里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

石鎚山登山(1)

2008年07月07日 | 
一昨年の7月に町内の人達に誘われて石鎚神社を参拝した際、中腹の成就社越しに
見えた石鎚山が気にかかっていたが、どうした事か家内が「行こう!」と言うので
石鎚山登山バスツアーに参加した。
成就社の遥拝殿遥拝殿越しに見える雲中の石鎚山

ルートは、土小屋遙拝殿からのやや易しいコースだ。


先ず遙拝殿に参拝し、その脇を通って登山開始だ!
7/1~7/10が“山開き大祭”だそうで、信者達は山の霊力が最も旺盛なこの
10日間に、山の霊気に触れて石鎚大神のご神徳を戴きに来るのだという。
それに加えて私達のような有象無象が入り乱れて、それこそ幼児から80歳台の人
達までワンサワンサの大賑わいだ。
土小屋遙拝殿緩やかな上りの先に見えて来る矢筈岩

更に登ると、左手遠方に雲海が見え、後ろを振り返ると遙拝殿脇の白石ロッジが僅
かに見え、その下に国民宿舎の駐車場が見える。 もう完全に“雲の上の人”だ!

やがて前方に、頂上社の足元の絶壁の鎖場が見えて来る。 その手前の尾根を歩く
行列はまるでケシ粒ほどにしか見えない。 ヤレヤレ前途遼遠だ!

ようやく鳥居の所へ到着。 下からは成就社から登って来る人達が居てここで合流
する。 家内はもうとっくに脱落したので置き去りだ!

いよいよ難関の鎖場だ! ここから頂上社までの距離は約600mだが鎖場を登ると
大幅に短縮できるというのに、二の鎖は数珠つなぎでとても登れそうにない。
三の鎖は空いているようなので、止むを得ず迂回路に回り三の鎖を目指す。
二の鎖その上の三の鎖

いよいよ最後の難関だ!
既に一人が登っている。

後に続いて登り始めるが、壁が殆ど垂直に近い上に岩場の凹みや鎖の輪に登山靴が入り難い。

殆ど腕力だけで約68mを20分余りで登り切った!
いやはや年甲斐も無く冷や汗を掻いてしまった!

鎖を登った先は直ぐ頂上社だ。
標高は1974m、西日本の最高峰の狭い頂上は既に満員だった!




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