国際的な信用度も高まり現在に至っているのだとか。ふむふむ。
完全手作業だから、1台作るのに60人くらいの工程があるそうで、決して大儲けできる業態じゃないんだろうけれど、なんかね「こういうのを仕事っていうんだよね~」って魅入ってしまった。

私が知らないだけだったのかもしれないけれど、多分日本には小粒(失礼)でも「世界に冠たる仕事」をしている会社や人がもっといっぱいいるはずで、そういう仕事をもっと知る必要があるんじゃないかなって気がする(そういえば、NHKはそういう取り上げ方の番組が最近増えている気もする)。

ところで、話しがちょっとずれるけど、案内をしてくれた例の金髪のお兄さん、きっと10代のころにはギター少年だったのかもしれないよね。ギターでバンド組んでいたのかもしれないし、今でも「おやじバンド」組んでるかもしれない。
「ギター好き」を、ギター作る会社で組織の一員として働くことで実現できている。「サラリーマンになること」と「ギターが好き(音楽好き)」が、きちんと同じベクトル上にある。
そういう生き方もきちんと成立するんだよ、って、「サラリーマンになったら負け」みたいにデジタルチック(0か1かみたいに)に悩んでストレス溜めてる就活生に知って欲しいよね、なんてことも同時に考えた。

それにしても、このギター工場、見学したい人多いんじゃないかな~。
番組では、超かっこいい真っ赤なギターを塗装していた「カリスマ塗装職人」さんなんかもいて、そのギターなんかもう芸術品の域! というくらい美しかったです。
エレキギター単体の音なんかもめったに聴かないから、山本くんそっちのけでうっとり(^_^;)。

ちょっとシビレた番組でした
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