試写会で、声の出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、監督:ティム・バートン 作品の「ティム・バートンのコープスブライド」を観ました。
●ストーリー
ヨーロッパのとある村の富豪の息子・ビクター(声:ジョニー・デップ)は、没落貴族の娘・ビクトリア(声:エミリー・ワトソン)との結婚式を翌日に控え憂鬱な気分で、結婚式のリハーサルに両親と共に、相手の両親が待つエバーグロット邸へと向かった。
この結婚は、お互いの親が勝手に決めた政略結婚で、ビクターはまだ花嫁のビクトリアに会った事が無く、不安で仕方がなかったのだ。
間もなく、エバーグロット邸に着くと、ビクトリアの両親のモーデリン(声:ジョアナ・ラムリー)とフィニス(声:アルバート・フィニー)がビクター達を貴族らしい御高く留まった態度で迎える。
両家の親達のリハーサルが先に始まり、一人エントランスに残されたビクターは、側にあったピアノを弾き始める。
すると、その音色に誘わた花嫁のビクトリアが階下へ降りて来て、初めて結婚すべき二人は顔を合わせたのだった。
お互いを一目見た時から、惹かれ合った二人は、結婚式のリハーサルへ挑むのだったが、緊張し易いビクターは、肝心な誓いの言葉が上手く言えず、終にはゴールズウェルズ牧師(声:クリストファー・リー)を怒らせてしまい、ビクターが誓いの言葉を上手く言えるまで、式は延期すると申し渡されてしまう。
意気消沈した、ビクターは暗い森の中を歩きながら、誓いの言葉を繰り返し練習する。
一人だとスラスラ言える誓いの言葉に気を良くしたビクターは、結婚指輪をビクトリアの薬指に見立てて、近くにあった小枝に差し込んだのだった。
すると、その瞬間、今まで小枝だったものが急に白骨の手へと変わり、ビクターの腕をつかんで、いきなり土の中に引きずり込んだ。
ビックリした、ビクターが慌てて腕を引き抜くと、白骨の手が途中でちぎれて、一緒についてきた。
その時、地面の中から、ボロボロのウエディングドレスに身を包んだ、死人の花嫁・コープスブライド(声:ヘレナ・ボナム=カーター)が姿を現し、ビクターが自分に誓いの言葉を言ったものと思い込み、必死に逃げるビクターをどこまでも追いかけて行くのだったが……。
●感想
CGを使わず、ミニュチュアセットを作り、その中で人形を少しずつ動かしながら撮影をする「ストップアニメーション」という、とてつもなく根気と時間のかかる手法で作られた作品なんですが、動きが滑らか過ぎるので、まるでCGを使ったような素晴らしい出来に仕上がっています。
1時間17分と比較的短めの作品なんですが、「あと、もう少し観たいな~」と思わせる良くまとまった作品だと思いました。
ミュージカルの様に、登場人物が歌いながらセリフを言うシーンが多いのがこの作品の特徴の一つだと思います。
また「チャーリーとチョコレート工場」と同様に、この作品でもコミカルなダンスシーンが多く、ガイコツ達が愉快に踊る姿が印象に残りました。
ティム・バートン独特の手足の長いキャラ達に加えて、ガイコツの子犬「スクラップス」やウジ虫の「マゴット」、2頭身の「ガイコツ・ボーイ&ガイコツ・ガール」が個性的で作品にイイ味を加えています。
ラストも綺麗なハッピーエンディングで締め括られているので、心に変なわだかまりを残さず、安心して劇場を後に出来る作品だと思います。
●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。
映像はティム・バートン独特のメルヘン仕立てで、すごく楽しめたのですが、子供達にも観易いように意識したのか、ストーリーはほとんどヒネリが無く、私は物語の中盤でラストのオチが分かってしまいました。
同監督の「チャーリーとチョコレート工場」が今もなお、劇場で絶賛上映中ですが、この作品は前作と全く違うジャンルの映画だと考えて観たほうが、すんなり楽しめると思いますので、この作品を観に行く予定の人は、気持ちをしっかり切り替えて劇場に足を運んで欲しいと思います。
だから、この作品は若いカップルや家族連れで観に行く映画を探している方と「チャーリーとチョコレート工場」と比較して観ない自信のある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、この作品でやっと「ヘレナ・ボナム=カーターって、ティム・バートンの奥さんだったんだ~」って気づいたのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。
●ストーリー
ヨーロッパのとある村の富豪の息子・ビクター(声:ジョニー・デップ)は、没落貴族の娘・ビクトリア(声:エミリー・ワトソン)との結婚式を翌日に控え憂鬱な気分で、結婚式のリハーサルに両親と共に、相手の両親が待つエバーグロット邸へと向かった。
この結婚は、お互いの親が勝手に決めた政略結婚で、ビクターはまだ花嫁のビクトリアに会った事が無く、不安で仕方がなかったのだ。
間もなく、エバーグロット邸に着くと、ビクトリアの両親のモーデリン(声:ジョアナ・ラムリー)とフィニス(声:アルバート・フィニー)がビクター達を貴族らしい御高く留まった態度で迎える。
両家の親達のリハーサルが先に始まり、一人エントランスに残されたビクターは、側にあったピアノを弾き始める。
すると、その音色に誘わた花嫁のビクトリアが階下へ降りて来て、初めて結婚すべき二人は顔を合わせたのだった。
お互いを一目見た時から、惹かれ合った二人は、結婚式のリハーサルへ挑むのだったが、緊張し易いビクターは、肝心な誓いの言葉が上手く言えず、終にはゴールズウェルズ牧師(声:クリストファー・リー)を怒らせてしまい、ビクターが誓いの言葉を上手く言えるまで、式は延期すると申し渡されてしまう。
意気消沈した、ビクターは暗い森の中を歩きながら、誓いの言葉を繰り返し練習する。
一人だとスラスラ言える誓いの言葉に気を良くしたビクターは、結婚指輪をビクトリアの薬指に見立てて、近くにあった小枝に差し込んだのだった。
すると、その瞬間、今まで小枝だったものが急に白骨の手へと変わり、ビクターの腕をつかんで、いきなり土の中に引きずり込んだ。
ビックリした、ビクターが慌てて腕を引き抜くと、白骨の手が途中でちぎれて、一緒についてきた。
その時、地面の中から、ボロボロのウエディングドレスに身を包んだ、死人の花嫁・コープスブライド(声:ヘレナ・ボナム=カーター)が姿を現し、ビクターが自分に誓いの言葉を言ったものと思い込み、必死に逃げるビクターをどこまでも追いかけて行くのだったが……。
●感想
CGを使わず、ミニュチュアセットを作り、その中で人形を少しずつ動かしながら撮影をする「ストップアニメーション」という、とてつもなく根気と時間のかかる手法で作られた作品なんですが、動きが滑らか過ぎるので、まるでCGを使ったような素晴らしい出来に仕上がっています。
1時間17分と比較的短めの作品なんですが、「あと、もう少し観たいな~」と思わせる良くまとまった作品だと思いました。
ミュージカルの様に、登場人物が歌いながらセリフを言うシーンが多いのがこの作品の特徴の一つだと思います。
また「チャーリーとチョコレート工場」と同様に、この作品でもコミカルなダンスシーンが多く、ガイコツ達が愉快に踊る姿が印象に残りました。
ティム・バートン独特の手足の長いキャラ達に加えて、ガイコツの子犬「スクラップス」やウジ虫の「マゴット」、2頭身の「ガイコツ・ボーイ&ガイコツ・ガール」が個性的で作品にイイ味を加えています。
ラストも綺麗なハッピーエンディングで締め括られているので、心に変なわだかまりを残さず、安心して劇場を後に出来る作品だと思います。
●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。
映像はティム・バートン独特のメルヘン仕立てで、すごく楽しめたのですが、子供達にも観易いように意識したのか、ストーリーはほとんどヒネリが無く、私は物語の中盤でラストのオチが分かってしまいました。
同監督の「チャーリーとチョコレート工場」が今もなお、劇場で絶賛上映中ですが、この作品は前作と全く違うジャンルの映画だと考えて観たほうが、すんなり楽しめると思いますので、この作品を観に行く予定の人は、気持ちをしっかり切り替えて劇場に足を運んで欲しいと思います。
だから、この作品は若いカップルや家族連れで観に行く映画を探している方と「チャーリーとチョコレート工場」と比較して観ない自信のある方におすすめ致します。
最後にどうでもいいことなんですが、この作品でやっと「ヘレナ・ボナム=カーターって、ティム・バートンの奥さんだったんだ~」って気づいたのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。