散歩していたらご近所の庭で、ザクロの鮮やかな朱赤色の花が咲いていた。
このザクロの果実、
子供の頃、近所の庭で稔った実を見上げては「美味しそうだなあ」と思ったものだ
が、貰っていざ食べてみると甘酸っぱくて結構美味しいものの、果肉が余りにも薄
くて辟易した記憶がある!
又、むかし子供をさらっては食べていた鬼子母神を教え諭した釈迦が、
「人肉が欲しくなったら替わりに食べよ」と言ったといい、人肉の味がするとも言
うそうだ。
人肉は、果たして甘酸っぱい味がするのだろうか? 興味深いが、こればかりは確
かめるわけにはいかない!
〔花(→横顔)と実〕
ザクロ(ザクロ科、ザクロ属)
西アジア原産の落葉小高木で、日本へは平安時代に中国経由で渡来した。
樹高は5m程度で、若い枝には稜があり、短枝の先は棘となる。
葉は、2~5cmほどの長楕円形で鋸歯はない。
花期は6月で、花弁6枚の朱赤色の花をつけ、8~9月になると果実(球形)が熟
して割れ、中から種子を包む紫紅色の果肉が見える。
果肉は薄いが、甘酸っぱくて老化や更年期障害に効果があると言われている。
(名前の由来)
安石国(ペルシャ北方)から中国に伝わり、実が瘤(こぶ)に似ている事から、
“安石瘤”略して“石瘤”と呼ばれていたが、後に“石榴”とした。
日本では、“石榴”の音読みで“ザクロ”と呼ばれている。
鬼子母神(きしもじん、きしぼじん)
元はインドの神様で、500人もの子供を生みながら、常に他人の子供をさらって来
ては食べていた。
それを知った釈迦が鬼神が最も愛していた末子を隠し、うろたえる鬼神に対して子
を失う親の苦しみを悟らせて仏教に帰依させ、以来、仏教と子供の守護神となった
という。 現在では、子宝・安産や盗難除けのご利益があるとして信仰されている。
又、ザクロとの関係については、
・釈迦が、人肉に似た味がするので「人肉が欲しくなったら替わりに食べよ」と諭
したと言う説があるが、
・ザクロは、果実の中に小さな実をたくさん持っている事から、鬼子母神像は子孫
繁栄を願って、懐に子供を抱き、片手にザクロの枝(又は果実)を持っていると
されている。
このザクロの果実、
子供の頃、近所の庭で稔った実を見上げては「美味しそうだなあ」と思ったものだ
が、貰っていざ食べてみると甘酸っぱくて結構美味しいものの、果肉が余りにも薄
くて辟易した記憶がある!
又、むかし子供をさらっては食べていた鬼子母神を教え諭した釈迦が、
「人肉が欲しくなったら替わりに食べよ」と言ったといい、人肉の味がするとも言
うそうだ。
人肉は、果たして甘酸っぱい味がするのだろうか? 興味深いが、こればかりは確
かめるわけにはいかない!
〔花(→横顔)と実〕
<> |
ザクロ(ザクロ科、ザクロ属)
西アジア原産の落葉小高木で、日本へは平安時代に中国経由で渡来した。
樹高は5m程度で、若い枝には稜があり、短枝の先は棘となる。
葉は、2~5cmほどの長楕円形で鋸歯はない。
花期は6月で、花弁6枚の朱赤色の花をつけ、8~9月になると果実(球形)が熟
して割れ、中から種子を包む紫紅色の果肉が見える。
果肉は薄いが、甘酸っぱくて老化や更年期障害に効果があると言われている。
(名前の由来)
安石国(ペルシャ北方)から中国に伝わり、実が瘤(こぶ)に似ている事から、
“安石瘤”略して“石瘤”と呼ばれていたが、後に“石榴”とした。
日本では、“石榴”の音読みで“ザクロ”と呼ばれている。
鬼子母神(きしもじん、きしぼじん)
元はインドの神様で、500人もの子供を生みながら、常に他人の子供をさらって来
ては食べていた。
それを知った釈迦が鬼神が最も愛していた末子を隠し、うろたえる鬼神に対して子
を失う親の苦しみを悟らせて仏教に帰依させ、以来、仏教と子供の守護神となった
という。 現在では、子宝・安産や盗難除けのご利益があるとして信仰されている。
又、ザクロとの関係については、
・釈迦が、人肉に似た味がするので「人肉が欲しくなったら替わりに食べよ」と諭
したと言う説があるが、
・ザクロは、果実の中に小さな実をたくさん持っている事から、鬼子母神像は子孫
繁栄を願って、懐に子供を抱き、片手にザクロの枝(又は果実)を持っていると
されている。
酸っぱいし実も小さいので全部食べたかどうか記憶にありません。
もう一本背丈の低い花ザクロもありましたがこれは実が成りませんね。
鬼子母神のお話は初めてしりました。
ザクロやイチジクは日本のものかと思っていましたが海外から来てるんですね。
aki さんも人肉を食べた事があるのですね!
色々な植物が外国から渡来し、夫々に面白い言い伝えがあります。
それを知って改めて見ると、また別の面白さがあって楽しくなりますね。