
ウチの茶の湯の仲間同士で作り読み合う
“菜のはな便り”なるものがありまして、
師走はアタシの担当で只今作成中です。
A4用紙1枚分なのですが、
どんなことを書こうかといろいろ考え
これが案外勉強になります。
季節について
道具について
歴史について
風習について
賢人について
などなど、みなさん様々な切り口で書いてきてくださいます。
朗読屋のアタシとしましては、毎回できるだけ
本の中から茶の湯に関することを引用させていただいておりますが、
今回とりあげたのは、ズバリ
『茶の本』
岡倉覚三/著、村岡博/訳の本です。
覚三は天心の本名。
そう、あの岡倉天心は茶の湯にも精通していました!
原題は『THE BOOK OF TEA』
茶について西洋人に理解させるために書いたものなので
英文で書かれ、またドイツ語やフランス語にも訳されているという。
読むと、日本人のはずのアタシ!
理解が行き届いていないこと多々ありで
「失礼しました」状態です(^^;
ただ単に解説するのではなく、
茶に関わるモノや人に
岡倉天心が“入れ込んで”書いてくれているので
読む方も感性で受け取れるところがあって面白いです。
件の“菜のはな便り”には、花について書かれてある部分を抜粋して
ご紹介しようかなと。
さて、作成、作成。