里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

岡山山草会「実生栽培法」

2005年02月13日 | 山草会
年度途中で会の末席199番目に加えて貰った。
今日の例会は、「種子から育てる山野草」と言うテーマで、里山の山野草を復活させ
たい私としては、願ったり叶ったりの内容だったので、喜び勇んで出席した。
会場の岡山市半田山植物園会館へ行って見ると、(休眠会員が多いとの事であったが)
約30人もの人が出席して居られ、盛況であったのでビックリした。
ここでもご婦人の参加が多く圧倒され、片隅の席に着いた。

そうすると、実直そうな講師が、
「種子は採り播きが最も安全確実」 だが
「生育環境の違いで幼苗が育ち難い時は、タネを保存した後播かざるを得なくなり、
 そうすると発芽し難くなる」 「そこで様々な工夫が必要だ」
と、困難そうな話を淡々としてくれるので、新参者の私はますます片隅で萎縮した。

やがて、質問を許されたので、気を取り直して「ササユリ」の繁殖法を尋ねた。
なにしろ、私の山のなけなしのササユリもイノシシに食べられたり、町の心無い人の
盗掘ですっかり数が少なくなってしまい、何とかもっと数を増やしたいと思ったからだ。
所が、その実直な講師は、
「ササユリは発芽し難いです」「仮に里で発芽させる事ができてもウィルスに感染し易い
 ので、山へ移植すると今あるササユリも感染して枯れてしまう恐れがある」
「発芽し難いでしょうが、山へ直接播いてみるしかないですね」
と、宣告するのです。  意気込んでいた私は、全く意気消沈!です。

でも、帰りに「リシリヒナゲシ」の幼苗2鉢と「サクラソウ」のタネを戴いたので、これを
教材にして学び、その次に「ササユリ」の繁殖に挑戦して見る事にした。
「サクラソウ」については、レポートの提出が必要らしいので、種子も私も共に休眠する事
の無いように、何はともあれ頑張って見よう!

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