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知る、考える

2007-12-18 23:58:27 | はしやすめ



ハワイのカウアイ島にある米軍施設から発射された
「模擬弾道ミサイル」が、
海上自衛隊のイージス艦「こんごう」から発射された
SM3(海上配備型迎撃ミサイル)なるものによって
大気圏外で迎撃されたーーー。

その実験のニュースと、“見事”命中させ“成功”を喜ぶ
関係者の姿をテレビで観ました。

日本の防衛大臣が
「今回成功したから100%大丈夫となるものではないが
 我が国の迎撃システムの信頼性向上が大きく前進した」
と胸を張ったとしても、
その映像は私にとってそんなに気持ちの良いものではありませんでした。

こうした日本の弾道ミサイル防衛には、今後「兆円」単位の
お金がかかるらしいです。イージス艦の配備や、
首都圏や中京・京阪神地区など計16カ所で配備を進める計画の
PAC3(地対空誘導弾パトリオット3)などのために。

          ※(参考asahi.com)

防衛大臣は、金の話をするとエモーショナルになるのでいけない、
というようなニュアンスで話もしておられましたが、
では防衛のためならすべて私たちは目をつぶり口を閉じなければ
ならないのでしょうか?

私が「気持ちの良いものでなかった」理由は、
“テロ対策”“防衛手段”と但し書きがつけば
何かとスルーされようとする今の日本の体制もさることながら、
死の恐怖と戦う薬害肝炎の患者さんたちの声、
領収書を出さないと年金を払わないといわれ戸惑う良き市民の声、
財源確保のためだといって障害者から応分の利用費をとろうという
障害者自立支援法のためケアを制限せざるをえない人やその家族の声、
などをきくと、「鬼気迫るお金が必要な場所」は
もっと他にあると思えるからです。

優先順位をつけるのが政治家。
選挙を意識するのも政治家。

ならば、彼らに、無関心や諦めをきめこむ
「お任せ体質」の国民だと思われちゃああまりに勿体ない。
意識して「知る」。そして「考える」。

静かに強くそう思うのです。






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