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里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

マツタケ山

2007年04月11日 | 
珍しく舅が電話をして来て、「マツタケ山を買わないか?」と言う。
「山の良し悪しと値段次第では買っても良い」と一端の返事をした所、
「すぐ来い!」と言う事になった。

早速出かけ、先方の案内で高梁市の14町歩と井原市の1.2町歩を見て回ったが、
どちらの山も赤松の樹齢が80年を超えているようで、これから先マツタケが生え
て来るのはおぼつかない感じがした。
と言うのも、
「マツタケは赤松の樹齢が30年くらいから生え始め、45~55年でピークとな
 り、80年を過ぎると生えなくなる」
と言われているらしいからだ。

先方へ、「値段次第で買っても良い」 と返答して家路に着いたが、それにしても
近年の里山の荒廃は酷い。
枯れ木が倒れ、茂った広葉樹が密集して入り込む隙間も無く、落ち葉が積もってク
ッションの上を歩いているようだ。 おまけに、酸性雨が降り、温暖化で松くい虫
が県北部まで押し寄せて居る。

我が家の周辺では昭和50年頃から赤松は全滅で、最近182号線沿いの三和町辺
りでも松枯れが相当酷くなっている。
この分では、嘗て日本一を誇った広島県のマツタケ生産量と売買の主導権も夢物語
になり、やがて岩手県辺りに取って代わられそうで残念な事だ。

それにしても先方がどう返事して来るか分からないが、こんな状況で買っても良い
のだろうか? それとも買えたら皆伐して松を植林してやるか? そうすれば私が
100歳になった頃から生え始めるが…。 又、悩ましい宿題になるかも?



まつたけ十字軍

2005年11月16日 | 
朝日新聞の記事に、「まつたけ十字軍」が「まつたけ山復活させ隊!」を結集して活躍中とあった。
京都出身で、岩手県岩泉町にあった「岩泉まつたけ研究所」の所長を15年務めた
吉村文彦さんが、今春研究所閉鎖を機に京都に帰り、知人と「都まつたけ」を復活させる為に活躍中と言う。

私も何とか松茸を復活させたいと思い、山林を購入し、参考書を読みながら山の手入れをして来たのですが、なんとその参考書の著者が吉村さんだったのです。

一度折を見て、後学の為に見学に行って見るとしよう。

初椎茸

2005年11月08日 | 
昨年の2月に植菌しておいた椎茸が初めて生え始めた。
今年は松茸がサッパリだったので、神様が同情してくれたのだろう。
早速焼いて食べたが、自分の栽培した椎茸は格別美味であった。
これから気温が下がるとドンドン生えて来る筈で、今から楽しみな事である。

松茸狩り

2005年10月16日 | 
今日は、家内と2人で舅の山へ松茸狩りに行った。
所が、舐めるように隅々まで探したのに家内が親指大を1本ゲットしただけであっ
た。
例年ならこの時期は数キログラムの収穫があるのに、今年は夏の高温と秋の雨不足
が祟ったらしい。

岩手県では雨が続き、大豊作になったのは良いが、値段は半値になってしまったそ
うだ。
全国一の松茸所、広島県(甲山町)も岩手県産で凌いだそうで、何ともいやはや自
然相手ではバンザイである。

椎 茸

2004年02月21日 | 
嘗て、岩手県岩泉町は、某首相が導入した“ふるさと創生資金1億円”をベースにして、1990年に「岩泉まつたけ研究所」を設立し、マツタケ生産量を増やす研究をして実績をあげ、その後「岩泉式まつたけ山の作り方」なる本を発行した。
早速購入して読んで見た所、「直径5cm以上の雑木は落ち葉が多く、地面の湿気が多くなりマツタケ菌が死んでしまう」 と書いてあった。
そこで、そうはさせじと本の教えるままに雑木を伐採し、返す刀で(雑木の中からクヌギを選び出して)椎茸を植菌した。
来年の春には椎茸がムクムク、その次はマツタケが……と今から楽しみだ。
某首相もその時は“予算のばら蒔きだ”と批判されたが、岩泉町のマツタケ増産には役立ったらしいので、当方へも少し恩恵を戴きたいものである。