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コエトオトからはじまる

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高畑勲監督作品『セロ弾きのゴーシュ』

2008-11-28 20:51:21 | 朗読あれこれ



あまりに有名な宮沢賢治の作品、『セロ弾きのゴーシュ』。
これをアニメ映像化したもので、高畑作品の中に最高傑作がある!
ときいて観てみました。

『セロ弾きのゴーシュ』は、読むと自分の頭のなかで
その映像世界がどんどん膨らんでゆく楽しい作品ではないでしょうか?

その描いていた世界を全く裏切らないものでした。

どこかの村の美しい風景。
愛嬌のある動物たち(アタシはやっぱり子狸が好きかなぁ)。
楽器を奏でる指先やリズムに合わせた絵の動きにも引き込まれました。
すばらしい。

「インドの虎狩り」ってどんな曲だろう?って思いますよね。
これも面白い曲になってました。

ベートーベンの第六交響曲が映画のここかしこで響きますが、
冒頭、賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」が歌われ
とても素敵なイントロダクションになっています。
改めて「星めぐりの歌」をここに。


星めぐりの歌

あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす

アンドロメダのくもは
さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに
五つのばしたところ
小熊のひたひのうへは
そらのめぐりのめあて