りすこ寫眞(しゃしん)

日常の風景を 気の向くままに撮ってみました

山口より

2006-04-11 | 日々こもごも寫眞
春休みということで
山口県より甥っ子×2が我が家へ遊びにやってきた

まぁ ずいぶん会わないうちに大きくなったもんだねぇ

子どもの成長を見て時間の流れる速度にはっとさせられる

これって私もずいぶん老けたってことよね

でもねぇ おねぇちゃん(おばちゃんとは呼ばせない) 

実は中身は全然進歩してないの 

あなた達がオシメの頃から

バレたかな??



それにしても何ていうのか・・



『まるで他人の気がしない・・



待ち合わせをした夜に道頓堀のビックリドンキーで

テーブルはさんで彼らの顔を ボンヤリ眺めながら思ったこと

まぁ当たり前のことなんだけど 血が繋がっているのだから

だけど不思議なものだと思う 

血が繋がっているというだけで

なんでこんなにも愛おしかったり暖かかったりするんだろう

よくわからないけれど

きっと理屈じゃあないんだろう



次の日

朝から釣竿と餌を持って松ノ浜埠頭に出かける

防波堤によじ登り大阪の海を見渡した

海ははるか下のほうにあって

海にたどりつくまで 無数のテトラポットが敷き詰められていた

ここから落ちたら痛いどころじゃすまないよね・・

風が強くて足がすくむ

テトラポットの間って魚の住みかになっているんだそうだ(長男曰く)

長男はうれしそうに壊れたはしごをスルスルと降りてゆき

テトラポットの上をいとも容易くぴょんぴょん飛び移る

お願いだから足をすべらさないでね 

痛いどころじゃすまないと思うよ絶対・・

私と次男は高い堤防の上に座り込んで 

持ってきたおかしをパクパク食べながら

長男が釣りをする姿を見守っていた

うちの近所にこんなところがあったなんて今日まで知らなかったな

この辺は工場や倉庫が多くて 

昼休み中の作業服のおじさんたちが 

あちらこちらでまったりとひなたぼっこをしていた

暖かい日差しと強い風と青い海と

スローモーションのように流れる時間

どこまでも 平和な休日だな


何にもせずにぼーっと過ごしていたけれど

おねえちゃんは結構楽しかったんだ

さびきを気前よく沢山まいてみたのに いっぴきも釣れなかったのことも

なんだか微笑ましくておかしかったよ

高い防波堤の上から3人で 泉州の海を見渡したこの日のことをいつか思い出してね

おねえちゃんはずっと覚えていると思うよ