笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

プーシキン美術館展

2005年12月15日 15時14分46秒 | Weblog
18日で終了する「プーシキン美術館展」を駆け込み鑑賞してきました。
お恥ずかしながら、私印象派の作品をナマで見たのはこれが初めてなのです。
と言うより「意識して」見たのが初めてと言うべきでしょうか。

会場に足を踏み入れて一番初めに目に入るのが、ルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」。足が釘付けになりました。
なんという柔らかな線なんでしょう。。。いえいえ絵に輪郭線はありません、絵の具の濃淡だけの作品なのに、微笑む人物の頬の輪郭やその体温までが伝わってくるようです。陽に当たる少女のドレスの生地の薄さ、質感まで感じられます。

「これは、ヤミツキになる絵だわ。。。」というのが正直な感想です。
カレンダーなどでおなじみのルノアールですが、「ホントに、ホントに、ホントーに違う!!」ということを大ショックと共に感じ入った自分がいたのでした。

他にもピサロの「オペラ大通り、雪の効果、朝」、ピカソ「女王イザボー」など、何時間でも見つめていたくなる作品もあり、本当に「観に来てよかった~」と思わせる展覧会でした。

ところで会場の東京都美術館に行く際は、登山スタイルで行くほうがいいかもです。
1階から3階までの会場を4往復したのですが、混んでいたこともあり、気が遠くなりかけました(笑)
18日までですよ~!
コメント
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