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笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

スターウォーズ「スカイウォーカーの夜明け」 ~遠い昔、はるか彼方の銀河系で…

2020年01月13日 22時55分37秒 | 映画

と言うわけで、観て参りました。
言いたいことはいろいろあるけど、

「とりあえず、生きて、全作観終わった~!!」というのが感想です(^_^;)そこ?

エピソード6からがリアルタイムの私としては、やっぱり旧3部作に一番馴みと愛着とがありますかねぇ。
CGもなく、ワイヤーアクションがせいぜいのエピソード4,5,6時代、派手な立ち回りも普通の人間速度でしたもの。速さで言ったらブルース・リーのヌンチャクの方がライトセーバーなんかより圧倒的に速い(^_^;)
そもそも舞台が「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…」というだけであって、物語の骨格は少年の成長と冒険の物語。そこに父と子、善と悪の争い、神秘的な超能力者たち、友情、美しい(観たこともないような)景色。そして、姫の恋。。
まさに映画の"王道エッセンス"がぜ~んぶ入っていたのが「エピソード4,5,6」だったと個人的には思っています。




キャラクターも基本はルーク、レイア、ハンソロのたった3人(ダーズベイダーは存在感のみとして)。味付けが、C-3POだったり、R2-D2だったり、チューバッカだったわけですね。それにオビワンやら奇妙なクリーチャーたちが混ざりーの、の「お腹いっぱい」の約2時間。

そしてこのシリーズの醍醐味は、個性的な戦闘マシンやクリーチャーが多々生み出された、ということ。


個性的過ぎる、戦闘マシンたち。



ジャバザハットは、レイア姫とのこの"2ショット"で当時センセーショナルを起こしたものです。
見た目よりかなり荒っぽく戦闘能力のあるエンドアのイウォーク族(エピソード9にも出てましたね!)


その後は「ダースベイダー」こと、アナキン・スカイウォーカーのお話で3作品。
(エピソード1はともかく)アナキン役のヘイデン・クリステンセンの「美しさ」しか私の記憶には残っておりませぬ。。


「美しさ」では、パドメよりアナキンの方が上♪


エピソード9を観てしみじみ感じたのは、「"ディズニーのスターウォーズ"はもはや「スターウォーズ ブランド」でしかなく、映画としての夢もロマンも感じられない最新のテクノロジーが"どや顔"で披露される、高速バトルアクション映画に"成り下がって"いくのかな」ということでした。あとはディズニーの人気アトラクションになればいい、と(ファンに皆様ごめんなさい)。

ま、仮に続編があったとしても、私は観ることはないかな。
ちなみに次作は、砂漠の中からルークとレイアのライトセーバーが偶然にも掘り起こされて。。。。。なんてところから始まるのでしょうかねぇ。

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「アナと雪の女王2」 ~そしてエルサは「もののけ姫」になった(ネタバレあり)

2019年12月05日 00時12分19秒 | 映画
いつものようにレディスデー。平日の夜にも関わらず子供つれのお母さんたちがけっこう来ていました。
子供たちはエルサやアナ、オラフののお人形を手に、もうワクワク感でいっぱいな様子です。
そしていよいよ「アナと雪の女王2」のはじまりはじまり。。

ところが、ですね、そんな子供たちのワクワク感に応えられたのも最初の20分くらいでしょうか。
不思議な声に導かれたエルサの旅(もちろんアナやクリストフ、スヴェン、オラフも一緒)が始まると、前作とはガラリと趣を異にする物語が展開されるのです。裏切り、企み、殺し合い、過去に封じ込められた人々。。。。。

子供には、難しいんじゃないのか?

というのが、私の正直な感想です。前作のような、思わず「レリゴー!!♪」と歌いたくなるような"明るさ"が、見えない。
物語がエルサの内面に沿って展開するので、いわゆる「子供にでも分かる物語の構図」がわかりにくい感じです。どこに共感すればいいのか、大人でも???なのに、まして子供には。。。と思っていたら案の定3つとなりに座っていた8歳くらいの女の子が「なんか、なんかさぁ~」とむずがっているのが聞こえます。

確かに映像テクノロジーは「すごぉ~い!」としか言いようがなく、まさに追随を許さない、ため息もののディズニークオリティです。特に、水の表現!
技術スタッフの「どや顔」が垣間見えます、というか「どや!」ダダ漏れ。
ががが、ストーリー的にはなんともいえない"むりくり感"満載で、物語にアナとエルサを"充てた感"が否めないわけです。だいたいお姫様がレギンス履いてるし(^_^;)
「大人の事情」なのかな~と。

「アナ雪」は前作で完結しても良かったんじゃないの? その方が「夢と魔法のディズニー」に相応しかったんじゃないの? と、なんとな~く思えちゃったんですよね。
そして、衝撃のラスト(^_^;) 
これからアナは、ヤックル、もといスヴェンに乗ってエルサに会いに行くことになるのでしょうか?

もうねぇ、どうにもこうにも、しっくりこない、釈然としないエンドにもやもやを引きずって映画館を出たのは言うまでもありません。
この作品、リピートする人どのくらいいるのかな? とやや意地悪な気分になった自分がおります。

----------------------------------------------------
さてさて、なんか、すっかりネガティブモードになっちゃったけど、もちろん「わぁ、いいなぁ」と感じた場面もあるんですよ!
今回は姉妹の両親の過去が重要なエピソードなのですが、子供時代のアナとエルサが母親に抱かれてお話を聴くシーン。



ディズニーの柔らかいアニメ―ション技術は、まるで親子の体温までも感じさせるようでした。(思わずうっとり。しかも涙ぐんじゃいました)

あと、オラフの吹き替え声優さん!



今回のオラフは前回以上に大活躍でよくしゃべっています。吹き替えは若干22歳の武内駿輔さんという声優だそうで、この方の声がとても良い!
どの高さの声も、のびやかでしなやか。変幻自在!って感じました。ちょっと注目です。

と言うわけで、結局「アナ雪2」はどうだったのか? と聞かれたら、こう言うかな。

そしてエルサは「もののけ姫」になりましたとさ、と。
観る方は、まず吹き替えでぜひ。神田沙也加さんの「わたしにできること」は必聴ですよ(^^)/
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令和最初のダブルヘッダー ~「おっさんずラブ」と「ロケットマン」を観る!

2019年08月29日 00時32分57秒 | 映画

夏も終わりかけの昨日、高校時代の"すてき女子"二人して「おっさんずラブ」と「ロケットマン」を観てきました(^^)/
まずは午前、「おっさんずラブ」でござます。(ほぼ満席!)



おっさんず、については過去のブログにも書いたのですが、テレビ版でのあの小さな世界をどうやって「ザ・ムービー」に仕上げるのよ?と、(やや失礼ながら)不安な感じは否めなかったのですよね(^_^;)
いくら"流行"とはいえこの独特なテイストのまま2時間はどうよ、と。

が、そんな心配は全く必要ではありませんでした!

逆に「どう考えれば、そこまで盛り込めるんだ!?」と、うれしい悲鳴を上げるほど面白かった「おっさんずラブ "ザ・ムービ-"」でございました!(^o^)

なにしろ刑事モノばりの激走シーンあり、カンフーあり、企業内覇権争い&マフィアあり、火の海あり、大爆発あり、大救出劇あり、レディスデーにはウレシイ?サービスタイムあり、セクスイー部長あり、花火大会あり、家族愛あり、笑いあり、涙あり、あとなんかあったっけ?。。。と、もうねぇ、エンタメ要素がこれでもかっ!とてんこ盛りにされているわけです。
しかも、最後まで志尊淳くんと沢村一樹氏に振り回される、というおまけ付きで(^_^;)

企画時に映画的要素全てブレストして、ストーリーに組み込んでいったのかなぁ、なんて想像しちゃいましたよ。これぞ劇場版クオリティ。そもそも作品自体がある意味ファンタジーだから、なにをどう盛り込んでも不思議でも不自然でもないという大方の理解もあったでしょうし(^_^;)誉めてます。

春田と牧のハラハラものの絆(ラブ)がどれだけ深まったかは、まだまだ予断を許さないけれど(さすがに続編はないでしょう?)、ちょっぴ顎のあたりがふっくらした?"ワタクシ的眼福俳優"こと林遣都くんは相変わらずまっすぐで可愛らしく、あ~楽しかったわぁ、な2時間でございました!

そして35分のインターバル後、午後は「ロケットマン」でございます。

10代の頃夢中で聴いていたクイーンとは対照的に、エルトンジョンの曲は、当時のヒットチャートに上がった曲をぱらぱらとしか聴いてないんですよね。で、自分の好きなエルトンの曲を時系列で並べてみました。

・ユアソング 1970年(もっと新しい曲かと思っていました!)
・グッバイ・イエロー・ブリックロード 1973年
・キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1973年
・ダニエル 1973年
・ピンボールの魔術師 1974年

エルトン自身の生い立ちについては、全く知らなかったのですが、彼もまた孤独に苦しんだ天才だったのですね。ミュージシャンとしての全盛期は70年代前半。(ちなみにクイーンはこの時期が一番苦しかった時期) そして70年代後半から80年代初めのころまでの彼がこんなにも苦しい状況だったなんて知りませんでした。。MTVで観た「I'm Still Standing」(1983年)はそんな苦難を乗り越えた彼の再出発の曲でもあったんですね。

で、びっくりしたのが「ボヘミアン…」でフレディのマネージャーになり独立を唆したジョン・リードが、エルトンのマネージャーでもあったということ。エルトンとの関係が切れた75年あたりにフレディに取り憑いてきた…ということなのでしょうか?
それにしてもこいつ、悪い奴だよ~(>_<)「お前が死んでも印税の20%は俺の懐に入る契約だ」って、ひど過ぎ!

エルトンジョンの救いは、その傍らにずっとバーニー・トーピンがいてくれたことでしょう。(バーニー役のジェイミー・ベルは、なんと、「リトルダンサー」の主人公ビリー役の彼!) この二人の関係が作品のもう一つの柱でもあるような気がするんです。
自分には圧倒的にないものを持つ誰かにとても魅かれ認め、そして尊敬しながら長く付き合っていく。そんな関係って素敵だな、って思います。エルトンの歌詞(ほとんどがバーニーによるものらしい)、改めて読んでみようかな、って気になっちゃいました。



エルトンとバーニー・トーピンは、50年間ケンカもなしに今でも厚い親交が続いているのだそうです。
春田と牧も(ケンカはするでしようが)長く一緒にいて欲しいものだ、と、またまた願うワタクシなのでした。←結局そこに戻る。
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平成最後のダプルヘッダー 〜その2 「グリーンブック」

2019年03月21日 19時41分43秒 | 映画

「寂しいと思ったら、先に手紙を書くもんだ」

私ね、この台詞にガツンとやられた気がしました。
この台詞を聞くまで正直「作品賞だよね。。」と若干不安になっていたので(スパイク・リー氏とは別の理由で)。

で、「あ、これだ」と。 合せて私自身が最近とても気になっていたことへのヒントを貰った瞬間でした。

人の"居場所"は何で決まるのだろう。
人の"居場所"に上下や貴賤はあるのか? 

ドクターには金も名誉も地位もある。トニーには金はおろか名誉も地位もない。
でもトニーには一緒に食事をする家族、心を許せる身内、何より自分の手紙を待つ相手がいる。
ドクターには一緒に食事をする家族も心を許せる身内も、手紙を待つ相手もいない。

なんかね、ドクターの姿に「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディを重ねてしまいましたよ、二人とも自分の「居場所」を求めていたんだって。
それは、彼らがマイノリティだからじゃなくて、実は私たち誰もがそれを求めているんじゃないのかなって。

フレディは「Somebody To Love「愛にすべてを」」で「Can anybody find me somebody to love?(誰か僕に愛する人を見つけてよ)」と歌ったけれど、このloveって、ヒトだけじゃなくて居場所でも通じるのではないのかな。 自分が愛せる居場所=人だと思えるから。
そしてそれがあれば「I ain't gonna face no defeat(負けることはない)」。

「自分には帰る場所、自分が居てもいい場所、自分を温かく迎えてくれる場所がある。」
それこそが「自分の居場所」。そこに上下はない、貴賤もない。
でもその場所は誰かが探してくれたり与えてくれるものではないんだよね。

そんなこと、わかってる。

ドクターも、自分の居場所を求めて南部に行ってみようと思ったのかもしれません。でも南部も自分の居場所ではないと確信したんだと思えるのです。じゃ、自分の居場所はどこにあるんだろう。。

「寂しいと思ったら、先に手紙を書くもんだ」

スペルミスがあっても、子供の文章でもかまわない。「"先に"手紙を出すこと」が何よりも大切なのだから。
ドクターは"文法上での手紙の書き方"を知っていても、"なぜ手紙を書くのか"までわからなかったのですね。。

旅が終わった後、ドクターはお兄さんに手紙を出したのでしょうか。トニーの家のドアをノックした"勇気"を持って。

いろいろ言われているこの作品だけれど、居場所は"勇気を持って"自分からノックしてゆくものだよ、っていうメッセージをごくごく自然に感じられた、「グリーンブック」でありました。
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平成最後のダプルヘッダー 〜その1 「二人の女王 メアリーとエリザベス」

2019年03月20日 23時36分25秒 | 映画

「二人で力を合わせれば、男たちに勝てる」
「無理よ、私は王座に座り"男"になったんだから」

「え~!? マジ!?」 ってメアリーの声がその時聞こえたような気がしちゃいました(^_^;)

メアリー、400年経ってもこの状況は何ら変わっておりませぬよ。
権力を手にしたように見えても、その時々の男たちの「組織防衛の理屈」の駒として使われる女性、という政治的構図は今もたいして変わってないと個人的には思うよ。

駒に徹することで自分の想いを貫いたエリザベスと駒になることを拒み自滅したメアリーの物語。個人的には「何を言いたかったのか」が良くわからなかった感はぬぐえないのですが、そんな「変わらない構図」を嫌というくらい味わえる作品でもあります。
"誰が"自分の側にいるのか、"誰を"自分の傍に置くのか。この判断も彼女たちの運命を分けたポイントなのかな。。

それにしても、海外の歴史作品を観る時って予備知識が必要ですよね~。今回の作品だっておじさんたちがみんな同じ顔に見えちゃう(正直、若いか年寄かくらいの違いしかわからない)ので、「今の誰だっけ?」ってことになります(^_^;) 当時どんな人が居てどんな役割をしたかがわかっているだけでも楽しみ方が大きく違っちゃう。あと大きな括りとしての当時の時代背景なんかも頭に入っていた方がより楽しめる。更に関連の雑学なんかも知っていたら「史実では、本来これこれだったんだよね」なんて感じでも~っと楽しめるはずで。
"ひとり映画"もいいけれど、たまにはマニアな仲間と一緒に映画観たいかも。

ところで、今年の前半は「女王銘柄」の作品が多いように感じます。


「女王陛下のお気に入り」


とか、


「ビクトリア女王 最期の秘密」


とか。

実は、どっちも見逃しちゃってとても残念(>_<) いつか観ねば! 
ちなみに「女王陛下のお気に入り」のアン女王(在位1702年-1707年)の次がビクトリア女王(在位1837年-1901年)です。
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「翔んで埼玉」  ~この奇跡のビジュアルを観よ!(誉めてます)

2019年03月04日 18時10分24秒 | 映画



魔夜峰央作品と言えば、ワタクシ的には「パタリロ(1巻~3巻あたり)」とその時代に発表されていた一連の怪談物とか好きでした。
それらはどれも"隠微なくらい緻密精密に描かれていた時代"の作品群。当時の魔夜峰央は、今では信じられないくらいの"精密絵師"だったんです。

その後年月は流れ、パタリロは等身割合も変化し、100巻にもなり、なんとミュージカルにまでなっちゃった! ということを知りびっくりしたのがつい1年ほど前でしょうか。 「魔夜峰央作品→実写」というイメージが全然入ってこないワタクシでした。
が、「ボヘミアン・ラプソディ」でこの作品の予告を観て、直感的に「これ、面白いかも」と思っちゃったわけです(^_^;)
同じようなキモチになっちゃったヒト、いたんじゃないでしょうか。(失礼ながら)興行成績が良いのは、正直この影響もあると思います。クイーン好きの層にみごとにはまった「予告編」の大成功例だと個人的には感じてます。

で、観てきましたわよ。「翔んで埼玉」 いや~、面白かった!
二階堂ふみさん「西郷どん」に出てましたよね。ぶっ飛びました。なにをどうしても"信じられないくらいの可愛さ"で。GACKT氏はもとより"まんま"麻実麗だし。その他の出演者もみごとなハマり方で、ビジュアル的には申し分なし。。

作品的には「首都圏限定」の面白さかもしれないけれど、脚本もしっかりしていて、とにかく最後の最後、エンドロールが終わるまで笑えます。
会場が爆笑する映画なんて初めての体験でした。
泣ける作品もいいけれど、みんなが笑える作品ていいなぁ~、と思えた「翔んで埼玉」でござました(^^)/
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第91回アカデミー賞  ~ミスター ラミ・マレック! 主演男優賞おめでとぉ~(^^)/エェ~~~~~~オ♪

2019年02月25日 23時23分20秒 | 映画

The Official Queen Websiteより


なんかね、アカデミー授賞式がこんなに待ち遠しかったのは、2001~2003年の「ロード・オブ・ザ・リング」以来ですわよ。
主演男優賞、フレディを演じたラミさんには「獲って欲しい」と願っていましたから。

私はこの作品を結局4回観たんですが、1回目を観た後フレディについていろんな記事やインタビューを読み直したんですね。ジム・ハットン氏の本も読みましたし。
才能に溢れ、あんなに華やかな世界にいて(おそらく常に)羨望の目で見られていたフレディ。子供だった私が見たキラークイーンのビデオの中の彼はとても自信に満ち溢れていました。だから「それがフレディ・マーキュリーだ」とずっとずっと思っていたんです。
でも違っていたんですね。

当時のフレディの年齢を超えてしまった、今や十分に大人の自分には、彼の「孤独」や「自分の"居場所"への渇望」がとてもよくわかる気がするのです。
ラミさんは、それらを実にしなやかに、ナイーブに、そして荒々しく演じて見せてくれたんですよね。。
もちろん、作品自体も素晴らしいと思っています。「クイーンを退屈なバンドにしないで("自分を退屈な存在にしないで"という記事もあります)」と言い残したフレディの遺志を最高の作品に仕上げ、次の世代に繋げてくれたブラインとロジャーには感謝しかありません(涙)

この結果を受けて、まだしばらく上映は続くことでしょう(個人的には、はよDVD!、な気持ちなのですが(^_^;))
あとは、DVD発売と、5月のQueenシンフォニーを楽しみに待つとしましょう。

とにかく、みんな、おめでとおおおおおぉ~♪
我が家のヘビロテはこれからもまだまだ続きますよぉ(^^)♪
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「あなたが普通じゃないから世界はこんなにすばらしい」 ~怒涛のイギリス映画3作鑑賞

2019年02月23日 18時20分53秒 | 映画

いよいよ、今週末はアカデミー授賞式です。
「ボヘミアン・ラプソディ」がどのあたりに食いつくかファンとしてはと~っても楽しみなところです。
ラミさんには主演男優賞を獲ってもらいたいな、と思っていますけど(^^)

というわけでもないのですが、昨夜久しぶりにアマゾンプライムを覗いてみたところ、見逃していた2018年アカデミーノミネート作品「ウィンストン・チャーチル」が掛かっているではないですか。大好きなゲイリー・オールドマン主演だし、週末だし、アカデミーウィークでもあるし、といろんな理由をこじつけて、午後11時30分の寝る前にもかかわらず観てしまいました。。(^_^;)



いやー、面白かったですわ。
チャーチルが「戦時内閣」の首相になり、西ヨーロッパ侵攻をどんどん進めるナチスドイツがまさにイギリスに迫ろうとしていた1939年、「ドイツと交渉すべき」と主張する勢力に対して徹底抗戦による「勝利」を主張するチャーチルの葛藤を描いた作品です。
何よりも魅かれたのは「あなたは言葉の魔術師だから」と言われたチャーチルの演説。

言葉の「力」を信じ、徹底して自分の言葉にこだわり、相手の気持ちを動かしてゆくその姿を見ていると、政治家と言葉は切っても切れないし、その言葉の重みは政治家の命すら奪うのだ、とつくづく思っちゃったのですよ。。
もちろん、この魔術には発信者の「(気持ちを)共有させる表現力」も欠かせませんが。(そういう意味では当時のヒトラーの演説もある意味「魔術」であったことでしょう)。それにしてもゲイリー・オールドマン、最高。。。

さてさて、この作品には当時の英国王ジョージ6世が描かれています。最初はチャーチルを毛嫌いしていた国王でしたが、最後に国王としての矜持を見せ、チャーチルの味方になるジョージ6世。で、ジョージ6世と言えば2011年のアカデミー作品賞「英国王のスピーチ」でございます。



たしか作品もアマゾンに掛かっていたっけ、、とそのまま同作品の視聴に流れます。この時点で午前2時を過ぎておりますですよ。(^_^;)をーぃ。。

この作品も「言葉の力」の重みをしっかりと描いています。(良く悪くも)リーダーの資質が「言葉」であることが良くわかります。作中、ヒトラーの演説を観たジョージ6世が「あいつは嫌いがだ演説は上手い」という台詞もありました。

参考までに歴史的なことを加えますと、ジョージ6世が第二次世界大戦の宣戦布告をしたのが1939年9月で当時の首相はチャンバレン。チャーチルは1940年5月の「挙国一致内閣」発足から終戦の1945年まで首相を務ています。詳しくはウィキへ

ウィキを読むと、本当にぎりぎりまでイギリスがドイツと戦っていた様子がわかります。
で、この大戦の行方を決定付けたイギリスの英知が2015年アカデミーノミネート作品「イミテーション・ゲーム」で描かれるわけです。



こちらもアマゾンに「掛かって」おります。。。劇場で見たけど、えぇい、このまま観ちゃえ! と。午前4時を回ったあたりで視聴開始。
この作品については過去のブログがありますので、よろしければそちらもどうぞ

エニグマ暗号が開戦から終戦までのどの時期に解読されていたのかはわかりませんが(1942、43年くらい?)、「英国王のスピーチ」と「ウィンストン・チャーチル」を観た後だったので、ちょっと考えたのが、AI技術が進むこれからの世の中で、「演説」ってどうなるんだろう、ってこと。
膨大な過去の演説データから学んだAIが作り出す言葉(文章)を操るカリスマ発信者の演説に生身の人間が「感動」して、一致団結したりしたりする日が来るのでしょうか?

自分の言葉で話すことのない、それらの発信者の演説を耳にした時、私には本能的な違和感や居心地の悪さ、感情の不協和音のような小さなささくれを感じることができるのでしょうか?。。
難しい問題だわ。。う~、眠い(p_-)。。

※タイトルの台詞は「イミテーション・ゲーム」より
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「ボヘミアンラプソディ」   〜ミスター ラミ・マレック、素晴らしいフレディをありがとう!

2018年11月22日 19時13分04秒 | 映画

The Official Queen Website (http://www.queenonline.com/)より


「君じゃなきゃダメなんだ。」
と、自分以外の誰かに言って貰える人は多分この世に多くはない。

クイーンのギタリストは、ブライアン・メイでなければダメだし、
クイーンのドラマーはロジャー・テイラーでなければダメ、
クイーンのベーシストはジョン・ディーコンじゃなければダメ。

そして、クイーンのボーカリストはフレディ・マーキュリーじゃなければ絶対にダメなのだ。

例によってレディスデーに高校時代の友人と「ボヘミアンラプソディ」を観てきました。彼女はクイーン初来日の時の武道館コンサートに行ったとかで、「いや、ちょっと待て、お互いまだ子供だったじゃん」と言ったら「当時高校生だった近所のお姉さんに連れて行ってもらったんだよ~ん」と(^_^;) 筋金入りだったでござんす。で、「その後4回コンサートに行った」そうで、4回目は短パンに王冠かぶってたんだとか。
フレディがレザージャケット着始めたあたりで私はクイーンから離れちゃったので、そう考えるとおよそ20年のクイーンの歴史の中で私が猛烈に熱狂していた時期って先っちょのほんの5,6年程度だったんですね。。

さて、この作品はもちろんクイーンファン必見かもしれないけれど、フレディ・マーキュリーというひとりのアーティストの愛と哀しみを描いたヒューマンドラマとして観ることもできるんじゃないかと思います。

もうねぇ、泣けるのよ。
どんな時でも彼を暖かく迎え見守っていた両親、そして彼を待っていてくれたクイーンの仲間に。ライブエイドの日、自宅に立ち寄り父親と和解するフレディに。。

(もう長く生きられないことを知っていた)1985年から亡くなる91年まで、どんな気持ちでフレディが、クイーンが作品を作っていたのかと思うと胸が締め付けられる想いです。
彼にも、他のメンバーにもこんなに長く辛い時期があったなんて、全然知りませんでした。(いやいや、最後まで自分達らしく、楽しく、賑やかに作品を作っていたと信じましょう)

遅ればせながら、91年に発表したフレディ生前最後の「イニュエンドウ」、そして死後4年後の95年に発表された「メイド・イン・ヘヴン」、これからしっかり聴いてみようと思っています。

フレディ役のラミ・マレック、役作りに1年かけたんだそうです。世界中にファンがいてしかも生前のフレディを知っているファンも多いわけだから相当なプレッシャーだったと思います。でもほとんど気にならなかった、というのが正直な感想です。だってこの映画で似てる似てないなんて、それこそ「問題じゃない」から。(それにしても、ブライアンもロジャーも、極め付けはジョン! あんたは本人か? ってくらいの出来でした!(≧∇≦))


「多分こうだったんじゃないか劇場?」 オペラ座の夜製作場面の彼ら


知らなかったフレディの物語を教えてくれて本当にありがとう、という感謝でいっぱいになった、私の「ボヘミアンラプソディ」でした。

改めてクイーンの歴史を確認したことは言うまでもありません(反省)
クイーンのウィキは、こちら
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真夏のダブルヘッダーその2 「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」 ~もはやヒトを超越したトム・クルーズ(誉めてます)

2018年08月17日 12時00分58秒 | 映画

アメリカから、パリに大気圏外(?)突入し、
そのままトイレでド派手なカンフーアクションをこなし、
人質奪回作戦では車とバイクで、パリ警察とのカーチェイス、
裏切り者との銃撃戦の末、信頼する上司を亡くし、
その仇を打つべく、全力疾走で追う。
階段を駆け上がり、壁から飛び降り、
屋根伝いのジャンプではマジ骨折し、
どこぞのオフィスに飛び込み白い目で目られ、
つかまえ損なっても決してめげず、
敵の手からプルトニウムウエポンの起爆装置を奪うために、
ジェットでインド奥地まで追跡。
そこで偶然にも元婚約者に出会い、
彼女の命と世界平和のため、
単身ヘリに飛び乗り、
エンジントラブルを起こした機体で空中戦をこなし、
墜落しても大きな怪我もせず、
最後は鉄拳勝負で相手を打ち負かし、
笑顔でミッション終了。

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

えーっと、まだありましたっけ? トムのアクションシーン。

もうねぇ、出るわ出るわ、開始早々既に"隅田川花火大会のフィナーレ状態"、アクションてんこ盛り。それが最後までずーーーーっと続くのよ。

「ミッション」のシリーズって、いつからこんなになっちゃったんでしたっけ?

2006年に「M-i:Ⅲ」について書いたけど、その時「スパイ映画的エッセンスを持った、アクション映画」なんて書いていましたっけ。12年後の本作は、スパイ云々じゃなくて「トム・クルーズのアクション作品」って感じでしょうかね。

さて、御年56歳のトム。ハデハデのアクションシーンは若手でも腰が引けちゃうくらいのモノだと思います(^_^;)
殴る、蹴る、走る、まではまぁなんとか理解できるけどヘリに飛び移るとか、ぶら下がるとか。もうどうなっちゃってんの?
CGとかで"やりくり"してるんでしょうか? どうなんでしょうか?
鍛え方、半端じゃないですよ。

とにかく、ひたすら、アクション、アクション、アクショ~~~~~ン!!! の3時間。アクション好きにはたまらない作品でしょう。

ただねぇ、どうしてもトムが「三浦友和」さん、敵役のウォーカーが「ナウシカ」のクルトワ、に見えてしまい(ファンの皆さまごめんなさいm(__)m)、何となく集中できない自分がいたことも正直に告白しておきますです。

 
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