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私、Rohi-taの映画の感想(ネタバレ有り!)と日常を報告するページです。

ディセント

2006-08-01 21:13:31 | 映画 タ行
映画館で、出演:シャウナ・マクドナルド/ナタリー・メンドーサ/アレックス・リード/サスキア・マルダー/マイアンナ・バリング/ノラ=ジェーン・ヌーン/オリヴァー・ミルバーン/モリー・ケイル/レスリー・シンプソン/クレイグ・コンウェイ/脚本・監督:ニール・マーシャル/作品『ディセント』を観ました。

●感想
 ・以前から気になっていたので、映画の日に観に行ったのですが、18:40からの回にも係わらず立ち見が出るほどの人気にビックリ致しました。私と同じで皆さん、この作品を映画の日に観る為に取っておいたのでしょうか?

 ・ストーリーは1年前に夫と娘を事故で亡くしたサラ(シャウナ・マクドナルド)を励ます為に、親友のジュノ(ナタリー・メンドーサ)が企画した洞窟探検に、ベス(アレックス・リード)、レベッカ(サスキア・マルダー)、ホリー(ノラ=ジェーン・ヌーン)、サム(マイアンナ・バリング)の冒険仲間が集まり、地下数マイルの地底へと旅立って行くのですが、そこで予期せぬ落盤事故が起こり、新たな出口を探さなければならない状況になり、洞窟の奥へと進んで行くのですが、そこには想像を絶する恐怖が彼女らを待ち受けていたのだった……と言うものです。

 ・イギリス映画なので、知っている俳優さんは1人も居なかったのですが、東洋人系の顔をしたジュノが知り合いにソックリで、「アイツいつの間に女優になったんや~!」と一人でビックリしておりました!(いや~、世の中には本当によく似た人がいるもんですね~!容姿だけでなく、身体のガッチリしたところや我が強く、場を仕切りたがる鬱陶しいところもソックリだったので、ジュノがスクリーンに出て来る度に笑いを堪えるのに必死になってしまいました。)

 ・何かの本で読んだ記憶があるのですが、人間の視力による情報収集量は感覚器官全体の約9割にも上るそうです。だから、ホラーとかサスペンス映画では、暗い舞台を上手く用意することが重要になる訳なんですが、それを満たすのに「洞窟」という場所は実に持って来いだと思いました。

 ・落盤→友人の怪我→「ヤツら」との遭遇→親友の裏切り、と6人の個性的な女性を妥協すること無く次から次へと追い詰めて行くストーリー展開が実に面白かったです。

 ・こういった類の作品は監督や脚本家が少しでも、登場人物達に優しさを見せて、彼女らに降りかかる危機的状況を甘くしてしまうと、一挙に面白味を失ってしまうのですが、最後まで6人の女性を妥協することなくイジメ抜いた、ニール・マーシャルのサディスティクな演出が思っていたよりも上手く、最後まで飽きずに観る事が出来ました。

 ・他のブログなどで、本作がB級映画扱いされているのは、ストーリーの中盤から「ヤツら」が出てくるせいだと思うんですが、見た目とか動きが『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに出て来た、白くて醜い「アイツ」に似ていたりして、確かに出来栄えは少しビミョーな感じでした。

 ・監督も「ヤツら」の出来栄えにあまり自信がなかったのか、格闘シーンになると「ヤツら」の人間的な動きを凶暴に見せる為にカメラを激しく揺らしたり、カットの切り替えを早くして、必死で粗を隠そうととしている努力が、実に涙ぐましかったです。

●採点
 ・私的評価……70点(映画の出来には、かなり差があるのですが、女性が主人公だったり、狭い空間で逃げられない状況に追い込まれたり、たくさんの「ヤツら」と戦う演出などは『エイリアン2』を連想してしまいました。リプリーは蘇って『エイリアン4』までシリーズ化したのですが、本作はどうなりますかね~?調子に乗って続編を作ると見事にすべりそうな気がするんですが……。)

 ・と言う訳でこの作品は、肉体的及び精神的に強い女性に憧れている方と今までに「目潰し」攻撃で相手に勝った事のある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、勝手に自分達のねぐらに侵入して来た野蛮な女達に無残にやられてしまった「ヤツら」に少しだけ同情してしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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