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1.0 〈ワン・ポイント・オー〉

2005-10-16 03:13:59 | 映画 その他(数字・英語など)
映画館で、ジェレミー・シスト、デボラ・カーラ・アンガー、ウド・キア 出演の『1.0 〈ワン・ポイント・オー〉』を観ました。

●ストーリー
古いアパートの自室を職場にし、コンピューター・プログラマーとして働いているサイモン(ジェレミー・シスト)は、ある日、部屋の中に差出人不明の箱が置かれているのに気付く。

気になった彼は、思わずその箱を開けて見るのだが、中身は空だった。
その箱を捨て、近所のコンビニエンス・ストアに出掛けるサイモン。

簡単な買い物を済またサイモンが、再び部屋に戻ってくると、またしてもさっきと同じ箱が部屋の中に置かれていた。
その箱も開封するが、やはり中身は空だった。

「鍵を厳重に掛けて、外出したのに一体誰が自分の部屋に?しかも、どうやって?何の為に?」
差出人の意味不明な行動に、不安を覚えるサイモン。

その時、彼の部屋をノックする音が。
やって来たのは、アパートの大家でウイルスにやられたパソコンを修理して欲しいと言うのだった。

家賃を滞納しているサイモンは、仕方なく大家の部屋を訪れ、パソコンの修理をするのだが、大家の目を盗んで、アパートの監視カメラの回線を自室のパソコンでも見れるように回線に細工を加える。

これで、自室に侵入する者を見つけてやろうと監視カメラを見続けるサイモンだったが、気が付けばまた、部屋の中にこの前と同じ箱が置かれているのだった……。

●感想
2004年のサンダンス映画祭で、「SAW」と並んで大きな話題を集めたと言われている、この作品なんで、頑張って今まで行ったことの無い、治安の悪い地域にある古びた映画館まで観に行ったのですが、私には、はるかに『「SAW」の方が良く出来ている!』と感じた作品でした。

オレンジ色のライトが印象的で、ミステリアスな雰囲気を醸し出していて、アパートの住人がやたらと怪しいので、「犯人当てのストーリーで盛り上げるのかな?」と思ったのですが、犯人は比較的早くに分かってしまい、それからが何だかグチャグチャの展開で「何でもアリかよ!」ってオチで終わってしまいました。

それでも、この作品はサンダンス映画祭でトータル約1万人が上映に駆けつけ、その後も各国の映画祭に招待され、絶賛を受けているそうなんです。

私もまんまと、前評判に釣られて上映に駆けつけてしまった一人なんですが、この作品を何度観ても、決して絶賛する事はないでしょう。

途中で、女性のヌードシーンがあるので一様、R-15指定になっているのですが、そんなに興奮できるものではありません。

この作品のいい所を考えてみると、低予算で済むように設定を古いアパートにした事と、急に差出人不明な空箱が送られて来るって言うアイディアでしょうね。

その他は何でしょうか?中盤までは楽しめたんですが、後半は完全に尻すぼみを感じてしまったので、少し待ってDVDで観るか、「SAW2」に期待をかけた方が良かった様に思えました。

●評価
私のこの映画に対する評価は50点です。

私はどうしても、この映画のオチが気に入らなかったので、この点数に致しました。

空箱の送り人が、どうしてこのアパートの住人を選んだのかがハッキリせず、何故こんな事をするのかという動機もイマイチ説得力に欠けるものだったので、「なんだか、訳の分からない作品だなぁ~」という印象を受けました。

だから、この作品はサンダンス映画祭が大好きな方と、毎日ごはんよりも牛乳をよく飲むという方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、「サイモンの頭の中身は何処に持って行かれたんだろう?」と気になって仕方が無かったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みします。





 

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